2023年京都祇園祭 前祭で御朱印を集めながら鉾見学。
後編は残りの14基をざざっと一気にご紹介します。
(忘れていたんですが、前回ご紹介した「菊水鉾」は写真だけ撮影して、御朱印は頂いていませんでした。なので、前回5基のうち、御朱印を頂いたのは4基。今回ご紹介する13基は全て御朱印を頂いたので、2023年前祭では23基中18基の御朱印を頂きました。)←ブログ書きながら、御朱印帳のハンコの数と紹介した山鉾の数合わないの何で?って数分間悩んでもうた。
前編の記事はこちら。
前祭山鉾紹介(後編)
占出山(うらでやま)
別名「鮎釣山」
神功皇后が現在の佐賀県の松浦で鮎を釣って、戦勝の兆しとしたという説話によるもの。
神功皇后は安産の神様として祀られています。
無料で装飾品を見学することができました。
霰天神山(あられてんじんやま)
永正年間、京都に大火があったとき霰が降ってたちまち猛火は消えました。その際、一寸二分(約3.6センチ)の天神像が降ってきたので、その像を祀ったのが始まりだそうです。
実際に天神像降ってきたら、猛火と同じぐらい怖い気がする。
放下鉾(ほうかぼこ)
マンションと比較すると、鉾頭の先頭がいかに高いか分かります。(多分6~7階部分ぐらいの高さはある気がする。)
こちらの鉾頭は日・月・星の三光が下界を照らす形を示しているそうですが、見上げたらまぶしすぎて形まではよく分からず。
装飾品を見学しに建物内へ。(確か有料ではあったと思うんですが、値段は忘れてしまいました。来年はちゃんとメモ取ろう・・・)
フクロウのやつ、ハリーポッターぽい。
こちらの鉾は女人禁制ということで中に上ることはできず。(ほとんどの鉾は、搭乗者や曳き手の女人禁制が守られていますが、宵山期間については女性も入ることができます。ただ、最初に見た長刀鉾とこの放下鉾のみ、現在でも女人禁制が守られています。)
でも、先ほど紹介した占出山では、御神体である神功皇后の人形が山に乗って巡業します。神様だからいいということなのか?伝統って難しくて興味深い。
伯牙山(はくがやま)
山の御神体(人形)は、中国の周の時代の琴の名人・伯牙(はくが)とその友人・鍾子期(しょうしき)との物語に由来するそう。
芦刈山(あしかりやま)
謡曲「芦刈山」に基づいた山。
山の御神体は見られないのが残念ですが、このような装飾品展示が見られるので、これはこれでとても面白い。
ただ、人が次から次に来るので、あまりじっくりと見学できないのが残念ではありますが。まぁ、仕方ないです。
油天神山(あぶらてんじんやま)
古くから町内に祀られていた天神を勧請して作られた山。
木賊山(とくさやま)
謡曲「木賊」に基づく山。「木賊」と書いて「とくさ」初めて知りました。色々勉強になるわ~(でも、すぐ忘れる。1TBの脳みそ欲しい。)
太子山(たいしやま)
聖徳太子を祀ることからこの名が付いている山。
聖徳太子が四天王寺を建立するにあたり、自ら山中に赴いて良木を求めたという言い伝えに基づき、他の山は松を立てているのに対して、こちらの山は杉の木が立てられています。
暑すぎて誰も座っていなかった「知恵の座」
岩戸山(いわとやま)
日本神話の天岩戸伝説に基づく山。
山ではありますが、鉾と同じ車輪がついた曳山。
船鉾(ふねほこ)
神功皇后の説話に基づいた船型の鉾。舳先に金色の「鷁」が乗っています。
ここで問題です。「鷁」って何て読むでしょう?(自分が分からなかったのでクイズ出してみた。)
正解は「げき」中国の想像上の水鳥だそうです。この漢字、人生で初めて見ました。恐らく日常生活で見かけることは今後ないと思われます。
綾傘鉾(あやかさほこ)
古い鉾の形態である傘鉾の一つ。
白楽天山(はくらくてんやま)
巡業の際には、唐の詩人白楽天が道林禅師に仏法の大意を問う姿の人形が乗ります。
鶏鉾(にわとりほこ)
昔、唐堯(とうぎょう)の時代に天下がよく治まり、訴訟用の太鼓に苔が生え、鶏が宿ったという中国の史話に由来するもの。
鉾頭を撮影したかったんですが、逆行で光過ぎて何が何だか・・・
保昌山(ほしょうやま)
丹後守平井保昌と和泉式部の恋物語に取材し、保昌が式部のために紫宸殿の紅梅を手折ってくる姿をあらわしています。(京都観光Naviより)
巡業の様子の写真パネルが飾られていたので、実際の山の様子が分かりやすかったです。(パネルに影できてて、撮った写真は分かりにくいものになってしまいましたが・・・)
イラスト入りの説明書きも素敵でした。
初めて祇園祭の御朱印集めをした感想
途中カフェで1時間弱休憩を挟んだ以外は、約4時間炎天下の中ひたすら歩いての山鉾巡り。初めてやってみてかなり体力勝負だと感じました。
御朱印は場所によって数分並ぶこともあり、そのほとんどに屋根がありません。すなわち、太陽の光がギラギラ照り付ける中、立って待ち続けることになります。
装飾品などを鑑賞できる場所は屋根がある建物内ですが、半分外のような場所もあり、冷房がきちんと効いてる所は少なめ。
私は日傘は並んでいるとき周囲の邪魔になるのと、片手が塞がるのが不便なので使用せず。日よけ対策としては帽子を被っていました。
御朱印集めに必要なものとして、御朱印帳・間に挟む紙・手拭き用のウェットティッシュなどを前回述べましたが、何より重要なのが水分!!これ、必須です。
実際、熱中症か脱水かだと思いますが、倒れて救急車で運ばれて行く方を見ました。
あとは適時お店などに入って、体を冷やすことも大事かもしれません。(でも、冷房で冷えた後にまた外に出ると、その温度差で体しんどくなる場合もありますよね・・・)
暑さに耐性をつけることが、今後この地球で生きていく上で最も重要なスキルだと再認識した週末でした。(祇園祭、関係ない)
おまけ
水分と同じぐらい必要なのが、日焼け止めをまんべんなく塗りたくること。
そうしないと、太陽に照らされた所がこんな事になります。
Tシャツとタンクトップの間に隙間ができていたみたいで、帰ってきたら左の肩だけ日焼けし、2週間以上経過した現在、こんなことになっています。
日焼けというより、もはや火傷。いや、むしろ焦げてる。