えちこの旅ブログ

知的好奇心のおもむくままに

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大久野島で2023年の干支と戯れてみた②

瀬戸内海に浮かぶ大久野島で、可愛いウサギと楽しいひととき。

前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

 

餌がなくなり、ウサギとの戯れ時間が終了する

ランチを食べながら思っていたことがあります。

もっとキャベツと人参持ってきたらよかった・・・

既に餌の9割ほどをあげてしまい、ジップロックの中身はあとわずか。これでは後半戦ウサギを手懐けるのには野菜が足りなさすぎる。

この日、三原で1泊することにしていたので、万が一ウサギがあまり野菜食べてくれなかったら、ホテルで余った生キャベツバリバリかじる羽目になるしな・・・と若干量を控えめにしていたんです。失敗した。

休暇村を出てまたすぐにウサギと遭遇。

この子たちかどうか記憶は定かではありませんが、後半戦始まってすぐに私の餌は終了。

楽しい楽しい餌やりタイムが終わりを告げたのです。

よって、人があげた餌を食べるウサギの撮影に興じる。

餌はないですが、ウサギは来てくれます。

・・・ごめん、餌ないねん。

・・・ごめん、餌ないねん。

ウサギをはべらすことができなくなったので、島をぐるっと1周歩いてみることにしました。

島に残る戦争遺産を見てまわる

前回もご紹介しましたが、この大久野島は元々陸軍の砲台が置かれたり、毒ガス製造が行われていた島。

それらの遺構は今なお、島に残っています。

三軒家毒ガス貯蔵庫跡

毒ガス「イペリット」が貯蔵されいた場所。イペリットは、猛毒で皮膚がただれるびらん性毒ガスとのこと。

長浦毒ガス貯蔵庫跡

この島では多い時で年間1500トンもの毒ガス製造が行われていたそうです。
第二次世界大戦後、島にあった毒ガスは処分されたのですが、その処分方法の一つが火炎放射器で焼くというやり方。

この貯蔵庫のコンクリートの内側が黒く焦げているのは、火炎放射器で焼却処分した跡なんだそうです。

当時、毒ガス製造を行っているときも、きっと海は変わらず綺麗だったんだろうな。

北部砲台跡

日露戦争が始まる前の1902年に設置された砲台跡。

坂を上って山の方に上がってくると、ウサギの数は少なくなってきましたが、それでもちょこちょこ出会います。

・・・ごめん、餌ないねん。(心苦しすぎる。)

発電場跡

毒ガス製造時に、電力を供給していた発電場跡。

芸予要塞時代に使用されていた石の桟橋。毒ガス製造が始まると、本土から見えやすいこの桟橋は使われなくなったそうです。

まだまだウサギと遊びたい

島を1周している間もウサギと出会っては餌をねだられ、ないと分かったらそっぽを向かれ、を繰り返していました。

餌がないならひなたぼっこするぜ。

ウサギの伏せポーズ、めちゃくちゃ可愛いな、しかし。

1周散策した後、またまたウサギが多数いるキャンプ場エリアへ。

とりあえず来てはくれる。

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ほぼ、ペットの距離間。

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餌がなくても、傍にいてくれる子もいました。幸せです、私。

大家族。ちびっこいのが可愛すぎて罪。

リアルピーターラビットの世界。デニムジャケット着せたいわ~。

展望台から瀬戸内海の絶景を見る

島散策の最後に、島の山頂にある展望台へ行ってみました。

1キロ以上坂道をのぼって行きます。上がって降りてくるまで、島のスタッフと思しき男性1名以外、誰にも会いませんでした。そもそも平日に行ったから人が少なかったんですけど。

ラスト120mで、左側の山中に入っていく階段に「展望台」の案内が出ていたので、この階段を上っていったんですが、道なりにのぼっていっても展望台には行けました。
(帰り、この舗装道で下りてきた。)舗装道の方が絶対楽だったと思う。やられた。
展望台に行く道中、全然ウサギと出会わなかったんですが、展望台下に数羽だけいました。

人があまり来ないせいか、一目散に近づいてきてくれましたが、ごめん、餌ないねん。

この展望台から見える瀬戸内海の島々の景色が素晴らしかったです。

恐らく小久野島。

大久野島に比べると、大三島は凄く大きい。

右半分が大三島(のはず)鉄塔が建ってて島全体があまりちゃんと見えなかったから、こんなアングルで撮ったんだと思う。(色々記憶曖昧過ぎて自分でも怖い。)

20分ほど坂をひたすら上ってこないといけなかったですが、この景色が独り占めできるなら来る価値大あり。神々しい景色を目に焼き付けて下山。

再び大久野島から忠海港まで船で15分。忠海駅発の電車まで時間があったので、お土産ショップをゆっくり見て、時間つぶし。三原⇔忠海間は乗車時間20分と短いですが、電車の本数が少ないので、時刻表は要チェックです。
以前から来てみたいと思っていた大久野島。予想以上にウサギが寄ってきてくれて大満足。

餌やりをしているとき、隣のお姉さんが

冬はこんなにみんな食べてくれるんだ!もっと野菜持ってきたらよかった~

と言ってはりました。ウサギは暑さに弱いので、夏場はあまり餌を食べてくれなかったみたい。あと、休日など人が多いと餌沢山もらい過ぎて、これまた食べてくれないこともあるそうです。

ということで、餌やりしながら沢山のウサギと戯れたい方は、冬の平日がおすすめ。ただし、寒すぎると人間側が長時間外にいられないので、晴れた冬の平日。恐らくこれがベストではないかと。1回しか行ったことがないヤツが憶測で言うてます。ご了承ください。

www.qkamura.or.jp

rabbit-island.info

おまけ

今回一番私に懐いた子。
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膝タッチて。可愛さ溢れすぎやろ。ほんでごめん、餌ないねん。