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武雄温泉をサイクリングで観光「武雄温泉大衆浴場」|2024年「推し活」旅 第六弾in佐賀⑩

武雄温泉に来てますから。温泉に入らずして帰れようか。否、帰れぬ。

ということで、武雄温泉サイクリング観光の最後は、武雄温泉大衆浴場でお風呂に入ります。

御船山楽園からは、約2キロの距離がありますが、本日は最強の愛車レンタサイクルがあるので、楽々到着。

武雄温泉楼門

武雄温泉のシンボル的存在。

「るるぶ佐賀2024年版」の表紙にも、この楼門の写真が使われているので、もはや佐賀のシンボルと言っても過言ではないでしょう。

こちらの楼門と、後程紹介する新館は国重要文化財にも指定されている建造物。

その2つとも東京駅を設計した辰野金吾さんの設計で、大正4年(1915年)に完成しました。

(ちなみに、辰野金吾さんは佐賀県の唐津市ご出身だそう。)

2013年に楼門の保存修理が行われた際、2階の天井に4つの干支の彫絵が発見されました。

東京駅のドームには、8つの干支のレリーフがあるのが見つかっており、干支なのになぜ8つだけ?と謎に思われていましたが、何とここにその残りの4つの干支がいたのです!

辰野先生の遊び心が、時代を超えて平成の我々にようやく届きました。

なお、有料で楼門のガイド付き干支見学会もあるようです。

新館

実際のお風呂に入る前に、まずは新館の見学。

平成15年に復元工事が完成し、大正4年の建築当時の姿に再現されています。

内部には、武雄温泉に関する資料の展示室があり、また当時の浴場の様子も復元されています。

入場は無料です。

こちらは資料館部分。

五銭湯浴室の男湯側。

1973年まで使用されていました。

1998年に台風で倒壊してしまったのち、2003年に当時の図面を元に復元されました。

天井には湯気抜きと呼ばれるものがあり、不等辺八角形の形状。

大衆浴場とは言え、建物は辰野先生の設計でデザインにこだわりが見られ、武雄の皆さんのお風呂に対する熱が感じられます。風呂だけに。

十銭湯浴室 男湯側。

同じく1973年まで使用されていたお風呂。

浴槽床に使われているのは、マジョリカタイルという国産タイル。

柄がめっちゃ可愛いです。これぞ大正レトロ。

こちらの湯気抜きは四角形でした。

続いて2階へ。

2階には、複数の部屋が並んでいました。

入浴後の休憩室?みたいな感じで使われていたんでしょうか。

愛媛の道後温泉で、私はお風呂にしか入ったことがないのですが、休憩室が利用できるプランもありますよね。

新館の屋根部分のデザインも面白いです。

お風呂上りに畳でゴロゴロしたい。

今月は短期で労働中なので、この仕事が終わったら温泉でも行こうなんていつも話してる。(誰と?)

2階の窓から見える楼門と、現在の入浴施設。

再び1階へ。

先ほどと反対側のエリアへ。そちらにも入浴場がありました。

私が撮影し忘れただけなのか、説明書きの写真がないのでこちらの詳細は不明・・・

ちょこんと置かれた温泉マークがええ感じです。

番台もありました。

番台のあるお風呂屋さんって、実際には行ったことないなー。

旅の締めは「元湯」でゆったり

最後は、実際にお風呂に入って今回の旅を締めくくりたいと思います。

新大阪駅でドクターイエローを見た後、博多からフェリー太古に乗船、五島列島の島を巡り、長崎市内でペンギンと戯れ(見ただけ)、福山雅治さんの激レアフリーライブに参戦した今回の旅。

月末にフルマラソンに参加することもあり、宿泊先の諫早の街でランニングなんぞもしていました。

そして、今武雄温泉に来ています。盛沢山やで。

武雄温泉大衆浴場には、複数の入浴施設があり、中には貸し切り湯もあります。

入浴施設によって、値段も営業時間も様々。

今回私は、写真の一番左下にある「元湯」を利用しました。

明治9年に建築された建物で、現在使用されている温泉施設の建物としては日本最古!

そんな歴史ある施設ですが、入浴料は大人500円と非常にリーズナブルです。

祝日だし、駐車場にもそこそこ車があったので、混んでいるかなーと思って入ってみましたが、それほど混んでいませんでした。

14時前という、絶妙に微妙な時間帯だったのが良かったのかも。

高い天井も壁も木造で、歴史を感じられる内装でした。

「あつ湯」と「ぬる湯」の2つの浴槽があり、ぬる湯の方が通常のお風呂の温度(42~3度)。正直、ぬるくはないです。

あつ湯は44~5度ぐらいありました。チャレンジして入ってみましたが、ものの1分で退出しました。素人が手を出してはいけない代物でした。

温泉で芯からポッカポカ。

イメージ的には、ホカホカ湯気が頭から出ている状態で、武雄温泉駅に戻ってレンタサイクル旅終了。

www.takeo-kk.net

「リレーかもめ」で博多駅へ

駅の観光案内所で自転車を返却した後、隣にある休憩スペースで列車の時間待ち。

f:id:iechiko:20241123183451j:image新しかったので、新幹線開通に合わせて造られたと思われる場所。

左奥にあるのはお土産屋さん。

1階にもお土産屋さんとブックカフェがありました。
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そして、西九州新幹線に次いで乗りたかった列車「リレーかもめ」

武雄温泉駅⇔博多駅間を運行しています。
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時間を気にせず観光したかったので、自由席を購入していました。

「リレーかもめ」という名の通り、西九州新幹線の接続に合わせて運行している列車ですが、新幹線が来る前に私のように武雄温泉駅から乗車する乗客が乗り込みます。

するとどうでしょう。座席が既に満席に。

新幹線で武雄温泉駅に到着し、そのままリレーかもめに乗り継いだ方たちは、座れず通路に立って移動することになるのです。

私は座って博多駅まで乗れたので良かったのですが、長崎方面から新幹線で特急にリレーすると最後に結構しんどい思いをすることになる、という事を旅の最後に学びました。

リレーかもめに武雄温泉駅から乗る時は、指定席がベター。

おまけ

今回の旅で激写した推しのポスター、まとめてみた。

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