伊豆で春祭り堪能の旅が、プラスアルファで動物見まくりの旅とも化しています。
どうも。「お祭りおばさん」改め「生き物おばさん」です。
伊豆の旅3日目、稲取で「雛のつるし飾り」を見学後、伊豆急行に乗り伊豆熱川駅まで移動。
伊豆の旅は『熱川バナナワニ園』で締めくくります。
熱川バナナワニ園へのアクセス
伊豆急行線「伊豆熱川」駅から徒歩1分。
この旅、駅から本数の少ないバスを駆使していた私にとって、この駅近度合いはかなり高ポイント。
伊豆稲取駅から乗った電車はリゾート21の「キンメ電車」でした。伊豆を代表する名産のキンメダイがあしらわれたこちらの電車は、普通料金のみで乗車可能な観光列車。
時間を調べていた訳ではなかったのですが、偶然乗れた!リゾート21には、もう1種類「黒船電車」もあるのですが、そちらはお目にかかることができませんでした。
車内の色んなところにキンメダイ。座席も海側を向いた展望座席があります。
せっかくなので、色んな車両に行ったりもしたかったのですが、たった2駅間の移動のため、あっという間に伊豆熱川駅到着。
駅からは少し坂を上ったら、昭和感漂う熱川バナナワニ園の建物に到着。
熱川バナナワニ園で動植物三昧
熱川バナナワニ園は、ワニ園と植物園からなる本園と、ニシレッサーパンダなどがいる動物園と、バナナを始めとする熱帯植物園からなる分園に分かれています。
本園と分園間はマイクロバスで送迎してくれます。
チケット売り場は、本園のワニ園側で購入。
本園・ワニ園
チケットを購入し、早速代名詞のワニが生息するワニ園へ。こちらの園では、世界でもトップクラスの16種、約140頭のワニを飼育しています。
私、何気にワニ好きなんです。(「なにげにわに」って妙に韻踏んでもうた。)
てか、基本生き物何でも好きなんですけどね。
それでは熱川バナナワニ園で出会えるワニたちを、ざざっとご紹介。
ニューギニアワニ
入口入って最初に出会うワニ。小ぶりでかわいらしいサイズです。
水槽の側にいたら、めっちゃ近づいてきてくれた。懐いたらかわいいペットにできるかもしれません。
突然ですが、ワニクイズです。ワニの種類はどのぐらいあるでしょうか。
答えはこちら。
21種中、16種も見れるんだから、ここはワニ好きにとっては楽園以外の何物でもないですね。
マレーガビアル
このワニは、熱川バナナワニ園で一番大きなワニだそうです。全長約4.5m。身長157センチの私はまるっと一飲みされそう。
シャムワニ
観客の注目を一斉に集めていたのがこの子です。口パッカーンって開けたまま、微動だにせず。
ワニが口を開けている理由としては、「体温調節している」「口の中の寄生虫を鳥に食べてもらう」「他の個体への信号」など諸説あるそうです。
10分以上ずーっと口開けっ放しで1ミリも動かないので、何人かは「え?これ本物?」って言って見てました。本当にこのワニの周りだけ時間止まってた。
オーストラリアワニ
親子?夫婦?友達以上恋人未満?てか、下の子は上に乘っかられていることに果たして気づいているんだろうか?
ミシシッピーワニ
ニューギニアワニ
最初にニューギニアワニ見て、このサイズならペットにしたいと思ったけど、こんなでっかくなるなら無理だ。ペットに食べられて人生終わる絵しか見えん。
ワニ以外の淡水魚がいる建物に入ると、
マチカネワニという80万年前に日本に生息していたワニの復元標本がありました。しかもこのワニ、発見されたのが大阪の豊中市だそうです。こんなのが大阪にいたのか!
淡水魚の水槽には、アリゲーターガー。
結構、顔は可愛い。
分園
「本園・ワニ園」と道路挟んだ向かい側に「本園・植物園」があるのですが、お腹が空いたので、カフェのある分園へ先に行くことに。
分園までの送迎マイクロバス。時間などは特に決まっておらず、お客さんある程度乗せたら出発という感じっぽかったです。バスで3分。歩いても大した距離じゃないんですが、結構急な上り坂なので、無料だしこのバス乗るのが正解。
分園には多数の温室があります。まずは「アンスリウム・ソテツ」の温室。
こちらの施設は全体的に、凄く綺麗に整備されている訳ではなく、結構年季が入っちゃっているところが、妙に味わい深いです。
可愛さと強さを兼ね備えた名前。
「綺麗な❤を探してください」ということなので、探してみました。
どうでしょうか。というか、私この植物の名前が「アンスリウム」であることをここで初めて知りました。
続いて、この園のもう一つの代名詞「バナナ」の温室。
バナナの葉、わっさーなってます。
バナナにも色んな種類があるようで、こちらの園では約20種のバナナを育てているそうです。
でも島でバナナ食べた記憶がないな・・・(確かお土産屋さんで探したけど、売り切れていたような・・・)
続いて「熱帯果樹」の温室。
気になる味その1。パンノキ。
気になる味その2。サラマンドノキ。
気になる味その3。バンジロウ。
てか、みんな名前の癖、強くない?
いつもお世話になってますの味その1。コーヒーノキ。
いつもお世話になってますの味その2。カカオ。
続いて、ワニ以外の動物コーナー。
チリーフラミンゴ、ベニイロフララミンゴ、クロトキが暮らす鳥ゲージ。
アルダブラゾウガメ
右の子、甲羅割れてるよね・・・?だ、大丈夫・・・?
ニシレッサーパンダ
レッサーパンダには「ニシレッサーパンダ」と「シセンレッサーパンダ」の2種類がいるそうで、ここは日本で唯一、ニシレッサーパンダを飼育しています。
正直、レッサーパンダ素人の私には、他の動物園で見たレッサーパンダとどう違うのか分かりませんでしたが、とりあえずニシもシセンもどちらも間違いなく可愛い。
一通り分園を見終わったので、休憩がてらランチタイム。
エビピラフ(ドリンクセット)1,600円。
ドリンクはパインジュースがデフォルトでしたが、プラス300円でバナナジュースに変更可。せっかくなので、バナナジュースにしました。まぁ、ピラフは可もなく不可もなく普通のピラフ。これで1,600円は高いなぁという気もしますが、観光地&インフレなのでこれぐらいが旅の食事の相場と思うようにしています。
本園・植物園
再びマイクロバスで本園へ。ワニ園の向かい側にある植物園へ。
「熱帯花木」の温室。
あーまた沖縄行きたいなぁ・・・(同時に3か所ぐらい旅できるように、自分のクローンが欲しい。でもその分支出も3倍か・・・無理だな・・・)
植物ゾーン抜けて一旦外に出たら、何か妙な声がする・・・
声の正体はこの子たちでした。
・・・めっちゃ見られた。
近くを通った飼育員さんから
この子、かまちょなんで、お客さんが近づいてきてくれると嬉しいんですよー
と言われたので、素直に近づいてみると・・・
お!おぉ!これは歓迎の気持ちと捉えていいのでしょうか?
その角度は、懐かしの「うんちょこちょこちょこピー」ですね。
この本園の植物園には、8か所の温室があります。その内3か所はエレベーターで2階へ上がったところにあります。
エレベーター乗り場前にいたウーパールーパー。昨日『体験型カエル館KawaZoo』でも見たんですよね。2日連続でウーパー見たのは人生初です。
「観葉植物」の温室。こちらでは個性的な名前の植物が生息していました。
ジェードパイン
どうなって、そうなった?っていうぐらいこんがらがってます。
小笠原で見たマルハチ!自分が旅をした場所で見た物に、現地以外で再び出会えると何だか嬉しい。
「熱帯スイレン」の温室。
確かに「ハス」と「スイレン」って似てるんだけど、どう違うんだろう・・・?って思ったら、親切にも違いを説明してくれていました。
はい、これであなたも今日から「ハス」と「スイレン」を間違わずに生活できますね。
スイレンって種類が沢山あって、しかも名前が個性的。
「原種ラン・オオニバス」の温室。
この植物、ベトナム(だったかな?)で葉っぱに乗る体験ができるっていうのを見たことがあるんですが、ここでもその体験ができるみたいです。ただし、体重30キロ以下の小学生のお子様のみ。3枚ぐらい葉っぱ重ねて、大人の女性も乗せてくれませんかね?
ランの温室ではありますが、季節外のためかここではランの花はほぼ咲いていませんでした
「洋ラン」の温室。
そしてここに存在感を放つ存在1匹。
チュウゴクオウサンショウウオです。
お目目、めっちゃ小粒。京都水族館にもオオサンショウウオいるんですけど、結構な数がギューギュー詰めになっていて、正直ちょっと気持ち悪いんですよね・・・
でも、1匹だと可愛いな。
アマゾンマナティー
はい、熱川バナナワニ園で最後にご紹介するのは、私が大好きなマナティーです。
かまちょなインコのゲージの前にアマゾンマナティーの水槽があります。なので、インコを見る前にしばらくこの水槽の前でマナティーを眺め、植物園を全部見終わった後に、帰りの電車まで時間に余裕があったので、再びマナティーに会いに来ました。
飼育員さんに覚えられてて
何度も来てくださってありがとうございます。
って言われてもうたわ。
こちらのマナティーは、日本でここだけでしか見れないアマゾンマナティーです。
「じゅんと」くん。58歳。
・・・結構パイセンやないですか。「じゅんと」さんとお呼びしよう。
水槽の水の濁りと、ガラスの光の反射で若干見にくいので、割と皆さんチラッと見て「あ~いるね~大きいね~」ぐらいで行ってしまうんですが、私水槽のガラスに張り付いて、じゅんとさんに自らの存在をアピール。
すると、しばらくすると・・・
大接近!!!お近づきに成功しました。
2回目に行ったとき、ちょうどお食事の時間。
餌は人参とキャベツ。(美ら海水族館でも、レタスだかキャベツだかの葉物野菜食べてたな。)
ちょうど居合わせたご夫婦と夢中になってお食事シーンを観察。
こんな感じで食べるんだよ~と見せに来てくれました。
はい。好き過ぎて、ワニよりもこの1頭のマナティー見てる時間の方が長かったかもしれません。だいぶ楽しかったです。じゅんとパイセン、また機会があれば来るので長生きしてくださいね。
「バナナワニ園」という名前ではありますが、決して「バナナ」と「ワニ」だけではありません。というか、むしろそれ以外の動植物の方が多いです。
この日は祝日ということもあり、ワニ園には結構お子さんも多かったんですが、植物園にはほぼ人がおらず・・・ですが、植物に興味はあれど知識のない私は、興味津々で全ての温室を見てまわることができました。気づいたら、3時間半過ごしていたわ。(その内の20分ぐらいマナティータイム。)
利用案内
- 料金:大人1,800円 子供(4歳~小学生)900円 4歳未満無料
- 開館時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
- 休館日:年中無休
おまけ