物凄くアニメ好きで詳しいという訳ではありませんが、それでも人並みには子供の頃から見てきました。
好きなアニメは色々あれど、人生で一番見たアニメ作品は確実に『となりのトトロ』です。多分100回以上は見ていて、いまだにほぼ全てのセリフが言えます。
子供の頃は、ネコバスに裸足で乗るのが夢でした。そんなジブリ好きにとって、夢のような場所が昨年愛知県にオープンしました。
ご存知『ジブリパーク』です。
2021年の秋に三鷹の森ジブリ美術館に行きましたが、規模も大きく、またよりジブリの世界に入り込むことができる演出が沢山ありました。
三鷹の森美術館の記事はこちら。
今回は、大人も子供も、そして日本人のみならず世界中からも愛されるジブリの世界が再現された場所。ジブリパークにある『ジブリの大倉庫』をご紹介します。
ジブリパークとは
ジブリパークは、2022年11月1日に愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にオープンしたジブリの世界を表現した公園です。
一般的なテーマパークと違い、アトラクションのようなものはありません。見て、触れて、ジブリの世界に入り込む楽しさを味わうテーマパークです。
また、公園内に入るのは自由。入場料は公園内に設立された各施設ごとに発生するという仕組みです。
2022年11月1日第一期には
・ジブリの大倉庫
・青春の丘
・どんどこ森
の3つの施設がオープンしました。
そして今年2023年度には第二期として
・もののけの里
・魔女の谷
がオープン予定。
楽しみでしかない。
ジブリパークのチケット
ジブリパークのチケットは、日時指定の予約制。毎月10日に3か月先のチケットが発売されます。(なので、7月分のチケットは、4月10日14時~販売。)
2023年3月現在、チケットは3種類。
①「青春の丘」と「ジブリの大倉庫」セット券
②「ジブリの大倉庫」
③「どんどこの森」
それぞれのチケットで日時を指定して購入する必要があり、また①と②は平日と土日祝で価格が異なります。
詳細は公式HPにてご確認ください。
どうせ行くなら、全部行きたいよね!
となるのが人間の性ですが、今回3月下旬のチケットを12月11日にチェックした際、販売中だったのが②の「ジブリの大倉庫」チケットのみでした。他は既に売り切れ。
どうせ行くなら、セットで行きたいよね!
と考える方が多いのか「青春の丘」とのセット券は人気。そしてやはりお子様人気もあってか(そして大人1,000円と安さも魅力なのか)「どんどこの森」も買えず。
ゆえに、選択の余地なく行先は「ジブリの大倉庫」に決定したのでした。ですが、結果的に一つの施設だけでたっぷり時間使ったので、むしろ他の所のチケットも購入していたら、それぞれの施設が駆け足で、中途半端になったことでしょう。これで正解でした。
そしてもう一つ。チケットはなるべく早めの時間帯をゲットすることをおすすめします。入場時間は決まっていますが、入れ替え制ではないので、早く行く方が滞在時間は長くなるし、そして次から次へと人が来るので、早い方がまだ人の多さはマシ。
ジブリの大倉庫は写真スポットが沢山あるんですが、午前中よりも午後の方が断然行列長くなっていました。(私は今回11時の回をゲット)
ジブリパークへのアクセス
(名古屋駅から地下鉄東山線に乗り「藤が丘」でリニモに乗り換え。名古屋駅からは約40分)
・名古屋駅 名鉄バスセンターから「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行きで約40分(直行便の場合)
私たちは今回リニモで愛・地球博記念公園駅まで行きました。改札を出たらネコバスの姿!カオナシが乗車してる!!
た、高まるぅぅぅ
ジブリパークを散策してみる
現時点でのジブリパークのマップがこちら。
広い公園内に、ジブリアニメをテーマにした施設が点在しています。その中で、本日私たちが入園を許可されているのは建物オレンジ色の「ジブリの大倉庫」のみ。
駅を出ると早速公園へのゲートがあります。元々、2005年に開催された「愛・地球博」エキスポ会場だったので、メインゲートにもその名残。
右側にはジブリパークの文字。
時計台のエレベーターに乗って下のエリアへ。
大倉庫までは駅から歩いて約10分。公園に到着したのは10時過ぎ。私たちが購入したのは11時からのチケット。まだ1時間ほど時間があります。公園内を散策する時間が欲しくて、早めに公園へ来たのでした。ということで、一旦倉庫をスルーして公園奥へ歩いてみます。
稲楼門(とうろうもん)。門の向こうには『千と千尋の神隠し』に登場する石人。
メイちゃんの忘れ物。ベンチにはこのような『ジブリの忘れ物』という名のブロンズオブジェが15か所もあるそうです。(上の石人もこの忘れ物の一つ。ブロンズじゃないけど)
ですが、私が見つけられたのはたったのこれ一つ・・・でも、トウモコロシにちゃんと「おかあさんへ」と書いてあるのを見つけて感動!!
このブロンズは公園内にあるので、施設のチケットを持っていなくてもブロンズオブジェ探しは楽しむことができます。
どんどこ森の方へ行っても、結局入ることはできないので、手前にあるお土産屋さん「どんどこ処」で飴ちゃん買って大倉庫へ。
ジブリの大倉庫
元は屋内プールだったという建物。確かに。水泳歴10年の私にとってはとても馴染みのある雰囲気の建物です。きつい練習の思いでと共に、塩素臭漂うわ。
11時前から少し並んだのち、スマホでチケット見せて、いざ入場!!
並んでいる方を見ると、外国人の方もかなり多かったです。他の観光地よりも、中国・韓国系ではなく、欧米や南米系の方が凄く多い印象でした。
全てを見せるとネタバレになってしまうのですが、でもでも、こんなのがあったよー!というのもお知らせしたいので、ざざっとエリアごとの写真を交えて倉庫内を紹介していきます。
ジブリのなりきり名場面展
この倉庫に来たからには、まずここ!!
ジブリ作品の名場面が展示されており、登場人物となって一緒に写真を撮ることができます。一人一人撮影していくので、常に展示室の外までずらっと行列。ですが、この先どんどん人が増えてくることを考え、まずは行列並んでこちらの展示室へ。
私、旅行に行って自分を含めた写真を撮ることがほぼないんですが、ここは話が違います。むしろ写真撮るために行くからね。という訳で、普段姿を見せないご本人登場(顔ぼかし)でなりきれるジブリの世界をご紹介。
ここではぜひ、ドーラの顔も間近で覗き込んでみてください。
すいません、この2作品見てないんです・・・
写真を載せたもの以外にも、なりきりできる展示はあります。改めて作品を見返して、今度来た時には全部完璧になりきろうと思います。
(「紅の豚」で顔なぐられたけど、本当はお腹だったりとか記憶違いで間違っていたんですが、そもそも私の身長ではあの高さにお腹合わない・・・
中央階段
1階と2階を繋ぐ階段のデザインもとても可愛い。
タイル装飾の中に、キャラクターなどもいてるのでこれらを探すのも楽しみの一つ。
天井には巨大な飛行船が飛んでいます。
まっくろくろすけ 出ておいでー
天空の庭
三鷹の森ジブリ美術館にもロボット兵はいるんですが、そちらは屋外。ここでは苔とツタに覆われた壁に埋まった状態のロボット兵に会えます。そしてこちらも一緒に写真撮影が可能。ここもかなり写真行列できます。
にせの館長室
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆の執務室。
館長室の中に入ることはできませんが、外からガラス越しにお仕事中の湯婆婆を色んな角度から見ることができます。
執務室内に雑多に散らかる宝石なんかも、一つ一つ再現されていて凄く細かい!!
こちらのエリア、私たちが訪れた12時過ぎにはそれほど人も多くなく、自由に写真撮り放題だったんですが、1~2時間後前を通ったら写真撮影待ちの行列ができていました。
執務室横の柱に、ハクの姿があるんですが近くからだと
え?顔どこ?
ってなります。(写真左)少し離れた位置からようやくお顔を拝見することができました。(写真右)
床下の家と小人の庭
『借りぐらしのアリエッティ』の世界を再現したエリア。小人の気分でおうちや庭を探検できます。
空き瓶にも入れる。
缶や草花が大きい!!小人や虫の視線はこんな感じなのか。
アリエッティのおうち、可愛い。
もしもこの先小人になってしまったら、ドアはクレヨンの箱を活用しましょう。
企画展示室
2022年11月~2023年11月(予定)の期間開催中の【「食べるを描く。」増補改訂版】では、ジブリ作品で出てきた食べ物や食事シーンに関する展示がなされています。
こちらは撮影不可だったので、写真はありませんが、皆さんが思い浮かべるあのシーンのあの食べ物、きっと見られると思います。昼ご飯も食べずにひたすら館内歩きまわっていたこともあり、見ていてホンマにお腹空きました。
・ジブリがいっぱい展
世界中のジブリ作品のポスターやCD,DVDなどのパッケージが展示されたコーナー。
英語版「もののけ姫」のポスターこわっ。
そして、こちらに大きなトトロ&猫バスのソファ&トトロがいるカウンターもあります。
このソファ、マジで欲しいけど部屋のほとんどトトロになるな。それでもいいけど。
そして!そして!私の子供の頃の夢。「猫バスに乗りたい」が叶う場所がありました。
行先は「七国山病院」でも「メイ」でもなく「ジブリパーク」
「ク」の文字が逆さま向いているのがにくい演出ですね。
木が避けてるー
公開倉庫
三鷹の森ジブリ美術館の企画展や、その他展覧会で使用した制作物が本当に保管されている場所。なので、見せる展示という訳ではないんでしょうが、それでも「あえてそれをそこに置いてるよね、絶対」という配置にしか見えませんでした。
南街
実際に商品が購入できる書店や模型店もある商店街。
映像展示室オリヲン座
「三鷹の森美術館」で放映されている短編アニメーション10作品が、順番に上映されている映像展示室。
入場時に頂くこのチケットで、シアターに入ることができます。
現在の上映アニメーションは『いやいやえん』という絵本の中に出てくる『くじらとり』というお話でした。
4月からは『コロの大さんぽ』という作品に変わるそうです。
写真撮影禁止のため紹介していませんが、この他に私の愛する『となりのトトロ』の世界観を表現したエリア『ネコバスルーム』では、パッチワーク柄のネコバスに会えたり、あのメイとトトロの出会いのシーンを体験できたりもします。
また、『子ども街』というエリアもあるんですが、ここはお子さんしか入れませんでした・・・(恐らくお子さん連れの大人の方なら可能。)
うぅ。精神年齢5歳という体で何とかなりませんか。
11時に入場し、展示品を見て、写真を撮って、アニメーションを見て、お土産を買って、時間は15時半。4時間半休憩することなくひたすら動き回っていたので(座ったのはアニメ見ていた20分のみ)さすがに疲れました。
大倉庫横にある『カフェ大陸横断飛行』は、日中ずっと行列ができていたのですが、16時前には空いていたので、こちらで最後に軽く何か食べようかと思ったら・・・
ほぼ売り切れで残っていなかった・・・だから空いていたのか。
結局ドリンクだけ頼んで、休憩タイム。
帰り際、館内見てみると、営業時間最後の17時近くはさすがに写真撮影の行列も少なくなっていました。
昼過ぎに入って物凄く混んでいたら、撮影は最後にまわすのもありかもしれません。ただし、最後まで混んでいて結局撮影できなかった!!ってことになっても責任は取れないのであしからず。
私は一人旅をこよなく愛するソロ活好きではあるので、こちらのパークも一人で十分楽しめる自信はありますが、やはり写真を撮るシーンも多いので、友人・恋人・家族など誰かと一緒に行った方がより楽しめるかとは思います。(都度知らない人に撮影頼むのは気を使いますしね。)
そしてジブリ好きと行くことをおすすめします。
時には名台詞を言いながら「これ!あのシーンだよね!」と盛り上がれるのは、やはり自分と同じぐらいジブリが好きじゃないと・・・
都度
これ、何?誰?有名なん?
って言われたら、私なら
作品ちゃんと見てから出直してこーい!!!!
ってキレます。
と偉そうな事言ってますが、ぶっちゃけ見ていない作品も数点あるので、もう一度全作品見直してからまた来ます。
利用案内
- 料金:ジブリパーク(公園)内は入場自由 各施設の入場料詳細は公式HPをご確認ください。
- 開園時間:平日10:00~17:00 土日祝9:00~17:00
- 休園日:毎週火曜日
(学校の長期休暇期間中などは営業時間等変更となる時期がありますので、営業カレンダーをご確認ください。)
おまけ
物を増やさないよう努めていますが、やはりお土産を買わずにはいられない。
かさばらないように布製品、かつ実用品でまとめた購入品がこちら。
「どんどこあめ」「ネコバスポーチ」「タオルハンカチ」
「クッションカバー」