長崎の離島「対馬」と「壱岐」
古代より、大陸との中継点としての歴史がある長崎の離島2つに行って来ました。
島は他の地域との繋がりもありつつ、独自の歴史・文化・自然があり、それぞれが違った個性を持っているので面白い。ただ、公共交通機関が乏しいので、車を運転しない私にとっては魅力的でありながら、旅がしにくい場所ではあります。
ただ、今回は一人旅ではなかったので、友人が終始レンタカーを運転してくれたおかげで、自由に移動ができました。(運転もできなければ、方向音痴で地図も読めないので、ただ助手席に乗って二酸化炭素を吐き出す装置と化していました。)
九州郵船でのネット予約について
対馬・壱岐共に長崎県の離島ですが、アクセスは博多港、または唐津東港から九州郵船が運航するジェットフォイルorフェリーの乗船となります。
今回は、博多港⇒厳原港(対馬)。厳原港⇒芦辺港(壱岐)。壱岐のもう一つの港・郷ノ浦港⇒博多港というルートで乗船しました。
船はいずれもジェットフォイル。フェリーに比べて値段は高いですが、その分所要時間が短いです。
インターネットでは、ジェットフォイルのみ予約が可能。ただし、注意点が2点。
①予約の際、キャリアメールアドレスでないと予約ができないようです。(友人がフリーアドレスで予約しようとしたらできなかったそう。)
②ネットで予約しても、窓口でチケットの発行が必要です。そして、乗船の都度、窓口でチケットにハンコを押してもらわないといけません。(実際に、乗船するかどうかのチェックも兼ねてるんでしょうが、なかなかにアナログ。)
ネット予約ではありますが、チケットレスではないので要注意です。
ラウンド割引というサービスが効いて、運賃はトータルで15,990円でした。
公式HPによると、ラウンド割引とは『ジェットフォイルを3区間利用しラウンド(起点の港と終着の港が同一となる)し、最初の乗船日を含めて7日間以内のラウンド乗船券を購入した場合に限り、全区間の運賃がそれぞれ2割引となります。(10円未満切り上げ)』とのことです。
個別にそれぞれを購入した場合、19,630円となるので、4000円近い割引でお得に旅ができました。
料金表は2~3か月に1回のペースで更新されているので、最新の情報はHPにてご確認ください。
博多港から対馬・厳原(いずはら)港へ
旅の1日目は、移動のみ。海外か。
私が行った9月末時点で、博多港から対馬までのジェットフォイルは1日2便。
大阪から博多までピーチ航空を利用したので、時間の都合上15:55 博多港発⇒18:10 厳原港着の便しか間に合わず、そのようなスケジュールとなりました。
関西空港から福岡空港に飛び、地下鉄で福岡空港から博多駅へ。福岡の何がいいって、空港と街中が近いところ。
博多駅近郊でランチを食べたあと、「ジェットフォイルの乗船は、出航30分前までに」と注意書きがあったので、早めに港へ向かいました。
バス停「博多駅西日本シティ銀行前」(バス停前に西日本シティ銀行はありませんでした。工事していたから、解体されたと思われる・・・目印にできないので注意。)から「博多ふ頭」まで約20分。
(「博多港国際ターミナル」というバス停もあるので要注意です。ま、それぞれの港間は徒歩で15分なので、間違って乗ったとしても移動できなくはないですが。)
早めに着いてしまったので、時間潰しに博多ポートタワーへ。
入場料は無料で、展望スペースまで上がる事ができます。
(上ったのは昼過ぎですが、写真は壱岐から博多に戻って来た時に撮ったものなので、ライトアップバージョン。)
上から見た博多港。
大型タンカー停泊中。工場や倉庫などが立ち並ぶ港の景色、結構好き。
港周辺にはベイサイドプレイス博多という、飲食店とお土産屋さんが入っている商業施設があります。
あとは、1Fの乗船待合スペースに水槽があってお魚さんが泳いでいるので、それを見るなどして時間つぶし。(早く着き過ぎて時間を持て余した人たち。ま、遅れるよりはいいでしょう。)
ジェットフォイル「ヴィーナス」号
出航10分前に乗船開始。ジェットフォイルは1階・2階に席があり、事前にネットで指定することができました。
揺れにくいというジェットフォイルの中でも、更に揺れにくいという1階席の真ん中辺りを念のために予約。
ジェットフォイルは航行中、シートベルトの着用が必要なので、フェリーのように船内をウロウロして過ごす事はできません。自席に固定されて過ごす飛行機スタイル。
売店もありますが、船内のスタッフの方が回って来るので、その時に注文する新幹線スタイル。
御船印は船内で販売。スタッフの方に注文したら日付を入れて持ってきてくださいました。
ホテルでもらった「るるぶ対馬」と共に。裏面シールで貼りやすいタイプ。これ、好き。
博多港から途中、壱岐の芦辺港を経由し、約2時間で対馬の厳原港に到着!
すっかり夕暮れ。
立派なターミナルビル。
本州は駅周辺が栄えますが、島は港周辺が栄えます。
港の名前にもなっている厳原は、ホテルや飲食店などが集まる島の中心地。
ホテルまでも徒歩圏内なので、歩いて行くことに。
途中で見つけた看板。日本語よりもハングルの方が多い。街中にハングルが溢れる日本。観光客も、日本人より韓国人観光客の方が多い印象でした。
今回、対馬では2泊。宿泊したのは「ホテルベルフォーレ」
マックスバリュやマツキヨも近くて利便性もよく、建物自体はちょっと古めのビジネスホテルって感じでしたが、室内は新しくリニューアルされているようで綺麗でした。(友達と旅行行ってもビジネスホテルは、シングルで泊まる派)
楽天トラベルの予約ページはこちらから。
対馬の観光で訪れた場所は、次回以降のブログでご紹介します。
厳原港から壱岐・芦辺港へ
対馬で1日観光を終えた翌日、早朝から壱岐へ移動。
6:45 厳原港⇒7:50 芦辺港着のジェットフォイルに乗船。
ジェットフォイルは、この早朝の便の次が13:00発となります。
8:50発の「フェリーちくし」が港に停留していました。ジェットフォイルだと壱岐まで約1時間ですが、フェリーだと2時間20分ほどかかります。
海の景色見ながら、のんびり船旅もありですけどね。
まだ月が綺麗に見えていました。9月29日、中秋の名月が満月だったので、まだお月様が丸い。久々に月見バーガー食べたいな~と思いながら、まだ今年食べれてないや。
博多港から厳原港は「ヴィーナス」号でしたが、今回は「ヴィーナス2」号。
ただ、「ヴィーナス」との違いは分かりませんでした。
芦辺港のターミナルはとてもこじんまり。
新たに壱岐から沢山のお客さんを乗せて、「ヴィーナス2」号はこの後博多へと向かって出航しました。
レンタカー屋さんが、港まで車を持ってきてくれたので、そのまま港から早速壱岐観光。
壱岐・郷ノ浦港から博多へ
壱岐には宿泊せず、朝から夕方まで観光した後、壱岐にあるもう一つの港・郷ノ浦港から博多行のジェットフォイルで博多に戻ります。
17:10 郷ノ浦港発⇒18:20 博多港着。
レンタカーは、「ガソリン満タンにした状態で、郷ノ浦港の駐車場に停めておいてください」という港乗り捨て方式でした。
お陰で、移動を最初から最後まで車でできたので、とても便利でした。
出航前、すっかり夕暮れ。壱岐から博多はジェットフォイルで約1時間。
爆睡していたらあっという間に博多到着。天候が良かった事もありますが、ジェットフォイルは波の揺れもほぼ感じることなく、全ての航路で非常に快適でした。
おまけ
ホテルの部屋に貼ってあった。
「ネンジャンゴ」(韓国語で冷蔵庫)と読むそうな。一つ賢くなりました。