えちこの旅ブログ

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瀬戸内国際芸術祭2022 小豆島 福田地区編②

リアルタイムでは、10年ぶりにネズミが主役の夢の国を満喫中。アハ。

瀬戸内国際芸術祭2022の旅。日帰り小豆島編。

前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

福田地区作品

sd53-B 「アジア・アート・プラットフォーム協同展2022『Communal Spirits/共に在る力』」

夏会期から開催が始まったこちらの作品群は、香港、インドネシア、台湾、カンボジア、タイの5つのパートナーたちと「Sprits」というキーワードで行われた共同展。

港と福武ハウスの周辺の5か所に作品場所が点在しています。

チケットは福武ハウスと共通なんですけど、各施設にスタッフの方はおらず

「チケット購入してから入ってね」みたいな注意書きは入口に書いてるんですけど、何らチェックはされません。(みんな良識ある大人なんだから大丈夫だよね、という性善説の元に展示されているんでしょう。ちゃんと受付済ませて見に行きましょう。)

A:アーティスト名 クヴァイ・サムナン(カンボジア

東南アジアのアレン渓谷に住む、先住民族チョン族のための活動を行ってきた作家が、水力発電によって破壊されるチョン族の土地のつながりと、抵抗の姿を込めた映像作品。

中に入ると、狭い室内のスクリーンに自然の中で踊るダンサーの映像が流れています。

コンテンポラリーダンス?というのでしょうか。ダンス詳しくないからよく分からないけれど。正直、素人が見てもよく分からない、でもメッセージ性が強いということだけは何となく理解できるでお馴染みのあのダンス。

とにもかくにも、中が暑すぎて内容頭に入らないし、一瞬で出てきてしまいました・・・

B:アーティスト名 サマー・ファン&ツァイ・ジアイン(台湾)

会場となっているのは、元郵便局の建物と思われます。右から左の文字が時代を感じさせる。
台湾で地元の植物や、自然環境から得たインスピレーションを有機的な形に変えたという作品。

この郵便屋さんマスコット、帽子の文字を見るに台湾のものでしょうか。かわいい。

中高生の頃よく通っていた、中華系の何だかよく分からない面白雑貨集めた雑貨屋さんに売ってそう。

あの頃、よく分からない見た目インパクトだけある謎な雑貨、よく買ってたな・・・

C:アーティスト名 アナン・サプトト(インドネシア

この作品がある古民家は、港から近くて来たときに一度前を通りました。

びっくりするんですよ、これ。ホンマに一瞬見たら誰かいるんかと思って二度見してまう。

あ、地元のおじさんがいらっしゃ・・・いや下半身がおかしい。

農業とアートを繋ぐプラットフォームということで、室内にはこのような作品の写真展示や、インドネシアジョグジャカルタ市と小豆島・福田との食料の供給源や農業の実践が紹介。

農業・漁業に携わる人たちと、その作物・魚たちとのこコラボ写真。

これ、等身大だとどっきり作品ですが、コラージュ作品としては面白い。

D:アーティスト名 香港アートスクールの講師と卒業生

フェリーターミナルの駐車場横にある会場。なので、実際はフェリー出航までの時間を利用し、最後に見に来ました。

香港と小豆島の様々な場所で採取された粘土を布に描いた図柄や、ボタンなどの作品を通じて紹介しています。

いつ行っても工事している場所、それが香港。

たかが土。されど土。それぞれ色味やテクスチャが異なっていて興味深かったです。

E:アーティスト名 コラクリット・アルナーノンチャイ&アレックス・クヴォジック(タイ)

音楽と物語の映像作品。唯一、室内のエアコンが効いていて、ヨギボーみたいな一人が寝転がれるほどの大きいソファがあったので、フェリーまで時間があったこともあり、割とじっくりと鑑賞しました。

生と死がテーマとなっているようで、正直結構不気味な演出もあり、何とも表現しがたい作品ではありました。ただ、それゆえ無性に引き込まれて見入ってしまうという側面も。

 

「Sprits」というテーマにあるように、モチーフが霊的なものや土着の信仰、幽霊、精霊、神々などの考察ということで、

・・・何だろう、この世界観は・・・

と戸惑うようなものも正直あったんですが、それは逆に言うと今まで出会ったことのない未知な世界な訳で。

そういったものに出会えるのも、こういうアートイベントの面白さの一つなんじゃないかな、と私は思っています。

次回は、小豆島の名所の一つ寒霞渓をご紹介。

ただのおまけ

年間何ケース食べてるか分からないミンティア

ワンピースとコラボしてたので、麦わらの一味揃えるために普段食べない味(白色)も買ってしまった。

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キッドの仲間外れ感がえぐい。