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【世界遺産】玉陵(たまうどぅん)|2023年1月沖縄⑥

世界遺産名:琉球王国のグスク及び関連遺産群

琉球王国の歴史を伝えるグスクやその関連遺産が9か所登録されています。(登録年:2000年)

 

沖縄旅3日目。2泊過ごした本部町を朝に出発。次の拠点となる那覇市内へ移動します。

本部から那覇市内へ移動

1日目に沖縄エアポートシャトルの2回券を購入していたので、戻りも同じく沖縄エアポートシャトルを利用します。

何やかんややらかしている1日目の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

沖縄エアポートシャトルをはじめとする多数のバスが「沖縄美ら海水族館」バス停に止まります。目印は歩道橋。

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行きも利用しているお客さん少なかったんですが、土曜日の朝一8:00発の便ということもあってか、利用客私一人でした。今回は間違いなく特急便に乗り、加えて道も空いてる&お客さんの乗り降りもなしということで予定より10分ぐらい早く着きました。

那覇市ではゆいレール旭橋駅」に近いGRGホテル那覇に宿泊。旭橋駅には那覇バスターミナルも隣接しており、レンタカーを利用しない私にとってはとても便利な立地。国際通りまでも歩いて行けるし、今後那覇市内に宿泊する際は、毎回旭橋駅近郊にしよう。

「玉陵」へのアクセス

荷物をホテルに預け、この日は那覇市内の世界遺産巡り。まずはゆいレールに乗って、首里駅へ。ゆいレールは「那覇空港駅」から「てだこ浦西駅」までを結ぶモノレール。大体10分間隔ぐらいで列車は来るし、ICカードが利用できるので、便利でした。

首里駅からは、徒歩約20分。

「玉陵」とは

玉陵(たまうどぅん)とは、1501年に第二尚氏時代の3代目である尚真(しょうしん)王が、父の尚円(しょうえん)王のために築いた陵墓。その後、第二尚氏王統の歴代の王墓となりました。

第二次世界大戦時の沖縄戦で、大きな被害を受けましたが修復工事を行い、現在は往時の姿を取り戻しています。建造物としては、沖縄県で初の国宝に指定。

2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群の構成資産として、世界遺産に登録されました。

ちなみに、1429年に琉球を統一し、琉球王国を成立させた尚巴志と、この第二尚氏は血縁の繋がりはありません。尚巴志の第一王統は1458年に起こった「護佐丸・阿麻和利の乱」をきっかけに瓦解。王族の死後、貿易長官だった金丸という人物が王となり、この金丸が「尚円」を名乗り、第二尚氏時代が始まりました。

琉球王国の歴史って、尚巴志による琉球王国成立は習うけど、それ以外ってほぼ通常の日本史では習わないですよね。(当時ここは日本じゃないから?)なのでこの辺りの琉球王国の歴史について、今回お城や遺跡巡りをしながら勉強しました。沖縄の人は別途琉球の歴史とか学生時代に勉強するんだろうか?

そして毎度難しい沖縄史跡の読み方ですが、今回は「たまうどぅん」って「卵うどん」みたいだなと思ってすぐ覚えられました。ただ「卵うどん」ってうどんメニュー、うどん屋さんで見たことないかも。

石造りの陵墓「玉陵」

上の世界遺産碑の奥にある受付でチケットを購入し、中へ。

ガジュマルの木が凄い。

この門をくぐると、だだっ広いスペースが広がっています。

ここにあるのが「玉陵碑」

こちらは1501年に建てられたもので、玉陵に葬られるべき人を規定したものだそう。

この2つ目の門をくぐると、墓室があります。

墓室は「東室」「中室」「西室」の3つに分かれています。

真ん中の「中室」は洗骨前のご遺体を安置するための場所。

なお「洗骨」とは、沖縄で古くから行われていた埋葬方法で、一度土葬や風葬を行ったあとに、遺骨を海水などで洗い、再度埋葬するというもの。

ガレッジセールのゴリさんが監督・脚本を手掛けた『洗骨』という映画があって、これがまさにこの文化を描いた作品。見たいなと思いながらまだ見れてなかったんですよね。今度沖縄行く前には絶対見よう。(沖縄行く前じゃなくても見ればいいじゃん)

向かって右の「西室」には、王子や王女が葬られた場所。

向かって左の「東室」尚円王から続く歴代の王と王妃の遺骨を納めた厨子が置かれています。

上にはシーサー?も置かれていました。立ち上がってるの珍しい。

欄干の彫刻も独特。

墓室の前で、地元の方が熱心に手を合わせておられたので、私も最後に手を合わせて墓室前をあとにしました。観光地とはなっていますが、あくまでここお墓ですもんね。本来最初に手を合わせるべきでした。すいません。

東の御番所

一つ目の門の左手側に復元された「東の御番所」があります。

ここは法事の際、国王の控え所として使用された場所です。

沖縄らしい赤い瓦が使用されていました。

門を挟んで右側には「西の御番所跡があります。ここは法事の際に女性の方の控え室として使用されていたようです。

受付横にある展示室では、墓室の様子の写真と模型や厨子の写真を見ることができます。厨子はそれぞれ個性的な形をしていて、興味深かったです。

玉陵利用案内

  • 開館時間:9:00~18:00(入場締め切り17:30)
  • 入館料:大人3000円 小人(中学生以下)150円

「おにぎり処首里 ななむすび」でランチタイム

玉陵のあとは首里城へ。玉陵に行く時から、首里城前の交差点にある「おにぎり処首里 ななむすび」さんの美味しそうなおにぎりの看板を発見し気になっていたので、ここでランチを取ることに。

そういえば、まだゴーヤ食べてなかったな、ということでゴーヤチャンプルーおにポー(450円)とさんぴん茶。(ドリンクセットで200円)

たまごとスパムを挟んだポークたまごおにぎり。気に入り過ぎて毎日食べてます。本州のコンビニにも置いて欲しい。

おまけ

ちなみに、この日の夜ご飯(の一部)

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お前、どんだけおにぎり食うねん。ほんでどんだけさんぴん茶飲むねん。(連泊するので、でかいペットボトル買って毎日さんぴん茶

 

その他の世界遺産訪問記事はこちらの一覧にまとめています。