昨日、京都市京セラ美術館で開催されている【古代エジプト展 天地創造の神話】に行ってきました。
開催期間は6/27まで(すなわち今日まで)だったので、ギリギリです。コロナの緊急事態宣言中、展示が休止になっていたりして行くことができず、また家にこもることが多くなると、京都ですら(電車で1時間もかからない)行くのが億劫になったりもしてたんですが、大好きなエジプトの品々を見るために少々重い腰を持ちあげて行ってきました。
チケットが時間ごとの事前予約制だったので、数週間前に購入。土日はほぼ予約が埋まってて私は18時からの回でした。
エジプト展って言ってますが、今回の品々は「国立ベルリン・エジプト博物館」所蔵のものなので、厳密に言えばドイツからの来日です。(元をたどれば出自はもちろんエジプトのものですが)
そして、今回の展示では何と展示されているものの写真が自由に撮影できます。
エジプト考古学者の河江肖剰さんのYoutubeチャンネル欠かさず見てるんですが、このエジプト展を紹介する動画でこのことを言ってました。
で、入口にも写真撮っていいよって言うこと書いてあったんで私は事前に知ってたんですが、それを知らない女性が「え?みんな写真撮ってるけど、撮っていいの?え?撮っていいの?」って一緒に来てた男性に言ってて。男性も「知らんけど」「え?写真撮っていいの?」「知らん」「撮っていいの?」「知らんって」っていうやり取りを10回ぐらいやってました。
いや、これぞほんまに「うっせぇわ」
知らんって言ってる(多分)旦那さんにどんだけ聞くねん。
「展示室での会話はお控えください」ってスタッフさんが注意書き掲げてるでしょうが。みんな撮ってて、スタッフさんが注意してないんやったらそれはもう撮っていいってことでしょうが。
終了日2日前ということで、事前予約制ではありますがかなりの人の多さでした。
今回の展示品は全部で134点。中には、全部の展示品をくまなく撮影してる人もいましたが、(むしろ写真撮ること必死で、現物ちゃんと見てない感があった)私は気に入ったものだけ撮影。あと、ガラスケースに入ってるものは反射してあんまし綺麗に撮れなかったので、己の目ん玉にのみ焼き付けておきました。
セクメト女神立像(上半部)
(新王国時代)
全身バージョンも。
セクメト女神立像
(新王国時代)
展示品には「その圧倒的な破壊力ゆえ、病気を治癒し、人々を救う」みたいなことが書かれてて、『古代エジプトのアマビエ」と紹介されてました。
疫病の神であるセクメトなので、果たして救う側なのか、コロナ広げる側なのか・・
ハトシェプスト女王のスフィンクス像(胸像)
(新王国時代)
ハトシェプストと言えば、エジプト観光名所の一つルクソールの「ハトシェプスト女王葬祭殿」ですよね。行ったことないけど。行きたいけど。
礼拝するヒヒの姿をしたトト神とアメンヘテプ3世
(新王国時代)
知恵の神様トト。トキの頭で描かれてるイメージですが、ヒヒとして描かれることもあるそうです。おてて万歳してるみたいでかわいい。
頭にヒヒ乗ってますけどー
ヒヒ、めっちゃなついてるやん。と思っておもろ過ぎて、肝心の名称撮るの忘れてしまいました。
頭にヒヒ乗せたどなたかです。
こっちはピラミッドに埋まってますけどー
プタハメス墓のピラミディオン
(新王国時代)
古代エジプト、ツッコミどころ満載。
脳みそなくなってますけどー
ネフェルトイティ(ネフェルティティ)王妃あるいは王女メリトアテンの頭部
(新王国時代)
古代エジプト史上最高の美女と言われるネフェルティティ。四角い帽子?みたいなの頭に乗せた像が有名ですが、脳みそなくても美人です。
デモティックの銘文のあるパレメチュシグのミイラ・マスク
(ローマ支配時代)
この色彩、修正されてのものよね?まさか当時のものがこんなに綺麗に残ってるわけないよね?
タイレトカプという名の女性の人型棺・内棺
(第3中間期末期)
棺の表側にも内側にもヒログリフがぎっしり。
王の書記サアセトの人型棺蓋
(新王国時代)
鳥、飛んでる。3000年の時を超えて、現代技術とのコラボです。
神様が動物モチーフで描かれてることが多いためか、「ありがたい!」というよりはなんか「かわいい!」とか「なんじゃこれ!」となる古代エジプト品々でした。
コロナさえなければ、昨年行こうと計画していたエジプト。子供の頃から一番見たいのがピラミッドなのに、何故かこの年まで行けずじまい。ここ数年、情勢が不安定だったりすることもあり、もうちょっと様子見てからにしようかな、新しい博物館ができてからにしようかな、と伸ばし伸ばしにしていたら、いつ行けるのかも分からない状況になってしまいました。
いつか本物のピラミッドやルクソール神殿を見れる日までは、河江先生のYoutube見たり、エジプトに関する本でも読んで知識を蓄えておきたいと思います。(神様と歴代ファラオの登場人物が多くって、何回もテレビや本で見たり聞いたりしてるはずなのに、あれ?この人いつの時代の誰だっけ?ってなる。)
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古代エジプトの歴代の主要なファラオや、建造物、暮らし、神様の基本的なことが図解入りで書かれていて読みやすく分かりやすい本です。
外出たら、すっかり暗くなってました。新しくなった京セラ美術館。綺麗。
京都の次は、静岡、八王子で開催されるそうです。