走る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら走らにゃ損損
ということで、昨日2023年3月19日に4年ぶりに開催された『とくしまマラソン2023』に出場しました。
フルマラソン大会に出場するのは、昨年の11月の『福岡マラソン』以来。
徳島マラソンは、当初出場するかどうか悩んでいたんですが、ゲストに大迫傑選手が来るということで出場を決めました。
だって、生大迫選手見たいやん。
その他のゲストも、2005年にいまだ破られないアジア女子フルマラソン記録を持つ野口みずきさん、箱根駅伝3代目山の神・神野大地さん、ランニングコーチでもあり、テレビのマラソン解説でもお馴染み金哲彦さんと豪華。
マラソン大会は、前日にゼッケン等を受け取りにEXPO会場に行く必要があることも多いのですが、今回のとくしまマラソンは事前に自宅郵送されてきたので、前日に手続き等は必要なし。
加えて、徳島は大学時代の友人が住んでいることもあり、何度も行ったことがある場所で、正直珍しさは特にありません。(ただ、いつも友人宅にばかり行ってるんで、逆に観光スポットにあまり行った事がないという地元あるあるが発動しています。)
今回、少しでも旅気分を出してみようということで、いつもは大阪駅から高速バスで徳島駅に向かうのですが、初めて和歌山港から南海フェリーで徳島港に向かってみました。
南海フェリーが、私が集めている御船印参加社の一つというのが大きかったんですが、船旅、思いのほか快適でした。南海フェリーの紹介は次回のブログで書きたいと思います。
徳島港から徳島駅までは約4キロ離れているため、バスが運行されています。
が、御船印を買ったりしている間にバスが行ってしまったのと、ちょっと体を動かしたかったこともあり、駅までの4キロ、途中イオンでランチタイムを取りながら歩いて移動することにしました。
天気が良ければ、ロープウェイで眉山にでも登って見るかな~とかも思っていたんですが、曇天&風強のお天気だったため、結局ホテルにチェックインしたあとは部屋でゴロゴロ。
夕飯は特にお腹空いていなかったんですが、翌日に備えて炭水化物取っておかなくては、とコンビニでおにぎりとサラダチキンバー、そしてお味噌汁を購入。
が、この選択が悲劇を生みます。そもそも、前日からいまいち胃の調子がよくなかったくせに、明日に備えてと昼も夜も、大してお腹空いていないにも関わらずご飯を食べたら、夕飯後猛烈な胃痛と吐き気に襲われる・・・
とりあえず胃薬飲んで、胃痛に効くツボを押しつつ普段より早く22時就寝。
が、2時間後、胃痛で目覚める
・・・さ、最悪なり。
どうにかこうにか二度寝をし、体調不良で迎えたフルマラソン当日の朝。
胃痛が怖くて、おにぎり半分程度とゼリー飲料のみの朝ごはん。幸い胃痛自体は治ったので、準備を整えスタート地点の徳島県庁へ。徒歩圏内のホテルに泊まっていたので、歩いていくためにホテルを出たら、会場に向かうランナーさんが多数いらっしゃいました。
体調面の不安はぬぐい切れないけれど、やはりこの大会前の緊張とわくわく感は何度味わっても楽しいものです。
10日ぐらい前から記入していた健康チェックシートを見せ、検温を終えて問題なしのリストバンドを頂き、荷物を預けて、トイレに行って、スタートブロックに整列。
フルマラソン、今回で18回目。この辺の流れで戸惑うことはもうありません。
前回の福岡マラソンでは、予想タイムを1時間遅く申請するという過ちを犯しましたが、今回はちゃんと間違いなく申請しました。エントリー前に5度見ぐらいしたからね。私はCブロックからのスタート。
こちらの大会はウェーブスタートが設けられていたため、S~Cブロックは9:00。D~Eブロックは9:10スタートとなります。
前日は天候も悪く、気温も低かったのですが、ご覧の通り快晴。風もほぼなし。
スタートセレモニーのあと、9:00の号砲でスタート!と言っても、私はCブロックなので実際にスタートを切ったのは約3分後でした。
スタート地点で、お立ち台の上にいるゲストの皆さんが見えました。
この先、動画で撮ったのでブログに写真アップできない&有名な方なので著作権的に問題あるかもということで載せませんが、一番の目的であった生大迫選手を見た感想。
顔、ちっちゃ。体、ほっそ。顔、おっとこまえ。
目的の8割、達成しました。(まだ10mも走ってませんけど)
スタートからしばらくは徳島市内を走り、その後吉野川大橋を渡った後は、ひたすらに吉野川沿いを走ります。
土手上の舗装道。多少アップダウンもありましたが、大した急坂もなし。
ただ、普段車が走っている影響で微妙な轍が存在しています。普段歩いていたら気にならないようなちょっとした段差も、マラソンを走っていると凄く気になります。そして後半わずかな段差がしんどさを増長します。
のどかです。ひたすらのどか。どこまで行っても川なので、正直景色の変化を楽しめるコースではありませんが、土手沿いの菜の花が凄く綺麗で癒されました。(ちょうど胃痛を発症していた最中で、スマホ取る余裕なかったんで、写真はなし)
途中、友人家族がでかい模造紙に私の名前を書いて、掲げながら応援してくれてパワーをもらい、何とか前半は1キロ6分前後のペースで走ることができました。
が、やはり時折痛む胃。そして大量の汗をかいているため、足の攣りも気になるところ。ということで、エイドでは固形物の摂取は避けて、水分と同時に塩分タブレットを複数個ゲットし、常にポケットに常備。
終始塩分タブレットor氷砂糖を口の中に入れて、ほっぺた不自然に膨らませながら走り続けて30キロ地点。ハーフ折り返してから、30キロまで割といいペースで走れたので
お!これは前回同様後半にパワーみなぎって走り切れるパターンか?
と思いきや、俗にフルマラソンで言われる『30キロの壁』見事にぶち当たりました。
朝ごはん&レース前半でエネルギーをきちんと取れなかったことが大きな要因だと思いますが、完全にガス欠状態。
か、体動かん・・・
パワージェルも持って走っていて、それらも飲んではいたんですが、やはり4時間以上体を動かすにはカロリーが不足していたみたいです。普段、体型を気にして低カロリーな食事を選んだりすることもありますが、マラソンを走ると見に染みて分かります。
体を動かすのに、カロリーって必要。(逆を言うと、体動かさないのにカロリーばっかり取ってりゃそりゃ増量するわな。)
後半、胃痛も収まったこともあり(むしろ走り続けていたから悪化しそうやけど、何故か治った)イチゴや阿波尾鶏のスープを頂いたり、JALの客室乗務員さんが提供してくださるスカイタイム(もも&ぶどうのジュース)や、私設エイドの方からコーラを頂くなど、カロリー摂取。しかし、体の疲労は回復することなく、エイド付近のみならず、上り坂でも2度ほど歩いてしまいました。
ここ何年もフルマラソンで途中歩くことなんてなかったのに・・・・悔しい。けど体動かない。
ラスト3キロはほぼ気力。この3キロ、毎度のことながら本当に遠い。
ですが、ゴール地点のワークスタッフ陸上競技場入口前で、何と!あの!大迫選手がいるじゃないですか!!
めっちゃ至近距離で見ることができました。でも、声をかける元気もなければ、勇気もなく横を走り抜け、競技場内へ。
そして、最後不甲斐ない結果にはなりましたが、ゴールした瞬間はやはり達成感いっぱい!!
ベストタイムも視野に入れていたのですが、結果はベストより13分遅いタイムでした。
が、歴代3番目のタイムなので体調振るわなかった割には検討したのではないでしょうか。(と、自分に甘いやつ)
今回の敗因は完全に体調管理ができなかった自己責任。そして、年明けから食べまくったことによる体重増量。(むしろ食べまくった蓄積で、胃の調子も悪くなったんじゃないか説ある。)
本格的なアスリートのような体型を目指す必要はないと思っていますが(てか、絶対無理)やはりランナーにとって体重は敵やな、と改めて感じました。
ラン歴14年目にも関わらず、いまだ体調管理ができない阿呆ランナーですが、友人の応援や自然溢れる川沿いのコース、そして地元の方たちの応援、また徳島の大会らしく、途中数か所での阿波踊りでの応援や、後半にいた可愛いく元気な中高生?のチアリーディングの女の子たちからの声援。
反省と悔しさは残りますが、終わってみれば楽しかったと思える大会でした。
ただ、汗の量が半端なかったみたいで、全身が自家製の塩まみれ。全身真っ黒ウェアで走っていた私、レース後更衣室で脱いだらマジで塩田なみにウェア全て白い塩だらけでした。
今回のレース、反省点もう1点追加。
今度からレースウェアは真っ黒を避けよう。
レース後、友人に迎えにきてもらい、友人宅でシャワーを浴びさせてもらったあと、行きと同様南海フェリーで帰宅。
レース後よりも、むしろ時間が経つにつれ足の痛みが出て来て、久々にレース翌日の今日、足を引きずって家を徘徊しています・・・