えちこの旅ブログ

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【御船印の旅】ジョイポート淡路島「明石海峡大橋クルーズ」

世間がまだ、ハロウィン仕様の頃に淡路島へぷらりと行って来ました。

iechiko.hatenablog.com

あわじグリーン館に訪れる前に、御船印を求めてジョイポート淡路島さんが運航する「明石海峡大橋クルーズ」に乗船。

高速バスで明石海峡大橋を渡った事は何度もあるけれど、海から眺めるのは初めての体験。

見方が変われば、見慣れた光景も新鮮!

今回は、明石海峡大橋を真下から眺められるクルーズのご紹介です。

ちなみに、こちらのクルーズは2023年11月28日~3月中旬まで冬季運休となっています。

運休しているクルーズを何で今紹介しているのかって?

旅行のブログを先に書いていたら、後回しになってしまい、気づけば冬になってしまいました。この3か月がめっちゃ早かったわ。

ジョイポート淡路島「明石海峡大橋クルーズ」について

クルーズは淡路島の北の玄関、岩屋港から出港し、淡路島の北側をHELLO KITTY SMILEという施設の辺りまで運航し、折り返して岩屋港まで戻ります。

明石海峡大橋の真下を通るため、橋を裏側から見るという、通常とは違う角度から、橋の景観を楽しむことができます。

乗船時間は約75分で、料金は大人2,500円、子供1,000円ですが、Web予約をすると200円割引になります。

運航は1日3便。(2023年10月時点)

運休日があるので、事前に公式HPにてご確認ください。

awajisima-cruise.com

クルーズの乗船場所

公共交通機関で行く場合、まずは淡路島の岩屋港を目指します。

岩屋港までは、JR明石駅から徒歩約10分の明石港からジェノバラインで13分です。

明石と淡路島って、海路で行くとこんなに近かったんだ!と新しい発見。

岩屋港の近くには「AWAICHI」のモニュメント。

そして絵島。日本神話の国生みストーリーに登場する「おのころ島」伝承地の一つです。

ここで注意!クルーズの発着場は、ジェノバラインの発着場と同じではありません。

明石海峡クルーズの乗船場は、ここから徒歩約10分の場所にあるので、移動が必要です。

こちらがクルーズ船のチケット購入場所。御船印もこちらの窓口で購入できます。

こちらが「明石海峡クルーズ」の御船印。クルーズ船の名前は「咸臨丸」です。

1860年に勝海舟によって、日本人で初めて太平洋横断を果たし、アメリカを渡った蒸気帆船。ということで、勝海舟の気分になって令和の明石海峡を航海したいと思います。

チケット売り場の横にあった待合スペース。

出航まで時間があったので、港周辺ウロウロして時間つぶし。

咸臨丸と明石海峡大橋。

明石海峡大橋。この角度から初めて見た。

船内紹介

(確か)出航の15分前に乗船開始。

船は三層甲板構造。

まずは一番上のUPPER DECK。

テーブル付のベンチ席。出航からしばらくはこの上甲板席に人が沢山いましたが、後半は皆さん室内席にこもってしまったのか、空いていました。

そこから下に降りたMAIN DECK

暑さ、寒さに関係なく快適に過ごせる室内スペース。

この階の屋外部分にもベンチはあります。

また、一人一杯のドリンクサービスがありました。

更に下にあるUNDER DECKは、資料館となっていました。

館長室にいたのは、艦長・勝海舟(右)と、軍艦奉行の福沢諭吉(左)←格子で顔見えてへん。

こんな大波にもまれながら、実際の咸臨丸はアメリカに向かっていた模様。

船酔いとかの次元超えてる。

お魚、ずらり。鳴門海峡にもサメいるんだ。

お座敷エリアもありました。誰一人として使っている人いなかったけど。

クルーズの見どころ

クルーズ船では、船上ガイドの方が見どころを紹介してくれるので、そちらを聞きながら淡路島や明石海峡の景色を楽しむことができます。

出航するとまず見えたのが、淡路SAの観覧車。

明石海峡大橋は、本州(神戸市垂水区)と淡路島を結ぶ吊橋。

全長は3,911m。Wikipediaによると、本来の長さは3,910mでしたが、阪神淡路大震災の地盤のずれにより、1m延伸したんだそう。

着工は1988年、開通は1998年と工事期間は10年に渡りました。今は大阪や三宮から高速バスや自家用車で気軽に淡路島や四国方面に行けますが、30年近く前まではみんな船で行ってたの・・・か?(橋のない時代に、四国に行ったことないから分からん・・・)

ちなみに、建設費は約5,000億円だそうです。

出航から5分ほどで、早くも明石海峡大橋が間近に迫ってきました。

早くもこのクルーズの1番の見どころである、明石海峡大橋の真下くぐり抜け。

下から見上げていると、帆船の先が橋の下に引っかかるのでは?と思う程近く見えますが、実際はかなりの距離が開いているそう。

そう説明されても、真下から見ると、完全に帆先が橋にぶっ刺さっているように見えます。

でも、安心してください。ぶっ刺さってませんよ。(でしょうね。)

真上見上げ過ぎて首が痛くなりましたが、さすが、世界最大級の吊橋!真下から眺めるとその大きさがよく分かり迫力満点でした。(車で走っているとあんまりその大きさを実感することないですからね。っていうか、高速バスで渡る時ほぼ毎回寝ていて、気づいたら淡路島内に入ってるんよね・・・)

橋の下をくぐろうとしている船は、明石港と岩屋港を結ぶジェノバライン。

ここぞとばかりに下から見上げた明石海峡大橋を撮影。

一旦、明石海峡大橋とはお別れ。帰りにも同じルートを通るので、橋の真下はもう一度くぐります。

山の中に見える白い建物は、江崎灯台

振り返れば明石海峡大橋。

淡路島周辺の海の色。昔淡路島に宿泊した際、ホテル近くの海が綺麗だった記憶がありますが、この辺の透明度はイマイチだったかな。

こうやってみると、淡路島ってあまり平地のない島。

向こうにうっすら見えてるのは・・・どこだろう。(多分説明あったような気がするけど、忘れた・・・)

どでかい赤いリンゴが出現。

HELLO KITTY APPLE HOUSEという施設で。キティちゃんのりんごのおうちで、中は360度のシアターになっているんだそう。

ちなみにこのリンゴ、世界最大のリンゴ型建物というギネス記録を持っています。

awajishima-resort.com

アップルハウスから7~8分後、今度は巨大なホワイトキティちゃんが登場。

HELLO KITTY SMILEという、こちらももちろんキティちゃん関連施設。

縦11m、横14mで常設のハローキティオブジェの中では世界最大!だそう。

ただし、望遠効かない私の広角レンズではあまりその大きさが分からん・・・

クルーズ船はこの辺りで折り返し、岩屋港へと戻ります。

来たルートを戻るので、真新しいものはありませんが、海を行きかう船を見たり

先ほど紹介した資料館を見に行ったり

神戸の街を眺めたり。

乗船している船は咸臨丸。気分はすっかり勝海舟。(てか、最初にもそれ言ってたけど、勝海舟の気分ってどんなん?)

船は再び、明石海峡大橋の真下をくぐります。1回目は沢山の人が屋外デッキに来ていましたが、帰りは少なめ。飽きるん早ない?

2度目も相変わらずスレスレ(に見えているだけ)感を味わえて、面白かったです。

明石海峡大橋の真下、こんなん何ぼあってもいいですからね。

そして、岩屋港に到着。75分の船旅、終了です。

淡路島で船に乗るという体験は、御船印をもらうという目的がなければ、近場なのであえてやろうとも思わなかったと思います。

御船印のお陰で「わざわざ」船に乗って楽しい体験ができました。