今回は、大阪市の住吉大社をご紹介します。
通称「住吉っさん(すみよっさん)」
(関西の人は、神社を「さん」付けで呼びがち。アメには「ちゃん」付けがち)
大阪中心部から離れているので、有名神社でありながら観光客は少なめ。
オーバーツーリズムの影響のない観光地に行きたい、という方にはおすすめです。
(といっても、実際に行ったの2年ぐらい前なので、最近の様子は分かりません。すいません。)
ちなみに「古事記ゆかりの地をめぐる旅」とかタイトルにつけていますが、今後これがシリーズ化するかどうかは分かりません。
住吉大社へのアクセス
・南海鉄道 南海本線「住吉大社」駅から徒歩3分
・南海鉄道 南海高野線「住吉東」駅から徒歩5分
・阪堺電気軌道 阪堺線「住吉鳥居前」駅から徒歩すぐ
いずれの最寄り駅からも5分以内とアクセス良好。
ちなみに、阪堺電気軌道は大阪唯一の路面電車です。
私も1~2度ぐらいしか乗ったことがないんですが、大阪の街を路面電車で走るのもなかなか楽しいです。
住吉大社の歴史
創建は211年。
神宮皇后が新羅遠征(三韓遠征)を行った際、住吉三神の力を借りて新羅を平定し、航海を無事に終えたことに感謝し、建立したと伝えられています。
住吉三神とは、底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと) の三神のこと。
国生みを行ったイザナギノミコトが、亡き妻イザナミノミコトに会いに黄泉の国に行った後、その穢れを祓うために海で禊を行った際に生まれた神々です。
海中で生まれたことから、航海安全の守護神として古くから信仰される神様です。
神功皇后の新羅遠征に関しては歴史の教科書に出てくる話ではありませんが、これほど有名な神社創建の歴史に関わっているのだから実際に起こった話なんだろうな、と思います。
(もちろん、三韓征伐のエピソードの中には「嘘やろ?」みたいな話もあるけど。)
「古事記」・「日本書紀」は単なる神話ではなく、ここに古代日本の真実が隠されていると思って読むと一層面白い。(というか、自分ではそんな考察できないので、そういう解釈をしている方々の本を「ほーほー」と言って読むのが好き。自分たちが見せられているものは、決して100%の真実ではないと思っています。何事も。)
のちに住吉三神に加え、神功皇后自身も住吉大社に祀られており、現在は4柱が御祭神となっています。
境内案内
境内案内図がこちら。
反射で見にくくてすいません。

反橋

路面電車が走る道路に面して神社の入口があります。


鳥居をくぐると、狛犬さん。

そして、この狛犬を両脇に従えているのが、住吉大社の象徴でもある反橋です。
別名「太鼓橋」とも呼ばれるこの橋は、最大傾斜48度。
渡るだけで「お祓い」になると言われています。

現在の石造橋脚は、豊臣秀吉の妻である淀が、息子・豊臣秀頼の成長祈願の為に奉納したと伝えられています。
渡ると橋自体を見ることはできないので、帰りは反橋の全体が見える場所を通って、この曲線美を見ることをおすすめします。

橋が渡された池は美しくないです。
大阪市内の水辺は、大体この色(抹茶色)です。指定されてるんかな。
手水舎

手水舎で口から水を出しているのは龍であることが多いですが、こちらは珍しくウサギさんです。
住吉大社と卯の関係について、後ろの看板に書かれていました。
いわく、住吉大社の創建(211年)が辛卯年の卯月卯日である御縁から奉納されたとのことです。
本殿

2つ目の鳥居をくぐって、本殿へ。
国宝に指定されている本殿は、第一本宮から第四本宮の四棟あり、全て1810年に建てられたものです。

向かって右が息長足姫命(神功皇后)を祀る第四本宮、左が表筒男命を祀る第三本宮。




本殿は「住吉造」と言われる様式で、神社建築最古の様式の一つと言われています。

第三本宮の奥に、中筒男命を祀る第二本宮。

さらにその奥が、底筒男命を祀る第一本宮です。
第三と第四が並列し、第一から第三が直列しているという非常に珍しい形態をしています。
五所御前

第一本宮の南側にある五所御前。
ここは、住吉大神鎮座の際、最初にお祀りされたとされる神聖な場所です。

ここで「五」「大」「力」と書かれた石を拾ってお守りにすると、願いが叶うと言われています。

ということで、拾ってみました。
公式HPによりますと『体力・智力・財力・福力・寿力』を授かるそうです。
人間の欲するもの、全部ですやん。
願い事が叶ったら、授与所で返納の石(小石3つ)をお買い求めの上、この場所に倍返しするそうです。
ちなみに、私の石は今もまだ家にあります。
体力も、智力も財力も際限なく欲しいので、いつお礼参りに行っていいのか分かりません。
大歳神社(末社)

大歳神を祀る大歳神社。
もともとは、五穀収穫の神として祀られてきましたが、現在は集金のご利益があるとしても信仰されています。
てか、集金の神って何?金運のご利益ってことでいいんでしょうか。

ここには、この「おもかる石」を目的にやってきました。

説明は上記の通り。
このようなおもかる石、過去にも何度か占ったことあるんですけど毎回
う~ん・・・どちらかと言えば軽いような・・・気がする。てことは、叶うってことかな。てへへ。
と都合よく解釈しています。
多分、そんなんじゃダメよね。
御文庫

1723年、大阪・京都・江戸の書籍商たちによって書物を収めるために造られた土蔵。
和漢書籍、洋書を合わせると1万点以上、数万冊にも及ぶ書籍が奉納されたそう。
楠珺社(なんくんしゃ)(末社)

商売繫盛にご利益がある宇迦魂命 (うがのみたまのみこと)を御祭神とする神社。

樹齢千年以上と言われる立派なクスノキをご神木としています。
大阪最強のパワースポット!とも紹介されるだけのことはあり、住吉大社には今回ご紹介した以外にも摂社や末社が複数あるので、ここに来れば大体のご利益は頂けること間違いなしです。
(ま、ご利益が頂けるからといって、必ずしも悩みが解決するとは限りませんが。私はあらゆるところで「お腹よわよわが治りますように」とお願いしていますが、いまだに叶いません。神様・仏様、誰か助けて・・・)
利用案内
- 開門時間:6時00分(4月~9月)、6時30分(10月~3月)※毎月一日と初辰日は6時00分開門
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閉門時間:外周門16:00、御垣内17:00(1年中)
※摂社・末社ごとに利用時間は異なるので、詳細はHPをご確認ください。