えちこの旅ブログ

知的好奇心のおもむくままに

MENU

【続100名城】No.105 白石城(宮城)|桜とお城巡りの東北旅⑥

春の東北旅3日目。

今日も今日とてお城と桜巡り。

3日目は、福島から更に北上して宮城県に突入します。

この旅でずーっと利用しているJR東北本線に本日も乗車し、福島駅から白石駅へ。

そこから続100名城の白石(しろいし)城を目指します。

白石城へのアクセス

JR東北本線「白石」駅から徒歩約10分

福島駅からの列車がめっちゃ混雑していまして(この日は土曜日)

え??もしや白石城に行く人、こんなにいるの?大人気??

(白石城も桜の名所の一つ)

と思ったのですが、皆さんの目的地は私もこの後行く大河原方面でした。

ということで、白石駅で下車した人は少数でした。

今回の旅のお城は、全て駅から徒歩圏内なのが嬉しいです。

駅からバスで数十分かけて、更に徒歩でうん十分とかかかると、それだけで半日仕事になりますからね。

白石城の歴史

戦国時代、伊達氏の支配下にあった白石は、1591年豊臣秀吉の奥羽仕置により蒲生氏郷に与えられ、氏郷の家臣である蒲生郷成(さとなり)によって白石城が築城されました。

その後、上杉氏の支配を経て、1600年の関ケ原の戦い直前に伊達氏が白石城を攻略。

再び伊達氏の所領となります。

仙台城の支城となった白石城には、伊達政宗の重臣・片倉景綱が入り、以後明治維新まで片倉氏の居城となりました。

1615年の「元和の一国一城令」が発令された際も、仙台藩では特別に仙台城と白石城の2城が許され、幕末にはこの地で奥羽越列藩同盟が結ばれました。

城内のみどころ

城内ではさくら祭りが開催されており、今回訪れた中では最も城内が賑わっていました。

満開の桜です。

ただ、ずっと同じ日の写真なんかっていうぐらい、相変わらず空が白いです。

本丸石垣

説明看板にもあるように、積み方が隣り合って異なり、新旧の違いがよく分かる本丸石垣が残っています。

比べてみると、一目瞭然。

野面積み(上の積み方)の石垣が崩れ、新しく積み直され下の写真のような形になっています。

歴史探訪ミュージアム

続100名城のスタンプはこちらで押印できます。

1階はお土産の販売店、2階は歴史ミュージアム(無料)、3階は3Dハイビジョンシアター(有料)になっています。

白石城天守の入館券もこちらで販売しています。(城内、他にも何か所か券売機はありました。)

本丸塀外側

左側に続くのが本丸を囲う石垣。

この石垣の向こう側に本丸エリアがあります。

武将の恰好した方に絵葉書もらいました。

先ほどのミュージアムで御城印も購入。

4月限定の桜バージョンです。

大手一ノ門

大手二ノ門

本丸の大手門にあたる門。

本丸跡

二ノ門をくぐると本丸跡です。

かつては、左の写真のように多くの建物が建造されていましたが

現在はお花見会場と化しています。

毎年、色んな所に桜を見に出かけていますが、こういう風にレジャーシート敷いて、桜の下でお弁当食べたりする「お花見」は何年もやってないなー。

正味、桜の時期にじっと座って過ごすの寒くないですか?

私、お酒も飲まないし、じっとしてるよりも、桜見ながら散策したい派です。

三階櫓(天守)

天守代用の三階櫓。支城のため、幕府をはばかって「天守」ではなく「櫓」としたようです。

1874年には、城内全ての建物が取り壊されましたが、1995年に先に紹介した大手一ノ門、二ノ門と共に復元されました。

文政6年の再建後の姿を忠実に木造建築で復元しています。

天守の拝観は有料。大人400円(他施設との共通券もあり。)

石落とし

眼下のフードトラックたち

石落とし

顔はめパネル

(白石PRキャラクター「ポチ武者こじゅーろう」の誕生日は5月16日。こじゅーろうの日と覚えましょう。テスト出るよー。)←何の?

武者走りの説明書き「武器を持った武士が走り回る」ってくだり、鎧兜に身を包んだ武士がただ右往左往に走り回っている姿を想像してしまい、妙にツボでした。

木造復元天守の天井が好き。宮大工さんの匠の技に見入っちゃいます。

ただ、首周りが凝り過ぎてあんまり上見上げられません。

首筋、いってー!ってなる。

(酷い時は、うがいもままならず溺れかけます。マジで何とかせねば・・・)

昨年公開された映画『十一人の賊軍」の撮影場所となったそう。

・・・こんな映画やってたんですね。知らなんだ。

説明書きによると、白石城に使われた瓦は約43,000枚。

出土した瓦を忠実に再現しているそう。

3階は物見櫓の役割も兼ねており、周囲を高欄が取り囲んでいます。

上から満開の桜も見れます。

上から見た大手一ノ門(手前の門)と大手二ノ門(その奥の門)

右側の人が集まっている所では、パフォーマーの方が大道芸を披露しておられました。

前日の二本松城でもやっておられる方がいて、そこは可哀想なぐらい人が集まっていなかったんですが(遠目で見たら1家族4人ぐらいだけが見ていた・・・)ここでは割と人が集まっていました。

これぐらい人がいると気軽に見に行けるけど、人がいなさ過ぎると途中で離れることができず、すげー気まずいんですよね。

桜名所のお城では、桜越しの天守の写真撮りがち。
二の丸

本丸の隣には、二ノ丸跡があります。

こちらでも桜が満開。

二ノ丸跡には、白石市出身で第18代横綱・大砲萬右衛門(おおづつまんえもん)さんの像がありました。

身長が198センチもあったそう。そりゃ四股名も「大砲」になるわ。

白石城でのお花見も無事達成。

次の目的地は、この旅最後のお花見スポット「白石川堤一目千本桜」です。

利用案内

  • 入館料(白石城三階櫓):大人400円 小人(小中高生)200円 未就学児無料

   入館料(ミュージアムハイビジョン):大人400円 小人(小中高生)200円 未就学児無料

  ※武家屋敷との共通券もあり

  • 開館時間:9:00~17:00(4月~10月)9:00~16:00(11月~3月)

  ※最終入場受付は閉館30分前 

  • 休館日:12月28日~31日

www.shiro-f.jp

おまけ

「しろいしし」って何気に言いにくい。

続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック