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【100名城】No.13 白河小峰城(福島)|桜とお城巡りの東北旅①

毎年恒例になりつつある桜名所巡りの旅。

今年も昨年の秋田に続き東北方面へ。福島と宮城の2県を訪れてきました。

例年の開花時期を見ながら旅のスケジュールを考えるものの、やっぱり全ての場所で満開の桜を見ることは難しかったです。

まずは1日目、最初に訪れた福島県の白河小峰城をご紹介します。

なお、この旅の間花曇り続きで、基本的に空がずっとグレーです。

どんよりしないでもらえると幸いです。

白河小峰城へのアクセス

JR東北本線「白河」駅から徒歩7分

今回の旅は、福島から宮城へ数日かけて北上していきます。

新大阪から東京、そこから新幹線やまびこに乗り換えて「新白河駅」

ここまでで約4時間。関西から東北へ陸路で行くとなかなか時間がかかります。

でも、この時期は車窓からも桜を見られるので、いつも以上に車窓が楽しい。

観光地として有名じゃない、地元の人にとってのお花見スポットであろう河原沿いとか、公園や学校を彩る地域に根付いた桜を見るのも好き。

新白河駅からは、JR東北本線に乗り換えて「白河」駅へ。一駅3分の距離です。

ちなみに新白河から白河の区間は、ICカード非対応でした。

白河小峰城は、駅のホームから見えるほどの近い距離にあります。

 

白河小峰城のスタンプは、駅舎のお隣にある観光案内所でも押印できます。

時間が無ければここでスタンプだけ押して駅にトンボ帰りもできますが、どうせ次の列車は1時間先まで来ません。ということで、お城へ向かいます。

逆に言うと、1時間後の列車までに戻って来なければなりません。(この後もスケジュールが詰まってる。)

お城は、駅の出入口と線路を挟んで反対側に位置しています。

線路下に設けられたトンネル通路が、城の門のようなデザインでした。

そのトンネルを抜けると、桜が満開。ここが一番綺麗に咲いていました。

白河小峰城入口到着。

白河小峰城の歴史

白河小峰城は、陸奥の関門として重要な地であった小峰ヶ岡に位置しています。

南北朝時代、結城親朝(ゆうきちかとも)が築いた小峰城が始まりとされています。

その後、豊臣秀吉の奥羽仕置により結城氏は改易となり、会津の支城となりました。

1627年、築城名人と言われた丹羽長重(にわながしげ)が初代白河藩主となり、約4年をかけて梯郭式の平山城へと大改修。

丹羽氏以降は、7家21代の大名の居城となりましたが、幕末の1868年、奥羽列藩同盟と新政府軍の激戦地となり落城しました。

平成に入り、江戸時代の絵図を基に木造にて三重櫓・前御門を復元。これが城郭建造物木造復元の先駆けともなりました。

城内の見どころ

今回の旅、スタンプ集めで4か所のお城訪問をしましたが、全てのお城が桜の名所でもありました。

白河小峰城は、城内に約180本のソメイヨシノが植えられており、4月13日にはさくらまつりも開催されるとのこと。

しかし、4/10の城内の桜はと言いますと・・・

んー・・・ようやく開花~3分咲き・・・って感じでしょうか。

清水門復元工事

昨年より、清水門復元工事が開始されているようで、一部エリアが立入できないようになっていました。

左側の案内のような立派な門ができるようです。

現状、こんな感じ。

先ほどの迂回図の「月見櫓ルート」を行くために、見学用の階段を上ります。

石垣

本丸周辺の石垣が見ごたえあります。

月見櫓周辺の高石垣。(だと思う・・)

本丸

本丸の平坦地には、本丸御殿が存在していました。

707畳とする記録が残っているそうなので、相当大きな建物だったようです。

本丸跡にも複数の桜がありましたが、満開にはまだ遠い。

ネット調べによると、今年の満開日は4月14日だったようです。

三重櫓

本丸から階段を上がって、復元された三重櫓へ。

本丸の北東隅に建つ三層三階の櫓で、高さは約13メートル。

1991年に復元されました。

内部は無料で見学可能です。

1階のど真ん中にスタンプがありました。

スタンプ押していたら、近くにいたおばあちゃんが記帳ノートがあると思って近づいてきました。

スタンプですよ、えへへ。と愛想笑いしておきました。

復元なので、階段も急です。ご年配の方は数名断念しておられました。

私も6キロ程のリュック背負ったまま来ているので、後ろにひっくり返らないよう、また他の方の邪魔にならないよう十分注意しながら上ります。

木造復元の建物は、天井の梁を見るのが面白い。何度見ても凄い技術だなーと感心します。

最上階の3階。約4メートル四方の狭い空間です。

上ってきたおじさんが「外には出れないんだー」と言ってました。

天守だと外に出れる場所結構ありますが、これ櫓なんでね。そもそも、外に出る構造じゃないんだと思います。

櫓の窓から見た桜。

前御門

本丸の正門として機能していた門で、1994年に復元されました。

清水門跡が工事に入るまでは、清水門跡を通って通路を進み、この前御門から三重櫓に至るルートで来れたようです。

竹の丸跡

本丸の東に位置する曲輪。

そこから清水門の工事風景をのぞき見できます。

これはこれで貴重なシーンなので、こういう修復工事の現場を見るのも好きです。

城内の桜を求めて散策

城公園内には、小峰城歴史館もありました。

歴史館好きなので入りたかったんですが、時間の都合上行けず。

ただ、電車の時間までまだ少しあるので、城内の桜を愛でながら散策してみます。

場所によっては、結構咲いている木もありました。

満開の桜を見られるに越したことはないですが、あくまでもお城訪問がメインなので、まぁ良しです。立派な石垣が見られたので満足、満足。

たった1時間の滞在でしたが、白河観光終了。

次なる目的地に向かうため、再びJR東北本線に乗車します。

利用案内(三重櫓)

  • 入館料:無料
  • 開館時間:9:30~17:00(10月~3月は16:00まで)
  • 休館日:12月29日~1月3日

shirakawa315.com

 

おまけ

東北旅行の数日前、4月5日の時点で大阪市内では桜が満開。

毎年恒例のお花見朝ランを楽しみました。

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大阪城公園、桜目当てのインバウンド観光客が凄くて、万博よりも多国籍な場所やったんじゃないかと思う。知らんけど。