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大列柱室の美しさに感動!「カルナック・アメン神殿」|2024年1月エジプト旅行⑳

阪急トラピックスさんの『【エミレーツ航空利用おひとり様参加限定】感動のエジプト ナイル川クルーズ8日間』に参加し、人生初のソロ海外旅行デビュー。

ツアー6日目の午後は、ルクソール東岸にある2つの神殿を見学。

まずは、エジプト最大級のカルナック・アメン神殿へ。

1000年以上に渡って増築された神殿

カルナックには、複数の神殿があるのですが、その中で最も規模が大きいのがカルナック・アメン神殿です。

神殿の起源は、中王国時代と言われています。

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その後、新王国時代の歴代ファラオが改築を重ねた結果、神殿の規模が拡大していきました。

カルナック神殿のチケットは450エジプトポンド(約2,250円)(2024年1月時点)

スフィンクス神殿から中庭・ラムセス3世神殿

スフィンクス参道を通り、第一塔門へ。

それでは、ここでクエスチョンです。

このスフィンクスの顔が、通常のスフィンクスとは異なった動物をモチーフとしています。さて、その動物とは何でしょう?

♪ディリディリディリディリディリディリディリディー♪

というクエスチョンが、本当に先週の『世界ふしぎ発見!』で出されていました。

正解は・・・

でしたー

ちなみに、塔門に向かって左側の列の右から2番目のスフィンクスが、一番綺麗な形で残っています。

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第一塔門

(1時間ほど神殿を見学して出た時に撮った写真なので、日差しの色がだいぶ夕方)

第一塔門を抜けると、中庭があります。

右から「コンス神礼拝堂」「アメン神礼拝堂」「ムウト神礼拝堂」

アメン神は、この地、テーベの主神。その妻がムウト神。二人の子がコンス神です。

元々アメン神はテーベ地方の神でしたが、太陽神・ラーと習合し、エジプトの最高神となりました。

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中庭に立つ柱。

供物台

中庭の右手側にあるラムセス3世神殿

ラムセス3世は、新王国時代・第20王朝の王。

徐々に国力が衰えていた新王国時代後期に、リビア人や「海の民」と戦争を行い、エジプトへの侵略を食い止めました。

「ラムセス」と言えば、カデシュの戦いでヒッタイトと戦い、建築王とも呼ばれるラムセス2世が有名ですが、ラムセス2世の次に王となったのがラムセス3世という訳ではなく、更に二人の間には血縁関係もなかったようです。

あらゆる所でこのように腕を交差して立つ像を見てきました。

同じポーズを撮って、写真を撮る時の注意点を一つ。

クロスした腕は、左前。

ラムセス3世の神殿前から見た中庭。壁になっているのが第一塔門です。

進撃の巨人なら、あそこから大型巨人がこんにちはして、村人大パニックです。

圧巻の大列柱室

続いて、第二塔門を通って大列柱室へ。

第二塔門の前には、ラムセス2世の巨象。

この旅で私が見たラムセス2世。ほぼ巨人です。

ラムセス2世の巨象は左右で対になって立っていましたが、現在は1体のみ。

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反対側には、パネジェネム1世の像があり、その右隣では、もう1体のラムセス2世像が修復作業中でした。

ずらりと並ぶ柱に、圧倒される大列柱室。

1本1本にレリーフが刻まれており、所々ではありますが色も残されています。

今回のエジプト旅行ブログで何回言うねんって感じですが、この色は塗り直しはされていない3000年以上前の当時の色です。

柱には2種類あり上の写真が、上部が傘のように開いた柱。

中央に12本あり、ほかの柱より高くなっています。

そして、もう一種類がこのようにつぼみのような形のものがあります。

というか、柱の上の天井、どうやって乗せたんでしょうか。エジプト遺跡は謎しかない。

色が全部ついていた当時の列柱室、どれほど鮮やかで美しかったことでしょう。

遺跡を修復する際、当時の様子を再現して色も塗り直されることもありますが、個人的には色などはあえて塗り直さず、時代と共に色あせた姿で保存されている方が好きです。そして、想像力で当時の様子を想像して、心の中でニマニマするのが趣味です。(外部にばれていないけど、実質、変質者)

一通りガイドさんの説明が終わった後に、自由時間があったのですが、その時にこの大列柱室に戻って来て沢山写真を撮りました。

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修復作業中の場所もありました。大体こういう遺跡って、どこかしら修復作業してるよね。

あと、香港と梅田周辺も一生工事してるよね。

巨大なオベリスク、どうやって建てられた!?

大列柱室から第三塔門を抜けると、巨大な2本のオベリスクが現れます。

大列柱室は、第19王朝になって増築された部分なので、第18王朝(ハトシェプスト女王やトトメス3世の時代)は、ここが神殿の入口でした。

左側がハトシェプスト女王のオベリスク、右側がトトメス1世のオベリスクです。

ここでまた生まれる疑問。

どうやって立てたんだ?この巨大なオベリスク

土台との接地面はこのようになっており、もちろんセメント等で固定されている訳ではありません。ただ、立っているだけ。

エジプト考古学者・河江先生のYoutubeによると、砂と傾斜路を使って持ちあげたんだそうです。

ご興味のある方は、ぜひこちらのYoutubeをご覧ください。(カルナック神殿そのものの解説を詳しくされているので、ま、ぶっちゃけ私のブログを読むより先生のYoutube見た方がずーっと分かりやすくて為になります。はい。)


www.youtube.com

色んな国の人たちと、大スカラベの周りをぐーるぐる

オベリスクから第4塔門、第5塔門と続き至聖所があるのですが、私たちはそちらへは行かず右手側の聖なる池がある場所へ。

(自由時間に、至聖所の方に行けば良かったな・・・なんせ広くて自分がどこにいるのかもよく分からないし、時間にも限りがあったので、全部を周ることは不可能でした。)

聖なる池。

犬、落ちてる。

『地球の歩き方2021~2022』のカルナック・アメン神殿の地図上には

ハトシェプスト女王の倒れたオベリスク

と書かれているのですが、どうやら修復して立ち上がったようです。(ガイドさんに説明してもらった気もするんですが、動画を撮っておらず、記憶にも残っておらずで詳細不明・・・)

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聖なる池の近くにあるスカラベ。

この周りを反時計回りで7周まわると、願いが叶うそうです。

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ということで、色んな国の人が、一心不乱にスカラベの周りをぐーるぐる。

もはや、この光景は一種の宗教儀式のようです。

私たちも、自由時間を利用してぐーるぐるしました。7周もまわると結構クラクラします。

そして、その願いが叶ったかどうかと言いますと・・・

そもそも、何願ったのかさえ覚えてないわ。

(記憶力の向上を願えば良かった)

ここでの自由時間は3~40分ほどあったかと思うのですが、来た道を戻りながら主に大列柱室やスフィンクス参道で写真を撮って過ごしていたら、あっという間に終了。

カルナック神殿は、アメン神殿だけでなく多数の神殿があるので、じっくり見ようと思ったら半日は必要かと。

時間が十分とは言えませんでしたが、それでも見ごたえたっぷりの神殿でした。

おまけ

旅行で撮影した写真を見返すと、「これ、何で撮ったんだろ?」という写真が時折出てきます。

恐らく、ガイドさんが何か説明されて、その時は「ふんふん、なるほど~」と思って撮ったんでしょうが・・・

・・・これ、何の穴?

(スカラベさん、私に2か月前の記憶をください。)