小笠原諸島父島への旅。
前回の記事はこちら。
2022年9月28日
まるでアトラクションに乗り続けているような深夜が過ぎ、朝方には揺れもだいぶおさまってきました。
結局熟睡できぬまま朝を迎えたので、早朝5時過ぎ、波も収まりデッキにも自由に出れるようになったので、朝日を見てみようと行ってみることに。
人生初 大海原で見る朝日
既に数人の方が、カメラ片手にスタンバイ中。
皆さん、昨日の大波小波を共に耐え抜いた同士です。(めっちゃ揺れたとか言ってるけど、多分もっと酷い揺れの日も多々あるんやと思います。慣れた人にとっては、あれぐらいで大騒ぎすんなと言われるかも。)
太陽は毎日上るけど、こんな大海原で見る朝日は人生初。
まさにご来光!!
5時半過ぎの船の位置。だいぶと小笠原に近づいてきました。
昨夜の波の影響でしょう。到着時間が20分遅れとなっています。
今回行くのは父島。それ以外には「母島」「兄島」「弟島」「嫁島」「聟(むこ)島」「姉島」「妹島」などがあります。小笠原諸島ファミリーです。サザエさん一家にも対抗できます。(何の分野で)
現在、人が住んでいるのは今回行く「父島」とそこから60キロ離れた「母島」のみ。
父島には約2,000人。母島には約500人の人が住んでいます。この夏、瀬戸内国際芸術祭で訪れた瀬戸内の島々よりも沢山の人が、本州より1,000キロ離れた場所に住んでいる。
同僚の子と合流して、「展望ラウンジHahaJima」で朝ごはん。
モーニングのおにぎりセットを食べました。
ちなみに、旅の友を「同僚の子」と呼び続けるのも何だか他人行儀な感じなので、今後は「Mちゃん」と表記します。(多分読んでる人にとっては、どうでもいいけど一応報告)
朝ごはんのあとは、再びデッキで過ごして到着を待ちます。
カツオドリが船の周りを飛んでいる。
そして、11時前。ついにうっすらと見えてきました!!父島!!
定刻よりも30分ほどの遅れとなりましたが、ついに東京港から1,000キロ離れた父島 二見港に到着です!久々の陸!街!人!(人は船内にもおったやろ)
ハートロックカフェでランチ
まずは荷物を置きに、この旅の間お世話になるお宿「ウエストANNEX」さんへ。
テラス付きの3階スイート。窓から見る海が青い!
お宿の紹介は改めて後日書きたいと思います。
この日は特にオプショナルツアーなども予約しておらず、完全ノープラン。
とりあえず、ちょうど時間もお昼時なのでランチをしに行きましょう。
生えてる木が南国に来たことを実感させます。
今回宿泊する大村エリアが二見港から近く、一番宿泊施設やお土産屋さん、飲食店が並んでるエリア。とはいえ、港から歩いて10分ぐらいの場所に全てがギュッと詰まってる感じで、とてもこじんまりとしています。
ランチに来たのは、二見港から徒歩1分の距離にある「Heart Rock cafe」さん。
Mちゃんはサメバーガー。私はメカジキバーガーを注文。
今思えば、珍しい方のサメ食べれば良かったわ。
シュノーケルスポット 宮之浜へ
レンタカーを借りていない私たちの移動手段は徒歩。あまり遠くには行けないけれど、せっかくなのでビーチに行きたい。(水着持って来てないから見るだけやけど)
そこで、大村エリアから歩いて行けそうな島の北側にある宮之浜というビーチに行くことに。
ハートロックカフェからは徒歩約20分。余裕の徒歩圏内です。
マンホールが可愛い。
下の方で見切れていますが、私の足元は島の人も愛用している「ぎょさん」
鼻緒とソール一体型のビーサンです。この旅の為に買った訳ではなく、いつどこで買ったのか記憶のないぎょさんが我が家には存在してたので、そいつを連れて来ました。
しかし、これが失敗。履き慣れていないので、鼻緒のところで思いっきり靴擦れしてしまいました・・・旅の間中、痛かった・・・
父島は大村エリアは平坦ですが、それ以外の場所は坂道が多いです。宮之浜までも結構な坂道を上って、下って、
え?ホンマにこれ道あってるよな?誰もいないけど。
と途中不安になりました。結果的に道はあってた。単に歩いてビーチ行く人なんておらんだけでしたわ。
無事到着。駐車場も隣接してます。
海、青い。海、綺麗。
恐らく、この後何度となく同じような事言うと思います。だってそれ以外言葉ないんだもん。「青い」「綺麗」これに尽きる。
小笠原の海の色は「ボニンブルー」と表現されます。かつて小笠原は「ぶにんじま(無人島)」と呼ばれていて、その「ぶにん」が「ぼにん」に変化。英語で「ボニンアイランド」と呼ばれるようになったため、そこから「ボニンブルー」という言葉が生まれたんだそうです。
サンゴ礁が発達し、魚が多くいるためシュノーケリングスポットとして人気の場所。
ツアーと思われる方たちが、ずーっと泳ぎ続けているのでよほど魚がいるんでしょうか。
気になるけど、水着ないから海入れない。
足元だけ海につかってみました。砂浜は割と大きな石も多く速攻で
いって。足、いって。
ってなります。
綺麗な休憩スペースがあったので、そこに座ってしばらく海を見てのんびり。
24時間波に揺られ続けていたので、上陸して3時間ほど経ちますがまだ若干丘揺れしてます。
下向いたら、脳が揺れる感じで気持ち悪い・・・
宮之浜の美しい海が目に焼き付き切ったところで、途中ちょこちょこお店などにも寄りつつ戻ります。
宿に戻る前に、もう一か所ビーチへ。
二見港からすぐの場所にある大村海岸。
大神山公園とビジターセンター前に位置していて、日本一早い海開きが行われる海だそうです。
時間が16時前だったからなのか泳いでる人は少数。私たちも宿から一番近いけど、結局ここで泳ぐことはありませんでした。
観光客か地元の方か分からないけど、親子が来て、男の子がすごく寒そうにしながら海入ってた。
なるほど。小笠原と言えど、16時前はもう海に入る気温じゃないのか・・・
カメックスのマンホール。ポケモンキャラということだけが分かるNOポケモン世代。
東京までは979キロ。だけどここも東京都。走っている車は品川ナンバー。
聞こえる言葉ももちろん日本語。使えるお金ももちろん日本円。
宿の屋上から満点の星空観賞
今回、3泊するうち最初の2泊はお宿の夕食を頂きました。
朝ご飯も夕ご飯も、毎食全部美味しかったです。
夜ご飯ののち、デッキに出てみると
お!星見えてるかも!
部屋にあった案内書きに、屋上があると書いてあったので上がってみることに。
机と椅子、デッキチェアが置いてあってこれは星空観賞に最適じゃないですか。
しばらくして、目が暗闇に慣れてくると
見える、見えるぞ!
流れ星も数分に1回流れました。流れ星には「お願い事を3回言うと叶う」って言われてるけど、どう考えても間に合わないです。気づいたら流れ終わっている。
翌日、翌々日の夜は雲が割と出ていて、結果的にこの初日の夜が一番星が綺麗に見えました。
ただ、星に詳しくないから何が何だか分からず
あぁ、綺麗だな~
と知識ゼロで、ただ見た目だけの子供レベルの感想抱いて終わるんですけど。
明日はいよいよボニンブルーの海でドルフィンスイム!果たしてイルカさんには会えるのか?
おまけ
星空観賞時の1枚。
影のせいで、髪のボリュームちびまる子ちゃん級。