今日も今日とて推し活の旅。
札幌3日目、昼過ぎの便で大阪へ戻るため、観光できるのは午前中のみ。
訪れたのは北海道大学。
大学でありながら、その構内は観光スポットにもなっており、名作漫画『動物のお医者さん』の舞台にもなった場所です。
という訳で、最終日は北大でチョビ(ハスキー犬)探し。いわゆる聖地巡礼です。
北海道大学へのアクセス
JR札幌駅から徒歩7分
『動物のお医者さん』の舞台・北海道大学
子供の頃、好きだった漫画の一つが『動物のお医者さん』
主人公のハムテル(通称名)が、札幌市のH大学獣医学部で獣医を目指す日常を描いたお話。そのハムテルの飼い犬が、シベリアンハスキーのチョビ。
コメディタッチの漫画は、誰かと誰かが戦って、死んだり、傷ついたりすることもなく、個性豊かなキャラクターと動物たちの物語は、平和そのもの。
子供の頃から犬好きだった私は、当時、実家の近所に住む幼馴染がハスキー犬飼っていたので、よく戯れていました。(名前はチョビじゃなかったけど。)
その漫画に出て来る「H大学」のモデルとなったのが、ここ北海道大学。
ウィキペディア師匠の情報によると、漫画の影響で、当時は獣医学部の志望者数が増加する社会現象まで生み出したんだそうです。
調べたら、新装版が発売されているそうで、久々に読みたくなりました。
緑に囲まれたキャンパスを学生気分で散策
訪問したのは日曜日でしたが、構内は自由に入ることができ、その多くが観光客の方たちでした。
ランニングをしている方も多く、市民の方たちも自由に構内を利用している感じ。
北大をランニングっていいなー。やっぱランニングセット持ってこれば良かったなー。
目的は学校内にある博物館だったのですが、開館までにまだ時間があったので、適当に構内をブラブラとお散歩。
とにかく広い、北海道大学。私の母校もそこそこの広さがあり、いいキャンパスだとは思っていましたが、北の大地の大学は規模感が全然違います。
ハムテルとチョビ、いないかなー
とキョロキョロしていたら、散歩しているチワワがいました。
ハスキー犬は見つからないので、よし、この子をチョビと名付けよう。
(よそ様の子、勝手に名付けんな。)
休日なので閉まっているようでしたが、おしゃれなカフェもありました。
大学に来ると、自分の大学生時代を思い出し、ただ、ただ思う事は
もっと、勉強すれば良かった・・・
という反省しかありません。
というか「将来○○になるから、この学部で勉強するんだ!」みたいな考えは全くなく、むしろ「もう勉強したくないから、指定校推薦来てるこの大学にしよう」ぐらいのノリで進学先を決めました。
だって、1999年7月に人類滅亡するってノストラダムス言ってたのに、滅亡しなかったんだもん。大学に進学する予定なかったのよ、子供の頃の私の計画では。
まぁ、進学した先でいくらでも勉強しようと思えばできたので、ノストラダムスは言い訳で、単に己の怠慢が招いた結果です。
(ただ一応、必要単位は3年間で取得し終えました。やることはちゃんとやった。)←指定校推薦で進学すると、母校に成績やら何やらが通知されて、下手こくと推薦枠なくなるって聞いてたからさ・・・
過去の自分への反省と、現役学生さんたちへの羨望を抱きながら、ひたすら北大を散歩をする2024年の初秋。
イチョウ並木
肌寒いとは言え、さすがにまだイチョウは色づいていませんでした。
例年の見ごろは10月下旬~11月下旬らしいです。
でもイチョウって、色づくと同時に銀杏という名の臭い爆弾を放つから、正直緑色の状態の方が好きです。
あの匂い、本当に苦手・・・
無料なのに展示が充実「総合博物館」
大学内にある博物館。
無料で自由に見学できます。
建物は、1929年に完成した旧理学部本館が使用されています。
立派で素敵な建物です。入口、顔にしか見えませんが。
北海道大学の始まりは、1876年に開校された札幌農学校。
初代教頭となったのが、有名なクラーク博士です。
施設内には、その札幌農学校時代からの歴史に関する展示や、各学部ごとの研究に関する展示などがありました。
キャンパス模型。獣医学部棟を撮影。(でも、どの建物だったか忘れた・・・)
理系科目がすこぶるポンコツ過ぎるので自分にとっては別世界ですが、薬学部って憧れ学部の一つでした。
立入禁止区域を守るクマ。
目は可愛い。
元が学部の建物なので、その名残があります。
はい、そしてこちらがお目当ての獣医学部ブース。
ちゃんと『動物のお医者さん』の文字がありました。一人、大興奮です。
そんなに好きならお前も「動物のお医者さん」目指せば良かったじゃないかと言われそうですが、理系科目が致命的にポンコツでした。あと、手先の器用さが皆無で、助けるべく動物の命を奪いかねないと判断し、早々に諦めました。
獣医学部のブースに、チョビもミケも、菱沼さんも二階堂もいませんでしたが、色んな動物のはく製や骨格模型が展示されていました。
よし、君をチョビと名付けよう。(もはや見境なし。)
サラブレッドのお骨。
ライオン。こう見ると、結構ちゃんと猫背かもしれない。。。
その他の展示室も、興味深いものが多々ありました。
大学内に、マンモスいるって凄くない?少なくとも、私の母校にはいませんでした。
巨大ワニ「ディノスクス」
ニッポノサウルス
マチカネワニ化石
こちら、大阪大学豊中キャンパスの理学部周辺から発掘された巨大ワニ。
確か、以前伊豆の「バナナワニ園」でも模型化石を見たような・・・と記憶をもとに過去ブログ振り返ったら、やっぱりバナナワニ園で見てました。
オリジナルは、大阪大学の博物館で見れるそうです。阪大にも博物館あったんだ。
調べてみると、案外博物館のある大学っていっぱいあるんですね。
マンモスの毛。手触りが気になります。
マンモスの肉。数万年前の先祖は、これを食べて生きて、子孫を残し今に至ると思うと、ありがたみが8割増しになります。
つい最近、プライムビデオで『探偵はBARにいる』を1~3まで見返したところでした。そういや、松田龍平さん演じる「高田」は北大農学部の助手だったな。
北大博物館、各学部の展示内容を見て「こういう事を研究しているんだー」と知れる点が、通常の博物館と違う面白さでした。理学部?工学部?とか正直チンプンカンプンでしたけど。このチンプンカンプンを理解して研究している人の脳みそを、1日でいいから体験したいです。
代わりに私の脳みそ、どうぞ。足し算、引き算も危うくて、絶望に陥ると思います。
クラーク博士像
クラーク博士の像と言えば「さっぽろ羊ヶ丘展望台」が有名ですが、ここ北大にもいらっしゃいます。
古河講堂
1909年に建てられた建物。
大学のキャンパス内に、このような歴史的建造物が残っているって素敵ですよね。通っている学生さんにとっては、当たり前の景色で特に感動とかもないのかもしれませんが。
約1時間40分の北大散策、実際の獣医学部棟に入った訳ではありませんが、好きだった漫画の世界をすこーし垣間見れた気がして、楽しかったです。残念ながら、チョビには会えませんでしたけど。
利用案内(総合博物館)
- 料金:無料
- 開館時間:10:00~17:00
- 休館日:月曜(祝日は開館、翌平日休館)
おまけ
あの名言、丁寧口調バージョン。