白石城を後にし向かう先は、本やネットでも取り上げられる事の多い桜の名所・白石川堤「一目千本桜」
和楽器バンドの「千本桜」を久々に聞きながら、現地に向かいます。
久々に聞いたけど、やっぱかっこええなこの曲。
『さくら名所100選』にも選ばれた「一目千本桜」
宮城県の大河原町と柴田町を流れる白石川の提に、8キロに及んで桜が咲き誇る「一目千本桜」は「さくらの名所100選」にも選ばれています。
約1,200本の桜のうち、3分の1が樹齢約100年の歴史を持つ木です。
沢山の桜が咲き誇る光景も圧倒されますが、この老木1本1本の力強さも同時に感じられる場所でもあります。
大河原町、柴田町でそれぞれさくら祭りが開催されており、どちらか一方だけでも充分楽しむことはできますが、旅先での口癖は「せっかくなので」の私。
おおがわら桜まつり会場の最寄り駅であるJR大河原駅から、白石川沿いを歩いて柴田町へ入り、JR船岡駅周辺の桜絶景ポイントを見て回るコースで、両町のさくらスポットを堪能したいと思います。
ちなみに、JR大河原駅からJR船岡駅までは約3.5キロ。大阪城公園1周と大体同じなので、私にとっては馴染みの距離です。
まずは大河原町側の桜並木をご紹介します。
桜並木、横から見るか下から見るか
JR白石駅からJR大河原駅までは12分。
朝、白石駅に行く時に混んでいたので、福島方面から満員の列車が来るかなーと思ったのですが、仙台方面から来た白石駅折り返し列車だったのでめっちゃ空いてました。
ラッキー。
大河原駅から桜まつり会場となる白石川までは徒歩5分ぐらいの距離です。
さすがに駅周辺は人が多い。
駅前で、大河原町と柴田町の共同パンフレットをもらえました。
ネットでも見れるんですけど、サイズ的に紙の方が見やすかったです。
両町の地図と、桜絶景ポイントが書かれているので、これを頼りにお花見散歩します。
大河原町の絶景ポイントの一つが、左の写真の風景が見られる韮神堰(にらかみぜき)
蔵王と桜と白石川の絶景コラボが見られるスポットなのですが、2025年4月時点、こちらは工事中でした。
ま、どうせお天気的に蔵王は見れないんでいいです。今回はひたすら白い空見て過ごします。
駅から川に近づくにつれて混雑は酷くなり、会場入り口付近では思うように歩けないほどでした。
まさか、これがずっと続くの・・・?と恐怖したのもつかの間、猛烈に混んでいたのは入口だけで、その後人もばらけて歩きやすくなりました。良かった。
まずは、満開の桜を真横に見ながら提の上を歩いていきます。
ちなみに、歩いて船岡駅まで移動した後は、そこから電車に乗って今夜の宿泊先である仙台駅へ移動するため、リュックパッカーのリュック(約6キロ)をがっつり背負ったままのお散歩です。
桜が咲いているのは、進行方向左側。
見事に満開の桜が延々と続く様は圧巻。
川沿いの桜並木は、2年前に「おの桜づつみ回廊」、昨年は「桧木内川の桜並木」を訪れています。
どこまで歩いてもずーっと桜が続いていて、ただ歩くだけで楽しい。
あと何せ、こんだけ立派な桜並木を、無料で見れるのが川沿いの名所のいい所。
メインとなる桜まつりの会場周辺では、お店も色々出ていて、沢山の人たちがTHEお花見を楽しんでおられました。
私は「団子より花」タイプの人間なんでね。
お腹が空いたら食べる用にお菓子はカバンに忍ばせているので、後でどっかで食べようと思いますが、まずはお花見散歩します。
余談ですが、私は旅の間普段より歩くし、昼ご飯の時間を惜しんで軽食等で済ませているのに(普段は1日3食がっつり食べる。)ほぼ毎回旅行から帰って来たら太っています。
エネルギー使用量が増えた分、体への吸収力も倍増してんのかな・・・


立派な桜の木も見どころ。これらの木は樹齢100年に該当するのかなー。


土曜日だったし、翌日から天候が崩れる予報だったし、この日が最後のお花見日和だったのではないかと思います。
その分、人も多かったと思う。今年初めて来たから知らんけど。
残念ですが、致し方ありません。
ただ、絶景ポイントじゃなくても十分いい景色です。
どうでもいいけど、右側の人の顔を塗りつぶす代わりに、消しゴム効果で消してみたんですけど、微妙に体とか残るから、心霊写真みたいな仕上がりになって怖いな、これ。
10分ほど歩いた場所にある末広歩道橋の上から、川沿いにずらーっと並ぶ桜並木を見ることができます。
空の色が残念過ぎますが、川面に映る桜並木の景色が素晴らしいです。
今度は提の下を歩いてみます。
1本1本間近に見るのもいいですが、こうやってちょっと遠目に見るのもいいです。
まさに「一目千本桜」
まぁ、さすがに一目で千本は言い過ぎやけど、それぐら凄いっちゅうこっちゃ。(急にコテコテの大阪弁。)
桜祭りのメイン会場周辺は人もかなり多かったですが、20分も歩けばご覧の通り。
だいぶ人も少なくなりました。
車で来てる人はあまり駐車場から遠くに行きたくないっていうのもあるでしょうし、入口周辺をちょっと散策して、どこかでレジャーシート広げてお弁当食べて、お酒飲んでって方が多いんだと思います。
スイセンも咲いてました。
毎年のように、ニラと間違えてスイセン食べて食中毒起こしたってニュース出ますよね。
そもそも野生にニラって生えてんのか?
再び提の上に上がります。
30分ほど歩いて、ちょうど工事中の絶景ポイント韮神堰付近まで来ました。
あの辺りが韮神堰なのかな?
今さらですが、一目千本桜の説明書きが現れました。
1千本もの桜を植樹した高山開治郎さんって何者やねん。と思って調べてみたら、大河原町出身の実業家の方だそうです。
100年後に生きる我々が、こうやって素晴らしい桜並木を見る事ができるのは、高山さんのお陰です。
ありがとうございます。
大河原駅まで20分の距離ですが、あちこちで桜見ながらちんたら歩いていたので、倍ぐらいかかっています。
混雑していた提の上も、両駅から2~30分の距離にある場所まで来ると空いています。
と、思いきやどこからともなく人が現れた。
(てか、前を歩く人たちに私が追い付いた。)
柴田町に近づくと、JR東北本線の線路と白石川の距離が近くなりました。
電車からもお花見ができるレベルです。
そして、桜以外のお花も見られるように。
(さっきもスイセンは咲いていたけどね。)
大河原町側の入口から40分かけて、柴田町に入りました。
柴田町側には、特色のある桜スポットが多数あり、違った角度から桜を眺めることができました。
その模様は次回ご紹介します。
おまけ
1か月前の旅を書いているので、いまだに桜の話していますが、季節はすっかり変わり大阪では絶賛バラが見ごろとなりました。
どん曇りの空の写真を散々見た後に、この青空&ピンクのバラの写真見たら、眩しくて目がやられそうになったわ・・・