2か月ほど前になりますが、久々に神戸へお出かけ。
目的は、タイトルにもある『神戸海洋博物館』・『カワサキワールド』・『神戸ベイクルーズ』の3か所で御船印をもらうこと。
六甲山系の山々から何度となく見下ろした神戸の街を、今回は海から眺めてみました。
神戸海洋博物館
まずは博物館で御船印をもらいます。
神戸海洋博物館があるのは、メリケンパークと呼ばれるエリア。
JR・阪神「元町」駅から徒歩15分、神戸市営地下鉄「みなと元町」駅から徒歩10分です。
最後に来たのは、多分15年以上前・・・
白い大屋根が特徴的な博物館。
神戸海洋博物館は「神戸開港120年」を記念して1987年に開館。
神戸の歴史を始め、船・海、港について展示された博物館で、2020年2月にリニューアルオープンしています。
中に入るとまず目に入る「ロドニー号」こちらの船は、1833年イギリスで造船された戦艦。
1868年の神戸港開港の際、アメリカやフランスなどの外国船舶と共に神戸に来航し、21発の礼砲を放ち、開港を祝った船だそうです。
周囲の壁には、ロドニー号が神戸にやってくる映像が流れていました。
船の模型も多数展示。下段右側の船は、ルイ王朝最盛期の船「ソレイユ ロワイヤル」
日本に初めて輸入されたゴンドラ。一度も乗ったことがないのですが、一番乗ってみたいのは、東京ディズニーシーのゴンドラ。(ヴェネチアちゃうんかい。)
「神戸港あゆみとはたらき」のコーナーでは、神戸港開港からの歴史や港の役割に関する展示だけでなく、操船シミュレーター、ガントリークレーンシミュレーターなど実際にゲーム感覚で船や港に関するお仕事を体験できる設備もありました。
こういうの、やってみたいんですけど大人一人だと気が引けて、いつも遠目に眺めて通りすぎるだけ・・・
どこのコーナーか忘れてしまったんですが、再現された遣唐使船がありました。
こんな人力で中国大陸まで向かってたんだから、昔の航海は本当に凄い。
そして、遣唐使船から約1300年後の現代の船はこちら。
乗ってみたいクルーズ船「にっぽん丸」
レストランはもちろん、ホールやシアター、カジノにジム、プール、サロンなど多様な設備が充実しているクルーズ船。ほぼ街です。正直、地方の田舎町よりエンタメ充実しています。
「ソロ豪華フェリー旅」やってみたいなー。
若干全員上向きの人形は、船首像。
遊園地の乗り物、バイキングに絶対こういう像ついてた。めっちゃ酔うからほぼ乗った事はないけど。
カワサキワールド
海洋博物館に併設されているもう一つの博物館が「カワサキワールド」
神戸で誕生した川崎重工グループの企業ミュージアムです。
カワサキといえば、バイク。バイク・カワサキ・バイク。BKB・BKB。
ですが、川崎重工が手掛けているのは、バイクだけではありません。
事業の紹介パネルの一部。もちろん有名企業なので名前は知っていましたが、手掛けた事業の詳細までは存じておらず
え?これもカワサキ?え?これもそうなん?凄い、カワサキ
と驚きでした。海峡大橋からターミナルビル、そして新幹線。
ブルーインパルスもそうなんだ。あのお祝いの時に色とりどりの煙吐く飛行機ですよね。(知識浅すぎる)
バイクに詳しくない私でもしっています。カワサキのNinja。
0系新幹線は、先頭車両がそのまま展示。
メリケンパーク付近を再現したジオラマでは、実際に模型を走らせることもできます。小さいお子さんが夢中になってお父さんと一緒に電車を走らせていました。
・・・いいな。
ジオラマ運転もやってみたいけど、やはり一人だとなかなか手が出ない。というか、大概お子さんが夢中になってやっているので、ソロおばさんが占拠するのはしのびない。
なので、いつもお子さんが走らせる電車を端の方で鑑賞させってもらっています。(不審者感半端ない。)
神戸海洋博物館とカワサキワールドの御船印は、博物館内のグッズ売り場で購入できました。
2枚繋げると一つの絵になるデザイン。
そして、今まで御船印用の船印帳を買っていなかったのですが、ここでようやく購入。
同じく乗り物系御朱印の鉄印は、必ず窓口で鉄印帳も見せないともらえないのですが、御船印は特に提示も必要なく、書置きを購入するだけなので、ずっと買うだけ買って、ファイルに溜めてた・・・ようやく貼れる。
利用案内
- 入館料(2館共通):大人900円 小人(小・中・高)400円
- 開館時間:10:00~18:00(博物館入館は17:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日場合はその翌日)、年末年始(12/29~1/3)
「御座船安宅丸」に乗って神戸港周辺遊覧
博物館を見学後、神戸ベイクルーズの遊覧船に乗り場へ向かいます。
博物館から乗り場までは、歩いて5分ちょっとの距離。めっちゃ近いです。
メリケンパークのシンボル、神戸ポートタワーは現在修繕中のため休業。
向かい側に見えているのは神戸ハーバーランド。
神戸ベイクルーズの神戸港遊覧船は2種類あり、多少コースと所要時間が違います。
料金はいずれも大人1,500円、中高生・シルバー(65歳以上)1,300円、小学生800円。
日によってはどちらかしか運行していない日もあります。
私が訪れたのは6月28日。この日は御座船 安宅丸のみの運行でした。
運行は大体1時間に1本。こちらも日によって変わります。1週間分の運行スケジュールがHPにアップされているので、事前にHPでご確認の上、訪れることをお勧めします。
緑がロイヤルプリンセスのコース。赤が安宅丸のコース。違いは、神戸大橋をくぐるかくぐらないか。
関西最大級の遊覧船「ロイヤルプリンセス」
こちらの船だと神戸大橋を通過するコースになるので、下から大橋を眺めることができます。
そしてこちらが今回私が乗船した「御座船 安宅丸(ござぶね あたけまる」
江戸幕府3代将軍・徳川家光の命により造られた「安宅丸」をモチーフに造られた船。元々、2021年5月まで東京湾で運行しており、その後ここ神戸港にやってきたそうです。ちなみに、2017年に行われたリニューアルを監修したのは、有名観光列車等のデザイナーとして有名な水戸岡鋭治さん。
こちらの建物がチケット売り場&待合スペース。御船印もこちらで購入できます。
「安宅丸」の御船印。同じ画角で撮ってみた。
安心してください。実際の遊覧はこんな高波の中走りません。
出航10分前(だったかな・・・忘れました。すいません)に乗船開始。
出航までは船内散策。
船の定員は500名!!ですが、恐らくその10分の1程度も乗っていなかったんじゃないかな・・・ま、平日でしたしね。
テーブル席や居酒屋の半個室みたいなお席、足が延ばせる座敷席など、形式も多様。
サミットできそうな席。
兜まであった。
室内のお席も、こてこての日本って感じで面白いんですが、やはり景色を楽しむためには屋外デッキがいいでしょう。
ちゃんと葵紋が描かれていました。
神戸ポートタワーとハーバーランドにしばしの別れを告げて、遊覧船出航。
先ほどミュージアムに訪れた川崎重工の造船・船舶修理場。
その後、三菱重工業の造船場前も通過。
後ろを振り返ると、出発した神戸港。そしてその後ろには六甲山系。
山と海に挟まれた街、神戸。
海から見る神戸の街。
遊覧船は、人口湾に囲われたエリアを走るので波の揺れはほとんど気になりません。
ただ、場所によっては風が強すぎて、帽子取ったら今度は髪の毛が踊り狂いました。
海の色はね・・・うん、綺麗とは言い難いよね。
神戸港第一防波堤東灯台。港名が書かれた灯台は、日本で唯一だそう。
ハーバーランド方面からぐるっとまわって、ポートアイランド側へ。
ポートアイランド、略して「ポーアイ」は1981年に完成した国内初の人工島都市。
マンション等の住宅だけでなく、企業や学校、神戸どうぶつ王国などの施設も立ち並ぶエリア。
ポートターミナルからポートアイランドにかかる神戸大橋。
安宅丸はこの前を通過するのみ。帆の部分が高くて、引っかかるから下くぐれないのかな・・・?
45分の神戸港クルーズ。生憎の曇り空ではありましたが、何度となく目にした場所でも、目線を変えることで、とても新鮮に映りました。
なお、今回乗船した神戸ベイクルーズだけでなく、神戸シーバス、神戸クルーザーでも神戸港周辺の遊覧が運行されていて、御船印も頂けるので、またそれらの船にもいずれ乗船したいと思っています。