えちこの旅ブログ

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【御船印の旅】シースピカ「SEA SPICA」(尾道港→広島港)①

広島1泊2日のプチ旅行。2日目の午前中は尾道散策。

そして、午後からは観光型クルーザー「シースピカ」に乗って瀬戸内の島々を観光します。

シースピカについて

「シースピカ」は2020年の夏に就航した観光クルーズ船。

広島港と三原港間を半日かけて走る船旅瀬戸内しまたびラインが実施されています。

広島から三原への「東向きコース」と三原から広島への「西向きコース」があり、途中瀬戸内の島に立ち寄ったり、呉湾で海上自衛隊呉基地海上から鑑賞できます。(2022年の情報なので、2023年については今後の情報をHPでご確認ください。)

setonaikaikisen.co.jp

シースピカ モニタークルーズに参加してみた

今回、この「シースピカ」への乗船は、たまたまインスタの広告に「モニタークルーズ」の案内が出てきたのがきっかけです。御船印を集め始めてから、船旅の検索を頻繁にしていたのが完全にGoogleやら、メタやらにバレています。

シースピカは、12月~2月は運休となります。その運休期間中に、通常とは異なる航路を走るモニタークルーズが行われており、たまたま大久野島に行く翌日に運航日があったため、即申し込み。なんせ通常航路だと6,500円~7,500円のところ、モニタークルーズだとたったの2,000円!!

私が参加したのは西向きコース。

航路:尾道13:15発→広島17:20着 途中下蒲刈島に上陸観光(75分)

契島、音頭の瀬戸、海上自衛隊呉基地を船上から見学

モニタークルーズ参加には以下の条件がありました。

「tabiwa by WESTAR」アプリのダウンロード

「tabiwa by WESTAR」アプリでこのモニタークルーズの購入・利用

「tabiwa by WESTAR」アプリでのプッシュ通知の受け取り許可の設定

・船内でアンケートへの回答

たったこれだけで通常の3分の1の価格で乗船できるなんて、お得すぎる!

今回、初めてこのアプリ使用したんですが、瀬戸内・北陸エリアの旅行に便利な周遊パス購入や観光情報の閲覧などができ、今後活用していきたいなと思うアプリでした。

tabiwa by WESTER

tabiwa by WESTER

  • West Japan Railway Company
  • 旅行
  • 無料

apps.apple.com

なお、私が今回参加したルートのモニタークルーズはもう終了してしまっているんですが、2023年1月も別ルートのモニタークルーズツアーが企画されているので、ご興味ある方はHPをご確認ください。

期間限定モニタークルーズ案内

尾道港へのアクセス

尾道港(尾道駅前桟橋)はJR尾道駅から徒歩約5分。グリーンヒルホテル尾道の1Fに受付・待合があります。
駅から港まで徒歩でたったの5分。海の近くに街が栄えていることがよく分かります。

(今まで船に乗るとき、駅から港まではバスに乗って行くことが多かった)

早めについたので、北前船の模型の写真撮ったり、しまなみサイクリングのパンフレットもらって熟読したりして時間つぶし。

こちらが乗り場。

シースピカに乗船

出港時間になり、船内へ案内されます。平日のモニタークルーズ。私はたまたま広告出てきて知ったのですが、皆さんどこから情報を得たのかほぼ満席でした。

さぞかし船好きばかりなのかと思いきや、乗船中ずーっと席から移動することなく、お弁当食べてビール飲んで寝てるだけの人もいた。

・・・乗る必要あった?

座席は2人がけが3列。前方にはモニターがあります。私は窓側座席の通路側だったので、お隣の方越しに窓の景色を見ることができたんですが、真ん中に座ってしまうとちょっと両側の窓からの景色は見えにくいのではないかと思います。(ちなみに私、ほぼ屋外デッキにいて船内に座ってたの1時間あるかないか。景色の見どころあり過ぎて、じっと座っている暇なんかなかった。)

公式HPによると「窓側の座席を少し外側に方向け、背ずりもやや低くすることで、窓から景色をお楽しみ頂けるように工夫」とのことです。

荷物掛けとテーブルが全座席にあります。

私がほとんどの時間を過ごした屋外デッキは、常に人が沢山いたので全体の写真を撮ることができなかったんですが、両側に外側を向いたチェアが数脚と

真ん中にかわいいソファがあります。

冬の船旅は気合が必要。風を切って走る船のデッキは、冷たい風にさらされます。

しかもこの日、瀬戸内海の海でもなかなか揺れるやん!と思う程風が強く、後方や前方の風通りのいい場所に立つと、全身風力ビンタの刑に処されます。

という訳で、私の定位置は上部の窓ガラスがある部屋(操舵室かな?)の後ろにある壁際。

ちょうど両側に数メートルの壁があり、風除けになっていたのでここなら安全。

写真を撮るときはだいぶ落ち着きない小動物のごとく、デッキ上をウロチョロして、それ以外はここが定位置でした。

船内では、終始スタッフのお姉さんが外の景色や見える島々の情報をガイドしてくれます。

このガイドさんのお話が本当に聞きやすくて、非常に分かりやすかったです。約3時間もの間ずーっと次から次へと情報をアナウンスしてくださいました。いや、凄いわ。

写真だと後から見返したら何が何やら忘れていることが多いので、説明が聞けるように所々スマホの動画で撮影したんですが、終始「ブォーーーーーーーーーーーーッ」っていう風の音しか入ってなかった。・・・なんてこったい。

忘れてならない御船印。船内の売店カウンターで購入できました。御船印帳に貼りやすいシールタイプ。

ちなみに、冬の旅にはこの指先出ている手袋が大活躍。あと船旅にはニット帽必須。

防寒&風で髪の毛ぼっさぼっさになるのを防止できます。帽子だけに。(暴風で髪の毛全部飛ばされてしまえ)

尾道から下蒲刈島までの航路で見れる景色

先ほども書いたように、説明の音声がほぼ聞こえないので何を撮ったのか記憶がなく、ざっくり写真を載せていくコーナー。

因島大橋・・・かな。

今治造船の工場。

昨日ウサギと戯れた大久野島。ウサギさ~ん、こ~んに~ち~わ~(錦鯉風)
このツアーの見どころの一つ「契(ちぎり)島」

契島はその見た目から、別名「広島の軍艦島とも呼ばれています。

島まるごと東邦亜鉛株式会社という会社の所有で、面積9万平方キロメートルの島内には、同社の工場(契島製錬所)があります。日本の40%以上の鉛がこの島で精錬されているのだそう。島内には関係者以外立ち入り禁止。

本家の長崎軍艦島にはまだ行ったことがないですが、あちらは過去の産業遺産。一方、こちらはいまだに現役の工場なので、煙突からは煙が吐き出されています。

私は特別工場好きという訳ではないですが、この外観は単純にかっこいい!今なお日本の産業を支えているというところで、更にかっこよさが廃墟よりも5割増しです。デッキ上にも、船内にいた人が写真撮るために上がってきて大賑わいでした。

そして尾道港を出港してから約1時間半。下蒲刈島に上陸。ここで75分の島内観光。
その模様は次回ご紹介。

おまけ

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「スピカ」っておとめ座α星とも言われる、おとめ座で一番明るい星なんだって。
ウィキペディア師匠によると

スピカを見つける簡単な方法は、北斗七星の取っ手の部分からうしかい座アークトゥルスまでの長さを同じ分だけ伸ばした所にある。

・・・うしかい座アークトゥルスが分からん私には、簡単に見つけられなさそうです。