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【鎌倉・室町時代】鎌倉五山『建長寺』

時代:鎌倉・室町時代

建長寺(神奈川県鎌倉市)

歴史巡りの旅。  

教科書で一度は目にしたことがある、その時代を代表する遺跡・歴史建造物を紹介しています。

今回は、鎌倉五山第一位の建長寺をご紹介します。

その他の鎌倉五山のお寺の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

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建長寺の歴史

1253年に、鎌倉幕府5代執権・北条時頼によって創建された日本で最初期の禅寺です。

開山は当時の中国・宋から来た僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)。宋の時代の厳しい禅が導入され、修行内容は厳しいものだったそうです。

最盛期には、僧侶約1,000人、末寺400以上、塔頭49院、餃子1日100万個(突然の王将乱入)の規模を誇りましたが、幾度となく起こる戦乱により建物は焼失。その都度、復興が行われていましたが、鎌倉幕府の滅亡と共に力は弱まっていきました。

江戸時代には最盛期よりも小規模となった寺院ではありましたが、江戸幕府の保護のもと、鎌倉五山一位にふさわしい景観が維持されたとのことです。

建長寺へのアクセス

JR横須賀線「北鎌倉」駅から徒歩15分

境内の見どころ

鎌倉五山1位だけあって、建長寺の境内は広大です。

伽藍配置は、総門・三門・仏殿・法堂・方丈が一直線に並ぶ中国宋時代の禅宗寺院の様式に基づいています。

寺名が書かれた石塔にもしっかりと「五山第一」の文字。

総門

現在の門は、京都の般舟三昩院の門を昭和15年に移築したもの。

三門

建長寺を代表する建造物の三門。現在の門は、1775年に再建されたもの。

楼上には五百羅漢などが安置されており、この下を通ると様々なことから心が解放されると言います。

円覚寺の山門も煩悩を取り払う門と言われていたので、同様の効果が得られる門が建立されているんですね。

門をくぐり、この日二度目(円覚寺に続き)の心にはびこる執着からの解放。

ま、二度門をくぐったぐらいじゃ消えないほど煩悩にまみれているので、年明けから「痩せなきゃ!」と思いながら暴飲暴食を繰り返し、3キロ太りましたけどね。

梵鐘

明治28年に夏目漱石によって「鐘つけば 銀杏散るなり 建長寺」という俳句が作られ、親友の正岡子規がこの俳句を参考に造ったのが「柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺」という有名な俳句。

この俳句に元ネタがあったなんて知りませんでした。オマージュした方が有名になっちゃったんですね。

柏槇(びゃくしん)

蘭渓道隆が宋から持ってきた種子を、建長寺創建の際にまいたと言われています。推定樹齢は約760年。

仏殿

ご本尊の地蔵菩薩坐像が安置されています。

現在の御堂は、1647年に東京の増上寺から徳川二代将軍・徳川秀忠の妻である崇源院(お江の方)の御霊屋を移築したもの。

お江の方と言えば、上野樹里さんが演じて大河ドラマにもなりました。あれ、2011年の放送だったようで、今から12年も前なんだ・・・

法堂

昔は建長寺の僧がここに集まり、住職の説法を聞く場所でした。

現在は釈迦苦行像・千手観音菩薩像が祀られています。1814年再建の建物で、関東最大の法堂です。

天井には建長寺創建750年を記念して、小泉淳作画伯によって描かれた雲龍図が掲げられています。

龍と玉のコンビを見たら、ドラゴンボールを想起せずにはいられない世代です。

唐門

方丈の正門。先ほど紹介した仏殿の門(増上寺のお江の方の霊屋の門)として建立されたものが、仏門と合わせて移築されたました。

2011年に解体修理が行われたそうで、非常に美しく輝いています。

方丈・庭園

方丈は住職の居住場所。現在は法要や座禅の場所として使用されています。

建物は総門と同様に、昭和15年に京都の般舟三昩院から移築されたもの。

方丈からは、蘭渓道隆が作庭した庭園を見学することができます。

方丈から先へは、奥の院「半増坊」へ続く階段があります。当初そこまで行く予定はなかったんですが、時間に余裕もあったのと、年末の時期ではありましたがそれほど寒さが厳しくなかったので足を運ぶことにしました。

半僧坊までの道のり

半僧坊大権現の名が刻まれた石を過ぎると

狛犬さん登場。

この先、約250段の階段をひたすらに上がっていきます。

階段の途中では半僧坊大権現に仕える12体の天狗が祀られています。

「おっす、おら天狗」(まだドラゴンボールに引っ張られてる)

何か私の知っている天狗と顔が違ってちょっとお猿ぽいな~と思ったら、そうか、鼻だけじゃなく口元までぐいっと出っ張っているからだ。

漢は背中で物を言う。(・・・天狗の性別って男ですよね?山伏だし。)

半僧坊

パンフレットには、階段に至ってから15分ほどと書かれていましたが、半分ほどの時間で到着。

半僧坊の御堂周辺は、景勝地としても有名です。

富士山が見えるという富士見台。

天気が良ければこのように富士山が見えるそう。

で、本日はというと・・・

・・・・?デビッド・カッパーフィールドに富士山消された?

天狗と同じ景色を見つめてみる。いい景色です。

ここから更に5分ほど上がると、勝上ケン展望台があるとのことでしたが、富士山がこの日は見えなかったので、まぁいいかとそこまでは行かず。

そして、せっかくここまで来て沢山の天狗に出迎えてもらったので、特別御朱印を頂くことにしました。

御朱印代は1,000円。

ちなみに、特別御朱印は私が頂いた大天狗と半僧坊大権現の2種ありました。

しばらく高台から北鎌倉の景色を堪能し、下山。

虫塚

半僧坊から伽藍がある場所へ戻る途中、アート作品のようなものがありました。

2017年6月4日(虫の日!)に養老孟司さんによって建立された昆虫供養の為の慰霊碑。

デザインは、建築家の隈研吾さん。

慰霊碑としてはなかなかに斬新なデザイン。虫かごのイメージだそうです。

慰霊碑の周りには、様々な虫さんもいました。

虫さんたち、安らかに・・・(とか言いながら、小さい虫とか平気で叩き潰す人。)

利用案内

    • 拝観料:大人(高校生以上)500円 小人(小中学生)200円
    • 拝観時間:8 :30~16:30
    • 無休

www.kenchoji.com

おまけ

虫塚にいた謎の生き物。

・・・アリクイ?