えちこの旅ブログ

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瀬戸内国際芸術祭2022 女木島 女木島中心部編

瀬戸内国際芸術祭。前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

 

鬼ヶ島大洞窟からバスで港にある「鬼ヶ島おにの館」まで戻り、続いては女木島中心部のアート巡り。

こちらが「鬼ヶ島おにの館」

案内所となっていて、バスチケットもこちらで購入しました。

(ちなみにフェリーのチケットはこの中ではなく、乗り場側にいるスタッフの方から購入する方式でした。)

このあと男木島へ行くのですが、そのフェリーの時間が14:20発。

戻ってきた時点で既に13時近くなっていたので約1時間20分しかありません。

なので、全部見てまわる!というよりは時間の限り見て回ろうというスタンスで、炎天下の女木島巡り開始です。

 

港周辺エリア

モアイ像

このモアイ像は、瀬戸内国際芸術祭の作品とは関係ないようですが、存在感際立ってました。

後ろ姿はなかなか哀愁あります。

mg01 木村崇人「カモメの駐車場」

港の防波堤にずらりと並ぶカモメ。全部で300羽もいるそうです。

風向きによって、方向転換します。

ネットで女木島を検索してると、このカモメちゃんたちの画像によく出会ってました。

 

mg02 禿鷹墳上「20世紀の回想」

 

女木島名店街

2019年に始まった「島の中の小さなお店」プロジェクト。

元々民宿だった2階建ての建物「寿荘」や島内の空き家各所にお店ができ、作品鑑賞とショッピングが楽しめる場所となっています。

入場料は1,200円(パスポートがあれば別途料金は不要)

まずは寿荘から。

mg08 原倫太郎+原游「ピンポン・シー」

受付横にあるのが、カラフルでユニークな卓球台。

一人ラケット貸し出し100円で、実際に卓球できます。カップルお二人が別テーブルで楽しそうにプレイしてはりました。私、人生で一度しか卓球したことないんですけど、運動神経悪すぎゆえ、一度もラケットに球当たらなかったんですよね・・・

ある程度うまければ、こんな個性的な台でプレイするの楽しいんだろうな~

(私とやると相手にストレス溜まるんで、なるべく球技は避けて通ってきたタイプ)

mg11 中里繪魯洲「ティンカー・ベルズ ファクトリー」

金物加工を営む妖精の仕事場。

この顔ランプかわいい!頭のお鍋(お釜?)がちょうど帽子被ってるみたい。

座って横のハンドルをクルクル回すと、パーツが連動して「カタカタ カンカン」音を奏でます。ジブリに出てきそうな乗り物で、何気にテンション上がってたんですが、一人で行ってたんで、はたから見たら、椅子に座って黙々とハンドル回すだけの図になってたと思われる。

mg20 柳健太郎「ガラス漁具店」

漁師でもあるガラス細工作家さんが造る釣り具作品。

「漁師」と「ガラス細工職人」っていう肩書、素敵すぎる。

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薄暗がりの中でキラキラ光る作品群がとても綺麗でした。

mg09 レアンドロ・エルリッヒ「ランドリー」

向かい合った洗濯機と乾燥機。上の写真では映像で洗濯機が周り続け、下の洗濯機は実際に使用することができます(1回100円)

洗濯が回ってるのって、何故かボーっと見ていられません?

(我が家は縦型なので無理なんですが、ごくごくたまにコインランドリー行くと何か見ちゃう。)

ここなら延々洗濯風景眺められます。実際に使ってる方はこのときいなかったんですが、おパンティーとかブラジャー回ってるの見られたら恥ずかしいね。

(誰もそこまでガチの洗濯せんやろ)

mg21 岩沢兄弟「鬼ヶ島ピカピカセンター」

寿荘に残されていたものや、島でみつけたもので作られた照明器具。

ついつい家に溜まってしまう紙袋も、なんということでしょう。素敵なインテリアに大変身。

店の前で、このTHE昭和なテレビから音声流れてて、ちょっと怖かった。

mg22 五所純子「リサイクルショップ複製遺跡」

島の内外から集まった品々が展示販売されています。

壁には、販売されていった物品の痕跡が残されていました。

窓からは外の海水浴場が見えます。

子供たちが沢山遊んでて、ホンマに気持ちよさそうでした。暑すぎたんで、マジで入りたかった。

mg05 ヴェロニク・ジュマール「Café de la Plage/カフェ…」

実際に10:00~16:00までカフェとして営業。(水曜定休)

時間があれば休憩がてらお茶したかったんですが、他にも行きたいところがあったので寿荘をあとに。

ちなみに、寿荘には実際にヘアサロンとして利用できる場所(宮永愛子「ヘアサロン壽」)もあります。

寿荘以外の女木島中心部の作品は、点々としていますが島自体小さいので徒歩圏内。

(レンタサイクルならもっと早く回れるとは思いますが)

mg24 大川友希「結ぶ家」

実際には、こちらの作品最後に行ったんですが「女木島名店街」のため先にここでご紹介。

古着を繋ぎ合わせた紐で、民家内外が覆われています。

期間中に紐づくりのワークショップも開催されるそうなので、日々この紐が増えて作品が変化していくんだと思います。

アパレルショップの併設を構想中なんだそう。

その他島内作品

mg27 ニコラ・ダロ「ナビゲーションルーム」

この夏期からの作品。

女木島東海岸の旧海の家。オルゴールと、天体の動きを模したマシンが連動。

「現代のオデュッセイアがたどる航路を物語る、機械仕掛けのプラネタリウム」(公式ガイドブックより抜粋)

古い木造建築の建物で、エアコンなどなかったんですが風が吹くと室内は涼しかったです。

・・・これが現代のオデュッセイア・・・なのか・・・?

mg13 B 大竹伸朗「めこん」

休校中の小学校に作られた作品。

 

カラフルに彩られた壁、タイル、校舎に生息している木々と一体化する建物。

女木島の作品の中で、インパクト一番強かったのがこの作品。

もはや凡人の私には発想不可能な世界です。なんだこれ?でもなんかおもろい。

mg14 依田洋一朗「ISLAND THEATRE MEGI 「女木島名画座」」

古い倉庫を活用し、昔の映画館のように作られています。

実際に劇場内では、チャップリンの白黒映画が上映されていました。

各会期中1日のみですが、「女木島名画座上映会」ツアーもあるようです。

mg15 B レアンドロ・エルリッヒ「不在の存在」

ネタバレになるので詳細は言及しませんが、この作品の仕掛けが凄く面白かったです。テーマは「不在の可視化」

ぜひ中に入って体感して欲しいです。

男木島へ移動

やはり1時間半弱で中心部全ての作品をまわるのは無理でした・・・

(駆け足でなら行けんこともないですが、数回ることを目的としてる訳じゃないんで)

公式アプリでは、行った作品にスタンプが押せて、そのエリアの作品全体数のうちどれだけ見れたか分かるんですが、それによると女木島作品全体で21件ある作品のうち15件。約70%は鑑賞できたようです。

14:20の女木島発のフェリーに乗って、次の島。男木島へ。