昨日急に涼しくなり、一気に半袖では寒くなりました。
暑すぎず、寒すぎない季節ってないの?
瀬戸内国際芸術祭の続き。前回の記事はこちら。
保存建築をまるっと移築してきた四国村の続き。
四国村施設紹介
村中エリア
⑩冨木田家砂糖しめ小屋
- 年代 1800年代後半(明治時代初期)
「砂糖しめ」とは、「サトウキビを絞る」という意味だそうです。
この建物で砂糖作りの最初の工程であるサトウキビ絞りが行われていました。
そして、こちらの建物の中に、瀬戸内国際芸術祭の作品が展示されています。
tk15 ラム・カツィール「Suitcase in a Bottle」
定住が当たり前ではなくなった昨今の、漂流する人々の心情をボトルやスーツケースで表しているそうです。
一周して、ようやくあることに気づきます。
・・・そもそもこれ、スーツケースどうやって入れたんだ?
そして、ここで私のデジカメの充電が切れるという悲しいお知らせ。
新しくミラーレス一眼 CanonのEOS Kiss M2を買ったんですが、ネットで中古買ったら付属のバッテリーが互換製品やったんです。
2個あるから大丈夫かと思いきや、すぐ充電なくなる・・・
2日間なら充電いらんやろうと充電器持ってこなかったら、1日半で2個ともバッテリーがご臨終となりました。という訳でこの先、iphoneでの撮影。
⑬宮崎家砂糖しめ小屋
- 年代 1865年頃(慶応年間・江戸時代末期)
上の建物と外観はほぼ同じですが、こちらの内部には「しめぐるま」と呼ばれる3つの石臼があります。
この石臼に付いている腕木を牛が引いて石臼を回転させることで、サトウキビをしぼっていたそうです。
村上エリア
⑯四国村ギャラリー
(写真なし)
建築家・安藤忠雄氏の建築の美術館。創設者の加藤氏が収集した美術品が展示されています。こちらでまたまた冷気を体内に取り入れつつ、作品鑑賞。
tk21 本山ひろ子「装う神さま」③
四国村ギャラリーから、大久野島灯台へ繋がる「竹林の道」の途中で見つけた3人(?)目の神様。
こちらの作品、それぞれにお話が設定されてるんですが、先の2つは写真に撮るのを忘れていました。
自然いっぱいの四国村。
イノシシ出現の注意書き。出会ったらどうすりゃいいんだろう。
⑲大久野島灯台
この灯台は、1893年に建設され、1992年にその役目を終えました。
大久野島は、かつて毒ガス製造の島で今は、「ウサギの島」として観光地化しています。このウサギ、毒ガスの実験用で連れてこられたのが繁殖して今に至ると思っていたんですが、ウィキペディア師匠によるとそのときのウサギの子孫ではなく、その後地元の小学校で飼われていたウサギが野生化したという説が有力らしい。
ウサギの繁殖能力、半端ない。
⑳江埼灯台退息所
淡路島の北端にあった江埼灯台は、イギリス人技師ブラントンの設計によって作られた日本で8番目の洋式灯台。
灯台退息所とは、灯台守の宿舎のこと。1995年の阪神淡路大震災によって倒壊したものが移築・復元されています。
中にも入れたのでお邪魔してみました。
灯台だけでなく、室内の家具も洋式。
村中エリア(再)
一旦、村中エリアから上がって村上エリアに行ったあと、再び戻ってきました。
㉔下木家住宅
- 年代 1781年(安永10年・江戸時代後期)
徳島県最高峰剣山の北斜面にあった山村農家。積雪が多い地域だったためか、雪が落ちやすいよう屋根が急勾配に作られています。
tk21 本山ひろ子「装う神さま」④
こちらの屋内に、4人目の神様。
このお話、ほんわかして好きでした。
㉕石組
1977年に作られた作品。
流れる水が、このまま「染が滝」へと続いています。
㉘久米通賢旧宅
- 年代 1800年代
平賀源内と共に讃岐を代表する江戸時代の科学者・久米通賢(くめつうけん)の住宅。
すいません、私、源さん(星野か)は知ってますが通賢さんは存じ上げませんでした。
四国村HPによると久米通賢さんは
測量術にすぐれ、軍船、大砲、撃発式鉄砲ピストルから、扇風機までをも発明しました。
だそうです。扇風機発明って!めっちゃ凄い人やん。今日もエアコンつける代わりに扇風機使用してました。通賢さん、いつもお世話になってます。今まで勉強不足で存じ上げなくてすいません。
㉙中石家住宅
- 年代 1700年代後半~1800年代(推定)
平家の落人(おちうど)村として有名な祖谷の民家。
そしてこちらで最後の神様発見。
tk21 本山ひろ子「装う神さま」⑤
もはや、ひっそりというよりこの3匹はかなり存在感たっぷりでした。
家の中から出てきてもうてるしね。
灯台を見てるあたりから、雲行きが怪しくなってきて、ゴロゴロ雷の音も聞こえてきました。雨雲レーダーによると、近くでゲリラ豪雨になっている模様。
その雲がこのままこっちに来たら大変だ。という訳で最後はやや駆け足気味になりながらも四国村1周ぐるっと散策終了。最初は全然人がいなかったんですが、最後の方はちらほらと観光客の方をお見かけしました。(それでも、密とは縁遠いレベルでしたが)
四国村利用案内
- 入村料
一般1,600円 大学生1,000円 高・中学生600円 小学生以下無料
(瀬戸内国際芸術祭パスポート提示で大人1,000円)
営業時間:9:30~17 :00(入村受付16時30分まで)
- 休館日:火曜(祝日の場合は営業。翌日休み)
- 交通アクセス
琴電屋島駅下車徒歩5分
ランチタイム
何か雲行き怪しいですが、お腹空いたし、このまま帰ると昼ご飯を食べるタイミング逃しそうなので、四国村敷地内にあるおうどん屋さんに行くことにしました。
四国村わら家さん。
お店の建物は、四国村の雰囲気に合わせて新たに建てられた訳ではなく、江戸時代末期の茅葺屋根の農家を改装したもの。
人気のおうどん屋さんのようで、結構な列ができてましたが店内も広くそんなに長く待つことなく入れました。
香川と言えばうどん。うどんを食べに香川旅行!という人もいるかと思います。
私、お遍路のときに何日も香川県歩いたんですけど、実は一度も讃岐うどんを食することがありませんでした。
お昼は時間節約でお店で食べることがなく、夜はうどん屋さん開いてなく。
やはり初心者は、あれこれアレンジせずにシンプルにいただくべきだろう、とぶっかけうどん(並)を注文。580円でした。これでも充分安いと思ったんですが、観光地価格なんですかね。
店員さんにわざわざ
ぶっかけてくださいね
と言われたので
言われた通りにぶっかけました。
もしかして、讃岐うどん初心者ってバレてたんかな。
讃岐うどんのコシとはこういう事だったんですね。遅くなりましたが、無事讃岐うどんデビューも済ませ、結局ゴロゴロいってた怪しい雨雲も四国村の方に来ることはなく、何なら晴れ間が出てきて暑いがな。
時間は昼過ぎで、まだ多少早い気もしましたが、このあとどこかに行くのも時間が微妙なので、またまたJR屋島駅まで歩き、高松駅へ。
真夏の屋外アート巡り(しかもマスク着用)は、体力が奪われるので万人におススメはできませんが、まぶしい太陽の光の下で見れるよさもあります。
そして、昨日今度は日帰りで第2回目の瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。
行先は犬島。その模様は次回。