えちこの旅ブログ

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小笠原諸島 父島の旅② 台風17号直後の船旅。「おがさわら丸」に乗って父島へ

小笠原諸島父島への旅。

前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

出発2日前に、まさかの台風17号発生。しかも出発日前日の深夜から、当日の朝にかけて、小笠原諸島直撃。

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いやいや、9月台風発生し過ぎやろ。太平洋で台風作り流行ってんのか?そんな流行いらんいらん。

小笠原海運のHPをチェックしてみると、『9月27日東京竹芝11時発のおがさわら丸は、予定通り出航予定ですが、遅延の可能性あり』という旨のお知らせが。

・・・遅延するってことは揺れるってことかい?そうなのかい?おがまるくん?

前日にヤホー天気アプリで調べた波の高さがこちら。

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赤い色ほど波は高くなる。

・・・夜の伊豆諸島近辺、波の高さやばくない?

旅の出発地点 東京港竹芝桟橋

【アクセス方法】

竹芝桟橋までのアクセス方法は複数あります。今回私たちは、関西空港から羽田空港へ飛び、そこからモノレールで浜松町駅。駅から徒歩で港に向かいました。

港に着いたものの、竹芝客船ターミナルの場所が分からずしばし迷う。

そして偶然「おがさわら丸」発見。

おぉ!生おがまる!これから24時間お世話になります!

この後、無事竹芝客船ターミナルに辿り着き、乗船受付。受付時には、フェリーチケット購入時に送られてきたメールに添付されていた「引換書」をプリントアウトして提示する必要があります。

また、ここでPCR検査の陰性証明もチェックされます。

陰性であればこのリストバンドをもらえます。

二人それぞれでフェリー申し込みしたので、あてがわれた場所はバラバラでした。

個室以外の場合、同じ寝台スペースになりたければチケット購入は二人まとめてした方がいいのかも。

(でも帰りは同じ部屋の上下だった。逆になんで友達やって分かったん!?受付のタイミングも違ってたのに。こっちの方が謎)

おがさわら丸 2等寝台はこんなとこ

受付後、上の等級から番号が呼ばれ順々にフェリーへと乗り込みます。

おがまるの客室は2階から7階までありますが、2等寝台があるのは4階と5階。私たちは往復とも4階。フェリー乗り口も4階なので、乗船&下船時にエレベーターや階段などを使わず済んだので楽でした。

さて、気になる寝台スペースはどんなんかな~

2等寝台は、上下に寝台スペースがあるいわゆる「二段ベッド」です。

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4つのベッドがワンセットで一部屋。これが複数ずらっと並んでいます。

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カーテンがあるので、これを閉めればパーソナルスペースの確保ができます。

広さは幅80センチ。長さ200センチ。身長157センチの私には、十分快適スペースでした。むしろこの絶妙な狭さ具合、秘密基地感あって結構気に入った。

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ただ、寝具は下は薄いマット。上は薄い掛け布団。枕は硬くて四角い。

(謎にリュックを寝かせてみた)

腰痛持ちの私にはなかなか厳しい寝心地ではありました。

少しでも改善するべく、案内所で往復共に毛布をレンタル。(300円)

気持ち床に厚みをもたせてみた。

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(下に敷かれた黄土色のやつが、レンタルした毛布。)

そして枕は持参していた空気首枕。上に先日ディズニーで購入したハロウィングッズのタオルを添えて。

硬い備え付け枕より、空気枕の方が快適でした。

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ハンガー一つ、ライト、コンセントがあります。

下の段は、ベッド下に荷物入れあり。(機内持ち込みサイズのトランクなら問題なく収納可)

上の段の人は、階段に置いてる人が多かったです。大きな荷物は、別途荷物置き場もあるので、そちらへ預けられます。また、私は常にサブバックに入れて持ち歩いてたので、使用しませんでしたが、貴重品入れ用のロッカーもありました。

 

とりあえず荷物を置いて、出港の瞬間を迎えるために外部デッキへGO!

ついに出港 東京湾は快適な船旅

外部デッキは6階と7階。そしてその上の屋上デッキ。

お台場が見えます。フジテレビと封鎖できないレインボーブリッジ。

2週間前に上ったスカイツリーも見えました。

iechiko.hatenablog.com

ターミナルには小笠原海運の方をはじめ、お見送りの人たちが沢山。

小笠原村観光局公式キャラクターの「おがじろう」もスタッフさんに手を引かれやってきた。

午前11時。銅鑼の音が出港の合図。

いよいよ、人生初の24時間船旅が始まります!楽しみ!でもちょっと不安!いや、私は酔わないから大丈夫!酔い止めも飲んだし!(絶賛酔わないモードの自己暗示中)

おがじろう、バイバーイ。ところでどこから見えてるの、それ。

出港後しばらくは、東京湾内を走るため揺れはなくとっても快適です。

ただ、この日お天気良くて日差し激あつ。デッキに出る際は、日よけの帽子と上着、サングラスが必要です。

封鎖できないレインボーブリッジは、下からくぐってしまえばいいんだよ、青島くん。

この球体見ると、何だか「めちゃイケ」思い出す。大好きだったな~

港湾地帯を海から見るのも面白い!改めて東京湾クルーズとかやってみたいかも。

(正直、海の汚さ半端ないけど。コーラ注がれてるんかと思うレベル。)

羽田空港!飛行機を今までとは違った角度で見れます。

真下から眺める飛行機。かっちょええ。

前半はこのように湾沿いの景色を眺めたり、写真撮ったりするのに忙しく、その後はデッキのベンチに座ってお昼ご飯替わりのお菓子を食べつつひたすらお喋り。

2時間ほどして房総半島を過ぎ、外洋に出たあたりから

あ・・・ちょっと揺れてきたかも

ですが、外で潮風浴びながら過ごす分には全然問題なし。

船内にはモニターがあって、今どのあたりを航海しているか分かります。

時刻は16:10。伊豆諸島近辺を通過中。

船内施設探索

少し肌寒くなってきたこともあり、一旦船内へ。

(5時間近く、ほぼずっと外デッキにおった。潮風さらされ過ぎて、髪の毛バシバシ)

まだ船内を探索していなかったので、このタイミングで船内施設をチェック。

船内地図

私が寝泊りする2等寝室は4階。このフロアにはレストランや自動販売機コーナーもあります。デッキに出るためには、階段の上り下りが必要でしたが、適度な運動になったのでこれはこれでよかった。

レストランChichiJima(4階)

常時開いてる訳ではなく、朝食・ランチ・夕食ごとに2~3時間程度オープンしています。毎回オープン前とクローズ前に館内放送が入ります。

(乗船した方のブログなどを読むと、この放送が「いちいちうるさい」と書かれてることが多かったです。確かに・・・と思いながら毎回聞いてました。)

レストランの中はこんな感じでカラフル。

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消灯後22時から24時(だったと思う)は、フリースペースとして開放されています。

友達と夜にお喋りしたい個室以外の方は、こちらを使うのがいいかと。(私らも帰りはここでしばらく喋っていました。)

ここでは1回だけ、帰りの朝ごはん食べました。洋食セット500円。

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(目玉焼きの黄身ぶっ潰し済)

展望ラウンジHahajima(7階)

4階のレストランよりも、こちらの方をよく利用していました。

ただ、持ち込み可のラウンジなので常に混んでます。モーニングやランチもここでもやっています。ここは3回利用。

行きの朝ごはん。(おにぎりセット)(確か)800円

写真なし。

帰りの夜に食べたアップルパイ&ソフトセット(確か)600円

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帰りの昼に食べたカレー(バターチキン)(確か)1,000円

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自販機コーナー

こちらは4階の自販機コーナー。

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カップ麺や飲み物、ちょっとしたお菓子が売ってました。各階に給湯器もあるので、カップ麺を食べてる方も結構いました。

値段はもっと高いかと思ったけど、水が110円で売ってたり思いのほか地上と変わらず。

ゲ〇袋

あちこちに吊ってあります。幸い、私はお世話にならずに済みましたがゴミ袋代わりに数枚拝借してました。

トイレ&シャワー&洗面

各階にあり、いずれも混み合うことなく使えました。

シャワーのお湯の水量&温度も問題なし。さすが日本。ただ、シャワースペースにはドライヤーが一つしかないので、他の方が使用されていると使えません。

(帰りは先に使用してる方がいたので、速乾タオルでゴシゴシして乾かした。髪短くてよかった。)

シャワーは24時間使用でき、リンスインシャンプー&ボディソープ備わってます。

タオルはないので、持っていきましょう。

ショップドルフィン(6階)

お菓子や飲み物の他、数はあまり多くないですが小笠原のお土産やおがさわら丸のグッズが売っています。あったかいコーヒーを毎回ここで買っていました。(150円とレストランよりも安い価格だったので。)

そして、おみやげとして迷った挙句買ったのがこれ。

(本は帰宅後に購入)

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御船印

御朱印の派生は船にまで及びました。そんなに船旅することないから、私には無縁の代物やと思ってたんですが、今回で船旅の面白さに開眼してしまいました。

全部集め切れるか分かりませんが、おがさわら丸に次乗る機会あるか分からないからとりあえず記念にもなるし。(日付は空欄で売られてるんで、自分で記入)

あ、ちなみに鉄道版の「鉄印」もこないだ集め始めたんですよ。誰か私のスタンプ&印収集癖を止めて・・・

夕日を見たあと寝室へ強制収容

中にいる方が揺れを感じるので、船内を少しうろついたあと再びデッキへ。

多分、御蔵島。ここもドルフィンスイムできる場所として有名。行ってみたい。

8デッキは上に遮るものが何もないので、天気が良ければ星空も見えそうですが・・・

上空、完全なるどーんてーん。

ですが、雲の隙間から夕陽も見れました。1日の終わり。周りには海しかない場所で過ごす初めての夜。

しかしこの1時間ほどあと、揺れが激しくなり、通常は22時まで開放されている外部デッキは閉鎖されることに。船内に足を踏み入れると

ぬほ~。ゆ、揺れる~

手すりを持ちながらじゃないと階段下りることができません。

もはやこの揺れの中、何かできようか。否、何もできまい。

ということで、早々に自分の寝床へ引き上げ。こんなときのためにダウンロードしてきた音声読書アプリ「オーディブル」!

が、ライブラリーに追加しただけで、ちゃんとダウンロードできてたのはナイツの漫才1シーズンのみ・・・(ネット通じないから、追加ダウンロードは不可)

しょうがないので、小1時間だけナイツの「ヤホー」漫才聞いて、あとは寝てしまおうと、目を閉じる。

・・・が、ぐわん。ぐわん。ぐわん。上下左右前後に揺さぶられる私の体。

いやいや、これ、何のアトラクションやねん。

揺れる。目覚める。腰痛い。揺れる。目覚める。喉乾いたから水を飲もうと、半身起き上がる。揺れで壁にぶつかる。再び仰向け。揺れる。目覚める(以下省略)

夜中の揺れが激しすぎて、ほぼ1時間ごとに目が覚めました。正直、ちゃんと眠りに落ちたのかも分からないレベル。

ただ、それだけの激しい揺れにも関わらず、船酔いはせずに夜を乗り切りました!

やったー!!!これが酔っていたとしたら、マジで地獄の数時間だったと思います。

対策としては、やはり「酔い止め」しかも『アネロンニスキャップ』

そして、寝る時は横向きは気持ち悪くなるのでNG。仰向けがベスト。これは、船酔い対策として多くの方が言ってるので間違いないかと。

あと、私は頭は真っ直ぐ上向きではなく、首だけ左に傾けて、横を向いて寝た方がグルグル回る感じが軽減されるようで楽でした。ただ首、痛くなるし、完全に個人の感想ですが。

人生初の船旅は、揺れでろくに眠れないものの酔いとは無縁で過ぎていきます。

寝れない夜ならいっそ、早く朝になれ・・・

本文関係ないただのおまけ

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2023年開催の東京マラソン、落選しました。

恐らく第1回目からエントリーし続けているんですが、いまだ一度も当たりません。

友人・知人は大体1度は当たっているし、なんなら2年連続当選する人もいる。

何で?ねぇ、何で?