明けましておめでとうござます。
毎年、元旦は実家で甥っ子にお年玉を配給。2&3日は箱根駅伝を見て、選手の力走に胸を熱くして過ごしています。個人的に「One for all All for one」が一番当てはまるスポーツは駅伝じゃないかと思う。
例年同様の始まりで迎えた2023年。1発目のブログは、今年の干支である「ウサギ」尽くしでお送りします。
昨年12月、ふと思い立ってウサギと戯れに広島県の大久野島に行ってきました。別名「ウサギ島」とも言われるこちらの島は、予想以上に動物好きには幸せ過ぎる島でした。このあと、ただただひたすらに可愛いウサギが出てきます。どうぞ悶絶してください。
ウサギで有名な「大久野島」
大久野島は瀬戸内海に浮かぶ周囲4.3キロの小さな無人島。かつては、陸軍の砲台が築かれ、昭和初期には秘密裏に毒ガス製造が行われていました。それらの遺構は今も島に存在しています。
そんな負の歴史を持つ島ですが、現在は一転「ウサギ島」として観光客に人気の島となっています。島のウサギは、一時は1000羽ほどいたそうですが、現在は600羽程度らしいです。(紹介されている媒体によって数がバラバラなので、正確なところはよく分かりません・・・)
ウサギに島が大量にいる理由として、「毒ガス製造時に、実験用として飼われていたウサギがその後繁殖した」というものを聞いたことがあったのですが、実際は地元の小学校で飼われていたウサギ8羽が野生化し、増えに増えて今に至るというのが正しいようです。ウサギの繁殖力、半端ねぇ。
当初は地元広島の方にしか知られていない島でしたが、2010年以降メディアやSNSで紹介されたこともあり、今では日本人のみならず海外の観光客にも人気の場所となっています。(私が行った日も、外国人観光客の方が結構おられました。)
大久野島へのアクセス
JR山陽新幹線三原駅からJR呉線で約20分 忠海(ただのうみ)駅へ。
JR呉線は、海沿いを走る景色がとても綺麗な路線です。
海きれー言うてる間に、関取感満載の駅名「忠海」駅到着。
そこから歩いて5分程度歩くと、島への船が発着する忠海港。
船着き場の前に、チケット売り場兼お土産屋さんがあります。
あちらもこちらもウサギ押し。
出発まであまり時間がなかったので、チケットだけ買って船へ。
大久野島への船は、300名定員のフェリーと100名定員の客船があり、私は往復とも客船でした。小さい船ですが、瀬戸内海を走るので波の揺れはほぼ感じませんでした。
私が乗ったのは、港に接岸している客船。大久野島の港にて撮影
忠海港⇔大久野島の運賃(旅客のみ)は、大人片道360円です。(2022年12月時点)
船は1時間に1~2本出ていますが、平日は出港されない便があるので要注意。
フェリーの時刻はHPにてご確認ください。
大久野島へ向かう船もウサギ色強め。
窓枠にもいた。かわいい。
島に到着してからは自由にウサギと戯れ放題
港から約15分で大久野島に到着。島の周囲は4.3キロ程度で、歩いてでも1時間ぐらいでぐるっと1周できる小さな島です。
さて、ウサギさんはいるのかな~と歩き始めて数秒。
港の前にある駐車場の隅に早速いました!
ウサギ!!(見たら分かる)
島のウサギを抱きかかえたり、無理に触ったりすることは禁止されていますが、島内での餌やりは自由にできます。
ということで、私はこの日、ウサギさんと仲良くなるために家からあるブツを用意してきました。それは、キャベツと人参。前日に野菜をせっせとジップロックに詰めて、大阪から持参。
早速、取り出してあげようとしたら・・・
ウサギ、大興奮でびよーん。
お、おぉ。まぁ、落ち着け。
早速キャベツをあげてみた。
食べてる、食べてる。かわいいやないの~。
ウサギの餌やりをするのは数十年ぶり。(通っている小学校にウサギ小屋があって、その辺に生えてる雑草むしってあげていた子供時代。)
何でだろう。あの頃より数倍可愛いく感じるぞ。
餌をモグモグ食べている姿をカメラに納めたいんですが、片手で餌やりしながら、カメラを撮るのがなかなか難しい。しかも一眼とスマホと両方で写真を撮って、更に動画まで撮影しようとしている側から次々ウサギが餌をねだってくるので、一人であたふた。
仕方がないので、餌をひとまずあげたあと、その食べている姿を引いて撮るようにしてみました。
だ、駄目だ。可愛すぎる。ここから動けない。(まだ港から数十メートルしか移動していない。)
そして餌やりに夢中になっている最中、1個気づいたことがあります。地面についてた膝の下に、めっちゃウサギのフンあったわ。もうええわ。おニューのパンツやけど。草しか食べてへんウサギのフン、実質草みたいなもんやろ。(ちゃうやろ。)
ひとまずこの場を離れ、島をぐるっと歩きながら新たなウサギ探しをすることに。
犬も歩けば棒に当たる。島を歩けばウサギに出会う。島のあちこちにウサギはいます。
こっちに気づいたので、キャベツちらつかせてみた。
食いついた。
気づけば餌やりながら
もっと食べる?
と一人でウサギに話しかけている私。
チケット売り場に、このようなウサギ用の餌は売っていました。でも周りを見たら、ビニール袋に野菜をたんまりしこんで持ち込んでいる方が多かったです。
島に来る際は、餌を持参することをおすすめします。人間慣れしているウサギは寄って行くと向こうから来てくれますが、餌がないと分かったらそっけなくどこかへ行ってしまいます。
ですが、餌があると大接近してくれます。ち、近すぎや。落ち着け。
三つ指揃えて敬意を示してくれるウサギ。
餌食べたあと、みょーんってストレッチするウサギ。
脳内で「かわいい、かわいい」が溢れてきます。
この島にいるウサギの種類はアナウサギ。島には所々このようなウサギが掘った巣穴があります。
穴の中には、ちびっこウサギが入っていることもあります。可愛さ5割増し。
子ウサギも手懐けたかったんですが、まだまだ人間に対して不慣れなようで全然寄ってきてくれませんでした。
でも大人ウサギはどんどん向こうから来てくれます。
もふもふおケツが可愛すぎて、オキシトシンが大量噴出です。
しばし、ウサギのおケツばかりを追いかける変態と化す。
近づいてガサガサ音をさせたら・・・
さすが、耳ざとい。
餌出しにもたついていると、靴をガシガシしてせがんできます。
何されても可愛いから許す。
ウサギ以外の島の見どころ
ひとしきりウサギと戯れたあと、一旦小休止。島の施設を巡ってみます。
第1桟橋近くにあったウサギ耳のオブジェ。頭をはめて、インスタ映えの写真を撮ってみてはいかがでしょうか?ちなみに、年甲斐もなくウサ耳写真に挑戦したけど、自撮りでは距離が近すぎてうまく撮れませんでした・・・
大久野島ビジターセンター。入館料無料。大久野島や瀬戸内海の自然についての展示がされています。
この根っこ、凄いんですけど。
大久野島毒ガス資料館。毒ガス製造の歴史が学べる施設ですが、今回こちらには入館せず。
島にある唯一のホテル「休暇村 大久野島」
レストランや温泉、お土産屋さんもある宿泊施設です。人間の私もここでお食事タイム。
三原名物のタコのから揚げ丼?だったはず。
ウサギとの戯れ後半戦。次回に続く。
おまけ
うさぎもソーシャルディスタンス