えちこの旅ブログ

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【マラソンレポ】2024年 水戸黄門漫遊マラソン

先週末、10月27日に茨城県水戸市で開催された「水戸黄門漫遊マラソン」に出場しました。

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正直結果は散々だったのですが、大会の運営自体は凄くいい!と思えた事が沢山あったので、そちらをレポしたいと思います。

mitokomon-manyu-marathon.com

早速、宿泊先で応援を受ける

今回、マラソンに出場するにあたり宿泊したのがJR水戸駅近郊の「コートホテル水戸」

枕元にコンセントがなかったり、シャワーのお湯の温度は、お湯と水の蛇口をそれぞれひねって調整しないといけなかったり、上階や廊下の音が結構響いたり・・・と、古めのビジネスホテルにありがちなマイナス点はありましたが、

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入口の壁に、このような応援メッセージが。嬉しいお心遣い。

加えて、チェックインの際にマラソン大会に出場するかを聞かれ「はい!」と元気いっぱい答えたら、レース前に飲むジェルを頂けました。(元気いっぱい答えなくても、出場する方にはもらえます。)

コンビニで調達しようと思っていたので、とてもありがたかったです。

街をあげて、応援してくださっているのが伝わるサービスでした。

スタート&ゴールは水戸駅近でアクセス良好!

私が今まで出場したマラソン大会の多くは、スタートとゴール位置が異なるものが大半でした。

遠征旅ランの場合、そういう場合に悩むのが「スタートとゴール、どちらに近いホテルを選ぶか」

まぁ、ほとんどの場合、スタート地点に楽に行ける場所を選ぶのですが、そうするとゴールしてから疲れた体で電車やらバスに乗ってホテルまで戻ってこないといけない訳です。

が、今回の「水戸黄門漫遊マラソン」は、スタートとゴール地点がほぼ同じ位置。

スタート地点は、国道50号線にある南町2丁目交差点、ゴールは県三の丸庁舎。

JR水戸駅から徒歩10分程度の場所でした。

水戸駅近辺のホテルに滞在しておけば、スタート前もゴール後も、交通機関に乗ることなく歩いてホテルと会場間を移動できます。これ、時間と体の余計な負担がなくてかなり楽ちん!

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そして、女性ランナーは更衣室としてホテルの宴会場が使用できました。

(2か所のホテルに分散されていて、私はこちらの水戸京成ホテルでした。)

荷物もそのまま会場に置いておけるので、戻ってきたら受け取ってすぐ着替えることができました。

東京マラソンの時は、荷物受け取ってから更衣室となっている場所までやたら歩かされたんですよね。人数多いから仕方ないことだとは思うんですが、フルマラソン後に重い荷物持って移動すんの、すんごいしんどかった。寒かったし。まぁ、荷物が重いのは自分のせいでもあるんですけど・・・

スタート前にホテルのお手洗いも使えたし、ゴール後に女性だけのサービスみたいでしたが、クイッと一口分のトマトジュースの提供サービスもありました。

疲れた体にリコピン、沁みました。

スタートから1時間強は、超快晴

私は、今までフルマラソン以外も含めると40回近く大会に出ていますが、雨に降られたのは過去2回。その2回も、終日ではなく途中からとか、降ったり止んだり、とか。

この日の天気予報も、元々降水確率60%ぐらいだったんですが、当日の朝の天気は・・・
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超快晴。晴れ女が過ぎました。

雨よりいいか、とも思ったんですが、これはちょっと暑すぎる・・・

スタート地点で、じっと立っているだけで暑いです。この気温でフルマラソン走るんですか?そうですか。

予想最高気温は23度だそうです。フルマラソンの適温は10度程度と聞いています。

倍以上あるんですけど。今、10月下旬ですけど。

スタート前、ゲストのバルセロナ五輪代表・谷口浩美さんから

「給水は慎重に、気を付けてくださいね」とありがたいお言葉がありました。

説得力が違います。

そして、今年還暦を迎えた増田明美さんが、10年ぶりにフルマラソンに出場されていました。結局走っているお姿を見ることができませんでしたが、5時間10分台で完走されたとこのこと。

折り返しで何度かすれ違っていたはずなんですけどね。しんどすぎて、増田さんの姿を探す余裕なかったです。

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暑いのは気になるけれど、寒さにすこぶる弱い私は「寒いより、いいかもしれん」とこの時は思っていました。

気温は上がり続け、日差しも照り続け、風はほぼ無風。

あっつい。すっごく暑い。給水所の水もどんどんなくなるのか、ボランティアの学生さんたち大忙し。

公式エイドの水だけでは足りず、私設エイドの方たちの給水にもお世話になりながら、15キロ地点までは自己ベストペースで走れました。

ハーフ手前でよぎる初のリタイヤ

が、15キロ過ぎたあたりから一気に調子が狂います。

水分を普段より多めに取っていたせいで、胃がいっぱい。

朝ごはんに食べたカステラが、胃の中で水分吸って膨張したんかと思う程。(カステラ、丸飲みしたんか。)

足はどこも痛くないのに、体全体に力が入らず、思うように走れなくなりました。

まだハーフ(半分)にも達していないのに、この状態。あと2時間以上も走れる?

初めてリタイヤの文字が頭をよぎりました。

ですが、その後空を一気に雲が覆いはじめ、強い日差しが届かなくなったため、暑さがマシに。

だからといって調子が戻ることもなく、ペースは落ちて、上り坂ではエネルギーを消費しないよう歩き、給水所の度に歩いて水とスポドリを飲み、後半は平坦な道でも度々歩いてしまう始末。

固形物を受け付けず、エイドの給食は結局塩分タブレット以外、口にすることができませんでした。

公式だけでなく、私設エイドも沢山あって、色々おもてなししてくださっていたのですが、水分以外全部スルーしました。残念です。

しんどい中、声をかけてくださる水戸の皆さんの応援、ホンマにありがたかったです。

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あー、もうしんどいわー

と思いながら、思わず撮った綺麗なコスモス。スタートから3時間半ほど経過。

マラソン大会じゃなく、ただの散歩です。

コースはアップダウンもさほどなく、非常に走りやすいコースではありました。それなのに全然体が言う事を聞きません。大会中にこんなに歩いたの、本当に久しぶり。

この日の暑さのせいもありますが、今年の夏はずっと走る度に胃痛があって、思うように走れていませんでした。単に練習不足。結局それに尽きると思います。

途中、エイドのコーラがめっちゃ美味しかったです。普段、全然飲まないんですけど、マラソンの途中で飲むコーラはマジでめっちゃ美味しい。(その後、ゲップ出るけど。)

私設エイドでもコーラ提供してくださっていたので、立ち止まってゆっくり飲みました。あれ?私、水戸にコーラ飲みに来たんでしたっけ?

30キロから35キロに向かう後半戦。

偕楽園で水戸黄門様&助さん&格さんに遭遇し、千波湖の周回に一生続くかのような長さを感じながらも、ハーフ手前でリタイヤするかもしれない、と思ってからなんだかんだとラスト3キロ地点までやってくることができました。
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でっかいみとちゃんが「あと少しだよ、頑張れ」と応援してくれています。(幻聴聞こえるなら、今すぐリタイヤした方がいいです。)

このあと、トンネルに突入したのですが、そこではキラキラ光るペンライトを振った方たちと、音楽での大応援。

凄く楽しくなって、ここの瞬間は凄く元気に走れました。この勢いであと少し!と思ったのもつかの間、最後1キロが激坂。

城がゴールの大会って、大体最後坂なのよ。城攻めなのよ。そんな元気もう残っちゃいないのよ。

ようやく見えたゴールゲート。最後の力振り絞って、気力でゴール!
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はー、疲れた。

4時間50分を何とか切ったものの、今年の3月、ベストタイムを更新した東京マラソンに比べたら、30分以上遅いタイムでのゴールでした。

ただ、ふくらはぎに張りがあるものの、途中沢山歩いたおかげで足はどっこも痛くないです。翌日も軽い筋肉程度。

久々に足の爪が昔のビジュアル系の唇ばりに真紫色に変色していましたけど。終わってから爪が痛い事に初めて気づきました。

ホテルで爪切りぶっさして、血抜きしました。そのうち、爪はがれると思います。

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ゴール後、広場にて黄門様軍団がランナーと記念撮影していました。

せっかくなので私も・・・と思ったけど、人気で行列できたので諦めました。そして後ろ姿だけ隠し撮り。

完走メダルは、黄門様の必需品

この大会を知って、出たい!と思った要因の一つが完走メダル。

正直、もらったあとの使い道一切ないけど、もらえるとやっぱり嬉しい。
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だって、見てください!印籠ですよ、印籠!

徳川家の家紋入りメダル。

どうなることかと思いましたが、無事、21回目のフルマラソン完走でゲットできました。
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ちなみに後ろは黄門様&助さん&格さんのシルエットで、なかなか凝ったデザインです。
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駅前の黄門様像をバックにメダルを撮ってる人がいて、それいいな!と私もまんま真似して撮りました。

今回は、非常に残念な結果で、反省点だらけのレースとなってしまいました。

凄くいい大会だっただけに、こんな結果で終わってしまったことが本当に残念。

が、終わったものはしょうがないので、この反省を糧に次のレースに活かしたいと思います。

あんなにしんどい思いしたのに、結局次のレースの事考えてるんですよね。

フルマラソンの魅力って怖い。

 

五島列島・福江島をドライブ観光 後編|2024年「推し活」旅 第六弾in長崎③

福江島ドライブ観光の続き。

iechiko.hatenablog.com

香珠子海水浴場

島に来たら、海が見たい。(本当はシュノーケリングとかもやりたかったけれど、季節的に終わってました。)

という訳で、鐙瀬溶岩海岸から10分少々車を走らせ、香珠子海水浴場にやってきました。

わー!海、綺麗、綺麗!!

溶岩海岸のゴツゴツした雰囲気も良かったけれど、やっぱりこの綺麗な砂浜と海の景色がより感激します。

既にシーズンオフになっていますが、どなたかがきちんと清掃されているのか、砂浜は一面とても綺麗でした。

この海を見ながら、脳内にはずっとコブクロの「ここにしか咲かない花」が流れていました。

この歌の主題歌のドラマ『瑠璃の島』の舞台は鳩間島なんですけどね。

ほんで、ドラマ見てないんですけどね。

なのに、美しい島の海見たら脳内に♪あの優しかった場所は 今でも 変わらずに 僕を待ってくれていますか♪と流れるの何故なんでしょう。

綺麗な海は、見ているだけで落ち着きます。

海なし県(奈良)育ちなので、僕を待ってくれている思い出の海の景色なんてないんですけどね。

ランチ「五島列島製麵所」

一人旅の時は、移動や観光に忙しくてランチをまともに食べない事も多いですが、自分たちのペースで回れるドライブ旅なので、ちゃんとランチも食べます。(普通、それが当たり前。)

訪れたのは五島列島製麺所さん。

とても新しいお店で、店内はオープンカウンターになっていて、明るく綺麗。店員さんは見た限り、女性ばかりでした。

また、店内に売店もありました。

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注文したのは、えーっと・・・おろしナスの蕎麦。(名前忘れたので、写真で見たまま書いてます。)

美味しゅうございました。

ナスって、子供の時嫌いだったけど、大人になって大好きになった食べ物ナンバー1,2を争います。ちなみに、争っている相手は納豆です。

井持浦教会

福江島で2つ目の教会へ。

なお、行きたい場所は数か所のみあらかじめ決めていたのですが、それ以外はレンタカー屋さんの車についてきた観光おすすめマップを見て、近い所をナビに入れて行く、というスタイルでまわっていました。

125回も行われているルルド祭。

「いらっしゃい」と両手を差し伸べて出迎えていだきました。

井持浦教会は、1897年創建。五島で最初の煉瓦建築による教会です。午前中に訪れた堂崎天主堂よりも古いです。

現在の建物は1987年の改装後のものだそう。

いずれの教会も内部の撮影は禁止です。祈りの場ですから。大体のお寺や神社もそうですもんね。

歴史は感じますが、非常に清潔で静寂な空間。

祭壇やステンドグラス、内部の梁など教会ごとに違いがあって、それらを見るのも非常に興味深かったです。

裏手には、1897年に建設されたルルドがあります。

ルルドというのは、フランスにあるカトリックの聖地でもある街の名前なのですが、その場所で起こった奇跡にあやかり、世界中でマリア像が収められた「ルルド」が造られるようになったとか。

こちらの井浦持教会のルルドが、日本で造られた一番最初のルルドなのだそうです。

大瀬崎灯台展望台

大瀬崎灯台は断崖の上に立つ灯台で、朝ドラ『舞いあがれ!』のロケ地にもなった場所だそうです。

はい、すいません、朝ドラ見る習慣なくて一切見ていません・・・(割とエンタメ押さえているつもりなんですけど、こうやって旅に出て色んな場所に行くと、やっぱり知らないもの多いな・・・と気づかされます。)

その灯台を上から見られる展望台があります。

ここからの景色が絶景!おすすめです。ま、行ったとこ全部おすすめではありますが。

断崖絶壁に立つ灯台。

あれをメンテナンスする為には、あそこまで人が行くってことですよね。道、あるのか・・?

個人的には、灯台の逆サイドの景色の方が好きでした。

この連なる山の感じ、湾曲する崖の感じ、めっちゃ好きです。(人は本当にいい物を見ると「いい」とか「好き」とか、単純な言葉しか言えなくなるもんです。と自らの語彙力の低さをフォローするためにそう信じています。)

海は広いな、大きいな。(突然の歌唱タイム)

高浜海水浴場

私も友人も海が好きなので、泳ぐ訳でもないのに海水浴場巡り。

海なんて、こんなもん何ぼ見てもいいですからね。

高浜海水浴場は、五島屈指のビーチのようでガイドブックなどでもよく見かけました。

時刻は15時過ぎ。段々と日暮れに向かう時間の海も、また美しいです。

「日本渚百選」にも選ばれているビーチだそうです。

個人的シーズンオフのビーチでの過ごし方。

その1 写真を撮る。

その2 ただ海を見つめる。

その3 コブクロの「ここにしか咲かない花」を脳内再生する。

その4 貝がら集めに興じる友人を見つめる。

水ノ浦教会

福江島の教会3か所目。

元々の教会は1880年に建立されましたが、老朽化により解体。

その後、1938年(昭和13年)に教会建築家であった鉄川与助氏によって現在の教会が建造されました。

この鉄川与助さんという方、長崎を中心に数多くのカトリック教会を手掛けた方で、今回五島の教会を巡っている中で何度もお名前を目にしました。

ウィキペディア師匠で改めて鉄川さんの事を調べたら、この方自身は仏教徒だったそうです。

今まで見た教会とは違う、白亜の木造教会。青い空に映えて非常に美しかったです。

楠原教会

福江島の教会4か所目。

1912年に建造された教会。

入口前にヤシノキが立っているのが、南国らしいです。(いや、でも五島って、南国にあたる・・・のか?)

ここに到着したのは16時20分過ぎ。教会は大体16時には閉まってしまうので、建物を外から眺めるだけのつもりで来たのですが、たまたま教会の方がいらっしゃって「中、見られますか?見るならどうぞ。」と声を掛けてくださいました。

せっかくのご厚意に甘えて、中も入らせて頂きました。

鍵を閉めに来られたみたいですが、私たちが来たので見終わるまで待っててくださいました。何だかすいません。そしてありがとうございます。

ヨーロッパの教会は、実際に行った事はほとんどないのですが、もっとこう豪華絢爛で、ステンドグラスや彫刻が沢山施されている建物が多い印象です。

建物自体の規模が違うし、キリスト教の宗派によっても違うかもしれないので、素人が比較するものでもないとは思うんですが、福江島の教会は豪華絢爛さはないものの、その分心穏やかに静かに過ごせ、島民の方にとって身近にある祈りの場所なんだなと感じました。

魚津ヶ崎公園

福江島ドライブ、最後に訪れたのは楠原教会からもほど近い魚津ヶ崎公園

キャンプ場も併設されているようですが、シーズンオフなのか人気はゼロ。

めちゃめちゃ風が強くて、それを体現してくれている木がいました。

頑張れ。

島の1日が終わっていく。

このあと、朝到着した福江港方面まで戻り、レンタカーを返却後ホテルにチェックイン。

明日の朝、また次の島に移動するので港から徒歩圏内(徒歩約10分)のホテル「SERENDIP HOTEL GOTO (セレンディップホテル五島)」に宿泊しました。

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綺麗な和室のお部屋。

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朝食も美味しかったです。

普段、感嘆にグラノーラで済ませているので、朝からこんな豪華な洋食プレート食べれたら、1日の始まりが楽しくなります。

SERENDIP HOTEL GOTO(セレンディップ ホテル ゴトー)<五島・福江島>

次回は、上五島の島の一つ、中通島を巡ります。

 

 

2024年 京の都の1000年が蘇る「時代祭」

先日、京都三大祭りの一つ「時代祭」を鑑賞してきました。

三大祭り、残り2つは5月に開催される「葵祭」と7月に開催される「祇園祭」です。

葵祭と祇園祭には昨年足を運んだので、今年は昨年行けなかった時代祭を見学。

歴史ある京都の三大祭り、今さらながらちゃんと全部見る事ができました。

時代祭りとは

時代祭りは、平安神宮の大祭で、始まりは明治28年。

平安神宮の創建と、平安遷都1100年の記念祭りとして時代風俗行事が行われ、これが今の時代祭りに繋がっています。

平安神宮って「平安」って名前が付いているから古い神社のようですが、創建は明治28年と比較的新しい神社なんですよね。

映画『舞妓Haaaan!』で阿部サダヲさんが迷子になっていた場所です。

未だに行くと「ななはーーーーーーんっっ!」って言いたくなります。

開催日は、遷都の日にあたる10月22日

約2000人の人々が、明治維新から平安時代までの時代を再現した衣装に身を包み、約2キロに渡って行列を行います。

その姿は、数百年に渡る都の歴史を鑑賞でき、「動く時代絵巻」とも称されています。

行列のルート

行列は、京都御所の建礼門を12:00に出発した後、烏丸御池駅、京都市役所前を通り、最終14:30に平安神宮に到着します。

時間は、行列の先頭が通る時間なので、後列の通過時間はもっと後になります。

今回私は、烏丸通沿い、烏丸御池駅と丸太町駅のちょうど間辺りで見学しました。

烏丸御池駅の通過時間予定時間は12:50。

12:00過ぎの時点で、場所取りをしている方はいましたが、それほど混雑している事もありませんでした。

行列が始まってからも、車道沿いに1列に人が並んでいる程度。(人の後ろに立って、頭越しに見ないといけない、なんてことはありませんでした。)

平日だったこともありますし、あと行列が全部通り過ぎるまで約2時間かかります。

結構途中で皆さん離脱していかれるので、適時道も空いていました。

明治維新から平安時代に遡る時代行列

行列は、明治から平安、と時代を遡って進みます。

その前に、府議会議長さんや市長さんなどを乗せた馬車が通っていきました。

皆さん、お手をふりふり、お祭りを楽しんでおられるようで微笑ましかったです。

(目上の議員さんに向かって「微笑ましい」は失礼かもしれませんが、なんかテーマパークのパレードみたいで・・・)

時代祭り、始まるよー

明治維新時代

時代の転換ごとに、このように旗手の方が旗を持って先導されているので、今、どの時代のどのような人々の行列なのか、分かりやすかったです。

維新勤皇隊列

笛の音を奏でながらの行進。

音楽を奏でていたのは、この団体ぐらい。あとは太鼓を叩いたり、ほら貝を吹いたりしながら歩く方はいましたが、基本的に皆さん静かに通りを歩いて行かれる様を見るという感じ。

掲げているのは、錦の御旗でしょうか。にしては、布地オレンジやけど・・・

維新志士隊

明治維新に活躍した志士たちがご登場。

桂小五郎さんに、西郷隆盛さん。

坂本龍馬さんに、桂小五郎さん。

その他、高杉晋作さん、吉田松陰さん、橋本佐内さんなどなど、明治維新時代の大河ドラマに必須な偉人たちが続々といらっしゃいました。

七卿落(しちきょうおち)

倒幕に敗れ、京都から追放された七人の公卿たち。(の姿をちゃんと撮影していなかった・・・)

江戸時代

徳川城使上洛列

朝廷への城使。行列を先導する槍持、傘持、挟箱持ちの掛け声とパフォーマンスが面白かったです。

「めっちゃ重いんすよ、この箱~」と沿道のお客さんに話すお兄さんなんかもいたりして、陽気な雰囲気の団体でした。

行列の中に、お馬さんの姿も多々見られました。

下を向いてチマチマ歩く姿は、ちょっと嫌そう・・・そりゃ嫌だよな。

訳も分からず、飾り立てられて車道を歩かされるんだから。

江戸時代婦人列

当時の女性の衣装や髪型が、そのまま再現されています。

和宮さん、お綺麗でした。

出雲阿国さん。

私が知る、一番昔の女性芸能人の名前はこの方かもしれない。

安土桃山時代

風に煽られる安土桃山時代。

豊公参朝列

豊臣秀吉の参朝のうち、最も盛んであった際の様子を再現したもの。

この牛車、結構年季入っているようで、ギーギー音を鳴らしながら進んでいました。

織田公上洛列

1568年、織田信長が上洛した際の様子を再現。

豊臣(羽柴)秀吉公

織田信長公。なかなか渋めのおじさまでした。

個人的に結構好きな武将、柴田勝家。

室町時代

室町幕府執政列

足利将軍を中心に、当時の武士の軽武装姿での登場。

軽武装とは言いますが、室町時代の装束って他の時代に比べて、色が凄い華やかだなーというのが見ての感想。

「武士」と一重に言っても、時代ごとにその衣装の様子も変わるのが見ていて面白かったです。

幕末時代の志士って、この頃に比べたらより動きやすいというか、簡素な服装ですもんね。

室町洛中風俗列

16世紀、京の町衆によって催された「風流踊り」の再現。

吉野時代

日本史では「南北朝時代」と習う時代。

楠公上洛列

1333年、隠岐に島流しされていた後醍醐天皇が脱出し上洛。

その際、上洛を導いた楠木正成一行の様子。

中世婦人列

大原女、桂女の皆様。

静御前さん。

観客の中に海外の方も多くいたのですが、この辺の細かい時代背景とか人物とか全然分からないと、単に昔の衣装着た日本人が歩いてるなーみたいな感覚だと思うんですよね。

それはそれで珍しくて、古い日本の風俗を見るだけでも面白いとは思うんですが、こうやって実在の人物が多く登場されるので、各歴史の歴史や人物を知っている方がより楽しめる行列だな、と思いました。

鎌倉時代

城南流鏑馬列

私、高校時代(ど下手な)弓道部だったんですけど、止まっていても外すのに、走っている馬に乗りながら弓を射るって超難しいと思います。流鏑馬される方、凄いです。(感想、ただの素人。)

藤原時代

藤原公卿参朝列

平安中期以降、藤原氏が最も栄えた時代の様子。

まさに、今年の大河ドラマの時代ですね。(見てないんですけど・・・)

平安時代婦人列

清少納言さんと共に、大河の主役・紫式部さんもご登場。

このお祭りが、もっと世俗的であれば、吉高由里子さんがゲストで登場!なんてこともあるのかもしれませんが、それは歴史ある京のお祭り。そんなサプライズはありません。

延暦時代

延暦武官行進列

東征を終えた坂上田村麻呂が、平安京に凱旋する様子を再現。

延暦武官参朝列

平安時代が始まったばかりの頃、まだ唐の特色が残る服装。(と、行列説明を調べていたら書いてあって、今更ながら「なるほどー」と思って書いています、私も。)

各時代の風俗を模した行列はここで終わり。

神饌講社列

時代祭当日、神饌物を貢献する方たち。

前列

神幸列の前を行く列。子供たちの着ているお衣装が非常に素敵でした。

神幸列(しんこうれつ)

こちらの御鳳輩を中心とする神幸の本列。

「神幸」という言葉を今回初めて目にしたのですが

goo辞書で調べたところ

祭事遷宮などのとき、神体がその鎮座する神社から他所へ赴くこと。

だそうです。また一つ、賢くなりました。

白川女献花列

平安時代中頃から、御所に花を届けていたとされる白川女。
この行列では、神前に供える花を乗せて歩いておられます。

このあと、最後に弓箭組列が続くのですが、その方たちの写真撮っていませんでした・・・

時代祭りを見終えての感想

行列の先頭から、最後の団体が通るまで実に約2時間。

途中、歩行者を渡らせるために行列を止めることもあり、結構頻繁に行列はストップします。(あとは、馬さんや牛さんが途中で動かなくなって止まっている、というパターンもあったかもです。以前、葵祭でそういう状況目の当たりにしたので。)

その間、やや見る側に手持ち無沙汰感と言いますか、微妙な時間が流れます。

その度に私は、じっとするのを我慢できないお馬さんが、ウロウロ周囲を徘徊する姿を眺めたり、ストレスからか前足をガシガシと掻くお馬さんの姿を眺めたり、そんなお馬さんを上手になだめる調教師さんの姿を眺めたり、とにかくちょうど目の前にいる時は、ずっとお馬さんを見ていました。

好きなんです、お馬さん。マジで乗馬習いたい。

そんなお馬さんや牛さんから、ほんのり動物臭が漂ってくるのも現場で見るならではの体験でした。

お祭りと言えば、笛や太鼓の演奏や掛け声、など音も重要な要素の一つかな、と思いますが、そういう意味での盛り上がりはこのお祭りにはありません。

大多数の方が、無言でしずしずと目の前を歩いて行かれるのを眺める、というお祭りなので。

それもあってか、近くにいた海外の観光客の方は、結構すぐに飽きている感じがありました・・・

先に書いたように、日本の歴史の移り変わりが分からなければ、いまいち面白みは伝わらないのかも・・・?

個人的には、各時代の衣装や髪型、時代を代表する偉人の姿と、京都の1100年分の歴史を一気に見る事ができて、面白かったです。

ただ、正直、一度見たらもういいかな。うん。

おまけ

烏丸御池駅から徒歩7分の場所にある御金神社

名前の通り、金運のご利益がある神社です。鳥居も金色。小さな神社ですが、外国人観光客の方も沢山いるし、前がすぐ車道なので、交通整理をする警備員さんもいらっしゃいました。

ここでしっかり祈願したので、今後も安定した資産運用ができる…はず。

 

京都三大祭りを訪れたその他のブログはこちら。

iechiko.hatenablog.com

(上賀茂神社の記事の中で、葵祭についても紹介しています。)

iechiko.hatenablog.com

iechiko.hatenablog.com

iechiko.hatenablog.com

iechiko.hatenablog.com

iechiko.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

五島列島・福江島をドライブ観光 前編|2024年「推し活」旅 第六弾in長崎②

複数の島々から形成される五島列島。

若松島より北が「上五島」、奈留島より南が「下五島」と呼ばれています。

まずは、博多から深夜フェリーに乗船し、下五島の中心となる福江島にやってきました。

iechiko.hatenablog.com

普段は公共交通機関を駆使して旅している私が、最も苦労するのが島旅。

やはり島は車がないと、観光するのが不便です。

今回は友人がレンタカーを運転してくれたので、自由に島の観光スポットを巡ることができました。ありがたし。

堂崎天主堂

五島列島と言えば、多くの教会が残る島として有名です。

江戸時代、多くの隠れキリシタンが潜伏していた長崎。

明治6年、キリシタン禁教令が撤去され信仰が自由になると、島に多くの教会が作られるようになりました。現在、島内には52か所もの教会が残っています。

それらの教会の多くは、今なお島民の方たちの祈りの場として使用されていますが、我々観光客も基本的には自由に見学することができます。

(礼拝等の時間は見学ができない場合もあります。また、一部の教会では事前に予約がいる場合もあるので、確認が必要です。)

レンタカー屋さんから車を走らせ、まずは1か所目の教会、堂崎天主堂へ。

駐車場から教会までの道中、早速綺麗な海が見れました。

普段、濁りきった大阪市内の川や海を見ているので、水が透明なだけで感動します。水が生きています。もし、来世で海水に生まれ変わったら、こんな場所の海に属したいです。

堂崎天主堂は、拝観料300円が必要でした。今回の旅で、複数箇所教会に行きましたが、有料だったのはここだけでした。

無料なのはありがたい反面、維持費とかどうしているんだろう・・・何だかタダで見せてもらって申し訳ないな・・・とも思ってしまいました。

明治13年に初代堂崎小聖堂が建立されたのが始まり。現在の教会は、明治41年に完成したものです。五島で初めての洋風建造物だったそうです。

現在、堂内は資料館になっており、隠れキリシタンの歴史などの展示が見学できます。

五島列島に来島し宣教を行ったマルマン神父と、現在の天主堂を建立したペルー神父の像。

利用案内

・開館時間:9:00~17:00(11/11~3/20までは16:00閉館)夏休み期間は18:00まで

・休館日:12/30~1/3

・拝観料:大人300円 中高生150円 小人100円

五島樫の浦のアコウ

続いて、堂崎天主堂から近かったので、アコウの木を見に行ってみました。

想像以上に立派な木が出迎えてくれました。

アコウの木を見ると、南国に来た気分になれます。

こちらのアコウの木は、九州でも最大級らしいです。

数多くの気根が垂れ下がっている姿は立派でどこか神秘的でもあります。

こういう木を見ると「キジムナーとかいそうだなー」と思うけど、キジムナーが住んでいるとされるのはガジュマルの古木だそうです。

適当なこと言ってすいません、キジムナーさん。

続100名城「福江城」

私と旅行をすると、もれなく城巡りに付き合わされるという特典がついてきます。

でも、今まで一緒に旅した人は誰も文句を言わずに、むしろ好意的に付き合ってくれています。ありがたし。

普段はお城で1記事書くのですが、今回は島観光の1スポットとしてご紹介します。

というのも、福江城跡には現在、長崎県立五島高等学校が設立されており、見学できる遺構はあまりありません。

立派な天守閣・・ではなく、五島観光歴史資料館。

続100名城のスタンプはこちらで押印できます。

福江藩主・五島氏は、1614年に居城していた江川城が焼失した後、幕府に築城許可を願い出ていましたが許可されず、幕末になってようやく許可が下りました。

1849年に着工した工事は、財政難などもあり1863年に完成。苦労の末築城した城でしたが、ほどなく明治維新を迎えて城は廃城となってしまいました。

(続)100名城に選ばれた中で、かなり新しい部類に入るお城です。

周囲の石垣とお堀はしっかりと残っています。

高校の門も、当時の遺構と思われます。

元城跡の中に高校があるところ、過去にも何度か行ったことがあり、いいなー!歴史ある場所で学べるなんて羨ましい!って思うんですけど、実際毎日通っている学生さんからしたら、当たり前過ぎて大した感動はないんでしょうね。

私が奈良公園の鹿見ても平常心でいるのと同様に。

石垣の周囲を車で走ってもらいました。

離島の島なので、訪問難易度高めな感じはしますが、港から徒歩10分以内と意外とアクセス良好。

長崎港から福江港まで、ジェットフォイルで約1時間半なので、長崎市内から日帰り観光も可能です。

鬼岳

歴史と自然を交互に堪能。

続いては、福江島のシンボルともされる鬼岳へ。

全面芝に覆われた標高315メートル、福江火山群を成す山の一つ。

「鬼岳」って名前はめっちゃいかついですが、見た目はこんもりと可愛らしいお山です。

登れば火口一周ハイキングもできるそうですが、緩やかながら結構大変そう&お日様カンカンで暑い&そもそも山登りする気持ちで来ていない、という訳で、登頂はせずに、駐車場から5分ぐらい上がった場所にある展望台まで行きました。

登山道にちーさく登山客の方が見えます。

木々が何もない分、景色はいいかもしれませんが、気温が高い日は日差しをモロに浴び続けるので結構危険と思われます。

こちらが展望台。というか、高台にある休憩所=展望台という名称って感じですかね。

展望台からは、市街地や海、周辺の島々を眺めることができます。

このブログ内で、何度か書いたことがあるかもしれませんが、島国日本の中の数少ない内陸県、奈良県で生まれ育った私にとって、海は縁遠い存在で、いまだに海が身近な場所に来ると、それだけでテンションが上がります。しかも、その海が美しければ、テンション爆上がりです。

わずか5分ですが山を上ったので、少々心の鼓動も爆上がりです。

鬼岳火山群に属する周辺の火山。

火の岳は、はっきりと鬼岳から見ることができます。

左の平べったい島が赤島、右の平べったい三角の島が黄島。
黄島は勝手に「きしま」って呼んでたんですけど、「おうしま」と呼ぶそうです。

(今見返したら、上記の周辺火山の案内パネルにローマ字読み書いてあった。)

福江→赤島→黄島の船も運航されており、どんな所か気になって調べてみたら、黄島の人口はわずか30人程度。

人口の少ない小さな島なら、逆に車の運転ができずとも歩いてまわれるし、そういう島を巡る旅も面白そうだなー。

鬼岳には天文台もあり、星空ナイトツアーも開催されていています。

今回申し込みはしなかったのですが、ここからなら相当星が綺麗に見えそうなので、次回福江島に来る機会があれば参加したいなーと思います。

(その次回がいつ来るか、全く不明ですが・・・)

鐙瀬(あぶんせ)溶岩海岸

鬼岳を見た後、やって来たのが鐙瀬溶岩海岸

鬼岳の噴火で流れ出した溶岩が、海岸へ流れ込み海水で冷やされたため、黒い岩肌の溶岩海岸が形成されました。

地図上の左端にある東駐車場に車を停めて、海岸へ。

確かに、白い砂浜とは縁遠い、黒々とした溶岩が続く景観。

遠くでは、何か漁をしているのか、数隻の船も見えます。

この海岸、遠目で見ると、ゴツゴツした溶岩の力強さと、光る海面の美しい景観なのですが、近づいてみると・・・

ゴミが散乱。

しかも、見る限り書かれている文字が日本語ではないものがほとんど。いわゆる漂流ゴミというやつです。誰だよ、あのマシュマロみたいなクッションほかしたやつ。

海はゴミ箱じゃないですよ。自分の部屋の中以外、ゴミ箱と思っている不届き者、ほんと許すまじです。

先日、大阪城公園走っていたら、スニーカーの箱と包み紙が無造作に捨ててありました。絶対誰か、買ったばかりの靴、そこで履き替えてゴミ放置して行ったやろ。

そんなヤツは、買ったばかりの靴で靴擦れ起こして、1ミリも歩けなくなる刑に処されてしまえ。

福江島に到着以来、ずっと綺麗な景色に触れて最高の気分だったのに、このゴミのせいで一気に人間の負の面に触れて、現実に引き戻されてしまいました・・・

さ、気を取り直して、次行こう、次。

後編へ続く。

 

 

【御船印の旅】野母商船「太古」博多⇒福江|2024年「推し活」旅 第六弾in長崎①

今日も今日とて、推し活の旅。

今年の私の旅は、福山雅治さんのツアースケジュールをベースに組まれています。

約半年に渡る全国ツアー終了の翌月、10月13日に長崎でビッグイベントが開催されました。

2024年10月14日に開業する長崎スタジアムシティ

そのこけら落としフリーライブが、福山雅治さんによって開催されたのです!

www.nagasakistadiumcity.com

フリーライブ、すなわちチケットは無料!!

2万5千人定員の枠に、応募総数は何と53万人!!

その激レアなチケットに、何と私当選しました!!

ファン歴32年の執念です。いや、もはや怨念です。(呪うな。)

私の推し活は、ライブの前後に旅もがっつり楽しむスタイル。

今回はライブ前に五島列島の福江島と中通島に訪れました。

今回は、久々に二人旅。そういや、今年誰かと旅行するの初めてだわ。

新大阪で、あのラッキーな電車に遭遇

旅の1日目。

まずは福江島行きのフェリーに乗船するため、博多を目指します。

フェリーの出航が夜なので、夕方の新幹線で新大阪から博多へ。

私は大抵、新幹線は自由席を取っています。金額が安いのはもちろんですが、時間の融通か効くのが一番の理由。

当駅始発の1号車を選べば、列車によっては指定席より空いていることもあります。

この日も、いつものごとく、ひたすら先頭車両目指してホームをテクテク。

1号車にたどり着くあたりで、何気に視線を前方に向けると、視界がやけに黄色い・・・

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ド、ドクターイエロォォォォォォ!!!

新大阪駅のホームに、停車中のドクターイエローに遭遇しました。

f:id:iechiko:20241018104622j:image時間に余裕があったので、さらにホームの先端まで行って、彼を狙ってやってきたと思しき鉄ヲタさんに混じって写真撮影。
f:id:iechiko:20241018104449j:image今まで、新幹線に乗車中に一瞬すれ違ったことは数回ありましたが、こんなにガッツリ停車している姿を見るのは初めてです。

自分が乗車する新幹線(清掃中で、停車はしているけれどまだドアは開いていなかった)の陰になっていて、先頭車両の方に行かないと姿が見えず、途中の車両の人はほぼ気づいていませんでした。

わざわざ1号車の自由席まで来たから気づけた存在、ドクターイエロー。

2027年をめどに、引退するらしいドクターイエロー。

珍しくて、思わず後ろに並んでいるおば様と興奮気味に会話しちゃった、ドクターイエロー。

激レアチケットをゲットした上に、ドクターイエローまで見ちゃうなんて。私、今年運を使い果たしてないか?

博多⇔五島を繋ぐ野母商船の定期フェリー「太古」

博多駅で先に来ていた友人と合流し、博多港までバスで向かいました。

博多港には、昨年対馬&壱岐旅行をして以来、約1年ぶり2度目の再訪。

iechiko.hatenablog.com

早めに着いたので、昨年と同じ建物でしばし待っていたら、どうも案内されている船が違うぞ・・・人も妙に少ないし・・・

調べ直した結果、今回乗船する野母商船のフェリーは、昨年乗船した九州郵船とは別の場所、数メートル離れた「博多ふ頭第2ターミナル」から出航でした。

人間の思い込みって怖い、怖い。

f:id:iechiko:20241018104503j:imageこちらが第2ふ頭ターミナルの建物。電気ピッカーんなり過ぎて、ほぼ分からんけど。
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野母商船は、博多⇔五島航路のフェリー「太古」を定期運行しています。

下り便、上り便の時間は上記の通り。

「五島列島」という名前ですが、島は5つだけではありません。

長崎県庁のホームページによると、島数は129もあります。名前変えた方がいいです。

うち、有人島は18。ほぼ無人島。TOKIO兄さんが開拓して住み始める島候補がたんまりあります。

太古は、そのうちの5つの島、宇久島・小値賀島・中通島・奈留島・福江島に停泊します。f:id:iechiko:20241018104445j:image広々とした待合スペース。

乗船チケットは、事前にHPでWEB予約していました。ただ、事前に購入していても、窓口で乗船チケット受け取りの手続きは必要です。

f:id:iechiko:20241018104546j:image出航の2時間前、21時45分に乗船開始。
f:id:iechiko:20241018104518j:imageど平日(水曜日の夜発)でしたが、スタンダード席(カーペットが敷いてあるだけで、敷居などはない、いわゆる雑魚寝スタイルのお席)以外はほぼ満席でした。

今回私は、グリーン寝台のレディースルームを予約。
f:id:iechiko:20241018104619j:image夜の博多港の明かりをチラ見して、船内へ。

フェリー「太古」の船内案内

f:id:iechiko:20241018104439j:imageイルカが飛び交う絨毯。

五島列島付近でドルフィンウォッチングができるというのは聞いたことがないのですが、見れることもあるのかな・・・?

入口で受付をすると、わざわざ係の方が部屋まで案内してくださいました。
f:id:iechiko:20241018104525j:imageこちらが本日のお宿。

グリーン寝台です。

カプセルホテルの船版みたいなこの部屋。秘密基地感があって、結構好きです。

通常運賃4,930円(博多ー福江間)にプラス2,200円。

レディースルームでしたが、特に入口にロックなどはありませんでした。f:id:iechiko:20241018104549j:imageG-6が私のお部屋。

宿泊を伴うフェリーでは、このスタイルの部屋しかいまだに泊まったことがないのですが、身長157センチの私には十分なスペースです。

f:id:iechiko:20241018104453j:imageシーツと枕、枕カバーと毛布もありました。

枕横には戸棚もあり、小物入れるのに便利でした。

f:id:iechiko:20241018104514j:image一切見なかったけど、テレビもついていました。

カーテン閉めれば個室風にはなりますが、音はガンガン漏れるので、周り気になって見れないよね、ここでは・・・
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そして、スリッパもついていました。持ってくるの忘れたから助かりました。

船内ウロウロするのに、いちいち靴履くの面倒なんですよね。

出航までの時間を利用して、ちょっと船内を探索。

まずは1Fへ。
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f:id:iechiko:20241018104616j:imageリラックスルーム。有料ですが、マッサージチェアもありました。

室内には、美しい五島列島の景色の写真。そして・・・
f:id:iechiko:20241018104432j:image我が推し、福山雅治さんのポスター。

数年前から「青いぜ!長崎ブルーアイランズプロジェクト」という長崎県内の島の魅力を伝えるプロジェクトのナビゲーターをされておられます。

nagasakiblueislands.jpf:id:iechiko:20241018104538j:image
「売店」と明記されていたので、お店があるのかと思ったら、ショーケースに商品が並んでいて、それを隣のインフォメーション兼用のカウンターで購入するというスタイルでした。

御船印もこちらで販売されていました。

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野母商船「太古」で販売されていた御船印は2種類。

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図柄が可愛かったし、乗船した記念で「太古」の御船印を購入しました。

これで16社目。

御船印は、参加船会社がどんどん増えていくスタイルなので、2024年10月19日現在、136番まで参加社リストに載っています。(販売時期未定のものも含む)

全制覇するつもりはないので、旅の予定に合わせてのんびり集めていきます。

1Fにはシャワールームもあったのですが、2部屋しかなく、両方使用中だったのでもうしばらく船内を徘徊。

2Fへ移動。

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2Fの展望ラウンジ。

徘徊終了後、シャワーを浴びてさっぱり。友人と合流してしばらくこちらで過ごしましたが、出航前の23時には閉鎖されてしまいました。

なので、自室に戻って寝る準備。

博多湾を出た後は、結構揺れを感じました。念のため酔い止めを飲んでおいたので、酔う事は一切なかったのですが、ね、寝れない・・・

加えて

スケジュールを見て頂くと分かる通り、早朝に各島に到着します。

その都度アナウンスがかかるので、それでも目が覚めて、結局あんまり熟睡できぬまま朝を迎えました・・・(船旅をもっとしたいけれど、こんな感じで睡眠不足になるのであれば、ちょっと考えもんだな・・・個室で泊ればまた変わるんだろうか。)

船上からの絶景

明けて2日目の朝。

寝不足気味ではありますが、快適な朝です。

なんせ、起きて船外デッキに出れば、船上からの絶景が見られます。
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f:id:iechiko:20241018104510j:image五島列島の大半は無人島。

人の気配がない島が沢山ありました。
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今日からしばらく長崎の天気は良好。

実際、いいお天気に恵まれた旅となりました。

やっぱ、出発前にドクターイエロー見たから運気が上がってるんですかね。f:id:iechiko:20241018104613j:image船は定刻通り順調に航路を進み、もうすぐ福江島に到着。
f:id:iechiko:20241018104442j:image港周辺の街が見えてきました。f:id:iechiko:20241018104535j:image

乗船時は暗かったし、船の全景を見る事ができなかったので、下船後停泊中の「太古」を撮影。

一晩、お世話になりました。

夜行フェリーは揺れるとなかなか寝れない、という難点はありますが(私は神経過敏な気質なので、飛行機とかでも熟睡できた試しがありません。)移動と宿泊を一度にできるので、楽ではあるし、やっぱり楽しい。

次回から、島旅の模様をお届けします。

www.nomo.co.jp