武雄温泉駅周辺を、サイクリングで観光。
前回の記事はこちら。
続いてチャリをこぎこぎして訪れたのは、御船山楽園ホテル。
こちらのホテルで、チームラボが手掛けるアート作品を見学します。
ドアが開いた瞬間、目の前に広がるアート
こちらのホテルでは、チームラボの作品『廃墟と遺跡:淋汗茶の湯 - ジーシー』が常設展示されており、宿泊せずとも館内の作品のみを見学することが可能です。
ちなみに、自転車は隣接する御船山楽園の受付横に置かせてもらい、そこから、少し坂を上ってホテルの入口まで来ました。
こちらの自動扉が開いた瞬間、驚きの光景が。
目の前、ライトだらけ。
こんなホテル初めてです。
玄関開けたら1秒でアート。サトウのごはんよりも、早い展開です。
日帰り入浴と、アート作品見学がセットになったチケットもあったのですが、こちらのお風呂はサウナが売りのようでして。
昨今流行りのサウナではありますが、私はどうも苦手なので、今回はアート作品のみのチケットをフロントで購入しました。
チケット料金は700円(中学生以上)
既に作品の中に没入していますが、まずは1Fフロアのこちらの作品から。
呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク
壁がガラス張りになっており、どこまでも無限にライトが続いているような感覚に陥ります。
以前あったお台場のチームラボでも同じような作品を見たことがあります。
ベンチもあるので、座ってしばらく瞬くライトを眺めて過ごすこともできます。
HPを見たところ、日没からはまたライトの色が変わるようです。
生命は生命の力で生きている II
続いて、別の展示エリアへ。
静止画だと伝わりませんが、こちらの花の絵が動いて様々な姿を見せてくれます。
Light Sculpture of Flames・生命は結晶化したうごめく光
上の作品の隣に部屋があり、靴を脱いで入室。
暗がりの中、広がる光りのアート。
何がいいって、この部屋に私一人です。東京の施設は大人気で、一つの作品を独り占めして見るなんて到底できませんでした。人をいれずに写真撮るのも一苦労だった記憶が。
が、しかし、ここでは誰にも邪魔されることなく、思う存分作品を見ていられます。
暗くて良く分からなかったんですが(私は若干鳥目のようで、暗い所が人より見えにくい・・・)この光の結晶が浮かんでいる場所、水張りでした。
裸足になって、作品の中に入ることもできたみたいです。
思わず靴下で突っ込んでしまって、靴下濡れた瞬間うっすら萎えたので、中に入ることはしませんでした。
光りで表現された炎。
実際の炎のように揺らめき、動きを変えていきます。
近くで見てみるのも綺麗。
作品の前に座布団が置いてあったので、しばらく揺らめく炎をぼんやり眺めていました。これが本当の炎なら、靴下も乾かせたんですけどね。(濡れたといっても、水に触れたのは一部だったので、そこまでビチョビチョになった訳じゃないんですけどね。)
炎って、何でずーっと見ていられるんでしょうか。たまに、Youtubeの焚火動画とか見ちゃいます。
でも、火そのものは怖くて苦手。ライターもマッチも、まともに火をつけられないので、火起こしの道具は、チャッカマン一択です。
ホテルエリアの作品は以上。続いて、客室フロアを通過し「廃墟エリア」に向かいます。
廃墟エリア、想像以上にガチ廃墟でした。ここ、ホテルの客室と繋がっています。
っていうか、こちらも元々は使用されていた場所なんだと思います。
その放置されていた廃墟部分に、アート作品を展示した、という感じなのかと。
廃墟マニアって程ではないですが、割と好きなんですよね。廃れた建物。
ただ、ホラー感出ている場所は駄目です。お化けは、怖い。
廃墟の湯屋にあるメガリス
タイトル通り、元お風呂場に展示されている作品。
下に下りて、近くで見る事ができます。
水が流れ、花が咲き誇る様が映像で流れています。
説明書きに人が近づくと、動きに変化が出ると書かれていたので、近づいてみたり、離れてみたり、見上げてみたり、周囲を回ってみたり、作品の間を自由に動いてみました。
なんせ、この空間も独り占めだし。
あらかじめ記録された作品映像を流しているのではなく、コンピュータープログラムによって、リアルタイムで描かれ続けているのだそうです。
なので、同じ映像は2度と見る事ができないという事。
チームラボの作品は、とにかくずっとその場で見続けていたい、と思えるものばかり。
なお、この場所では「廃墟の湯屋のフラワーズボミング」という作品も見られるのですが、残念ながらそれは日没後に見られる作品でした。
忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎
続いての作品は、先ほど紹介した写真の左側に写っている真っ暗な空間の奥にあります。
地下道、iphoneで撮影したら物凄く明るく写ったのですが、実際は足元のライトを頼りに歩く感じでかなり暗いです。
私、暗所恐怖症なので少々怖かったです。
この地下道、忘れられていて最近になって発見されたのだそう。
その奥にうっすらと光る光りに吸い寄せられるように近づいていきます。
ホテルエリアで見たものとは、また違った携帯の炎が表現されています。
廃墟感の地下道に、最新のアート。この異質な組み合わせも面白いです。
廃墟は好きですが、暗闇とコラボすると少々ホラー味が増してしまい(別に全くもっていわくのある場所じゃなくても、暗所恐怖症の人間は「暗い」というだけで無理なのです。)あまりここには長居できませんでした。
帰り道。
・・・ね、ちょっと怖いでしょ。
利用案内
- アート展チケット:中学生以上700円 小学生400円 未就学児無料
サウナ「らかんの湯」とのセット券もあり
- 開館時間:11:00~22:00(最終入場21:30まで)