季節の変わり目が近づいているせいか、床から毛生えてるんかのレベルで抜け毛がやたら落ちてます。抜け毛の量に昔より敏感になってきた2022年夏の終わり。
8月の最初の週に、瀬戸内国際芸術祭の旅第一弾として、女木島・男木島・高松(四国村)に行ってきましたが、第二弾は先週末日帰りで岡山県の犬島に行ってきました。
犬島について
面積:0.72㎢ 人口:36人(瀬戸内国際芸術祭2022公式ガイドブック参照)
犬島は、岡山市東区に属する犬島諸島の中で最も面積が広く、岡山市唯一の有人島。
古くから、犬島石と呼ばれる花崗岩の産地として知られ、明治時代には大阪港築港によって、採石の需要がピークを迎えました。最盛期は5~6000人あまりの人が生活していたそうです。明治40年代には銅製錬業が鋼製を極めましたが、その後経済情勢の変化により企業撤退、人口減少が進み、現在はわずか36人だそうです。
36人て。私の住んでるマンションよりも少ない。
犬島へのアクセス
・宝伝(岡山)~犬島
所要時間:約10分 運賃:大人400円 小人200円
犬島行きのフェリーが出ている宝伝港は、最寄り駅から離れているためバスの利用、もしくは自家用車で行って港側の駐車場を利用する必要があります。
港に近いバス停「西宝伝」までは、JR岡山駅かJR西大寺駅からバスが出ています。
(バス停から港までは徒歩5分ほど)
瀬戸内国際芸術祭期間中は、臨時バスが出ているのでこちらの利用が便利。
JR岡山⇔西宝伝
2022年度 犬島観光に便利な臨時直行バスに関して(To Inujima Extra bus.) - 両備バス
JR西大寺⇔西宝伝
2022年度 犬島アクセス 西大寺~西宝伝臨時便(デマンド型)運行について - 両備バス
私は、前回高松に行ったときと同様、青春18きっぷを使いJR大阪から西大寺駅へ。
そこからバスを利用して港まで行きました。
西大寺と言えば、7月に安倍元首相が銃で撃たれた衝撃事件を思い起こさせますが、あれは近鉄大和西大寺駅。こちらJR赤穂線の西大寺駅でございます。
西大寺駅からバスを利用する人は少ないようで、行きも帰りも5~6人程度でした。
この他には、小豆島(土庄)⇔犬島や、京橋⇔犬島⇔豊島のフェリーを利用してアクセスする方法もあります。
詳細は、下記をご確認ください。
宝伝港から犬島へ
西大寺駅10:20発⇒西宝伝バス停10:45着のバスで港に向かいます。
この時間のバスは11時発のフェリーに接続しています。
港に着くと、既に20人ほどの人が並んでいました。車で来ている方が多いようです。
バスは1日に2本しかないので不便ですしね。
高松港から出ていた女木島・男木島行きのフェリーと違い、犬島行きのフェリーはこじんまりしています。
ゆえに、あとから来た人は第1便に乗ることができていませんでした。
(恐らく、折り返しで残りの方たちも乗せに戻って来たと思われる。)
乗船時間はわずか10分。あっという間に犬島到着です。
下船後、まずは犬島チケットセンターカフェ&ストアへ。
ここで、検温を行ってリストバンドを頂きます。
犬島のメインともなる犬島精錬所美術館のチケットはこちらで購入できます。
(私は3シーズンパスポートを持っているので、それを提示してチケットを頂きました。)
時間はまだ11時過ぎだったんですが、5時起きだったんで既にお腹減りました。
という訳で、まずはこちらに併設されているカフェでランチタイム。
鯛めし。1,100円。PayPay支払い可でした。
普段、全然現金持たなくなってしまったんですが、島旅では現金のみのところも多く(ここは電子マネー使えましたが)、いつもよりは多めに持つようにしています。
エネルギーチャージできたところで、アート散策開始。
チケットセンターの裏手から海沿いを歩いて、犬島精練所美術館へ。
こじゃれたベンチがあるので、ここに座ってボーっとするのもよし。
(実は帰り相当時間が余ったんで、ボーっとする時間あったんですが、日差しが出てきて暑かったんでこのベンチではなく、チケットセンター側にある日陰のベンチでボーっとしてました。)
犬島精錬所美術館
1909年に創業したものの、わずか10年で操業を終えた銅製練所。
2007年に経済産業省の近代化産業遺産に認定され、翌年2008年から始まった「犬島アートプロジェクト」により美術館として再生・保存されてきました。
【在るものを活かし、無いものを創る】がこの美術館のコンセプト。
建築は、三分一博志氏。既存の煙突やカラミ煉瓦、犬島で採れる花崗岩を使い、太陽などの自然エネルギーを利用した環境に負荷をかけない建築となっています。
中に入って、速攻思う。
・・・ドラクエぽい。
いや、私ゲーム全くしないので、ドラクエも友人がやってるの横で何回か見たことある程度なんで、完全なイメージなんですけど。
このレンガ積みの壁が通路になってる状態が、RPGのそれです。(どれ)
内部では、日本の近代化に警鐘を鳴らした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典氏の作品が展開されています。
内部は撮影禁止のため、ネタばれしない方がいいかなと思い言及は避けますが、この内部作品の前半が暗所恐怖症の私にとってはなかなかの恐怖でした。仕掛けも面白く、ダンジョン感もたっぷりやったんですけど。平衡感覚失ってヨタヨタしながら歩いてたわ。
内部の展示を見終わったあとは、精錬所を散策します。
さっきまでドラクエとか言うてたけど、奥に入っていくと、こ、ここは・・・
・・・ラピュタっぽい。
ラピュタに関してはちゃんと見てます。ロボット兵にも去年会いました。
(in三鷹の森美術館)
ラピュタっぽい場所として、和歌山の友ヶ島が有名ですが、その画像と上の写真類似してます。
ロボット兵いてそう。
脳内で「君をのせて」を流しながら歩きます。
♪あのち~へいせ~ん か~が~やく~の~は~♪
♪と~さ~んが~のこ~した~あつ~いおも~い~♪(急に飛んだ)
♪か~さんが~くれた~あの~まな~ざ~し~♪
産業遺産としてはもちろん、美術館として、ジブリの世界を感じられる場所として、面白い場所でした。
続いて、犬島のその他のアート作品を巡りに行きます。
・・・これ、完全に顔ですやん。
犬島精錬所美術館利用案内
- 入場料: 2,100円
(犬島「家プロジェクト」と共通。パスポート所持の場合、別途料金不要。)
営業時間:9:00~16:30
- 休館日:火曜(祝日の場合は営業。翌日休み)