2024年3月3日(日)に開催された、東京マラソン2024に出走しました!
エジプト旅行記の途中ではありますが、感動と興奮が冷めやらぬうちに(もう3日経ってるけど)、マラソン大会記事をぶっこみます。
ついに、念願の東京マラソン当選!
ランニングを初めて早14年。
明確にいつから東京マラソンにエントリーをしだしたのか覚えていませんが、恐らく10年以上は毎年エントリー。
そして、毎年落選・・・
東京マラソンは、日本最大規模であり、また最も当選倍率の高い大会と言われています。当選倍率は、10倍強。
ですが、私の周りでマラソンを趣味としている友人は、この10年の中で、ほぼみんな1回は当選しており、中には2年連続当選!という子も複数名いました。
・・・何で私だけ。百合子の呪いかよ。
都知事に呪われる理由は、一つも思い浮かびませんが、そう思わずにいられない引きの弱さ。
ですが、2024年度の大会には「3大会連続落選メンバーチャレンジ枠」というものが設けられました。
過去3年間の大会に連続落選した人に対しての、特別抽選枠。これに外れると、更にもう一度、一般抽選枠でも抽選してもらえるという制度。
3年どころか、(約)10年連続落選してまんねん!ええ加減、当選させておくんなまし!!
と願い昨年エントリーしたところ、見事当選!!
・・・百合子の呪いがついにとけた。
(呪った覚えもない都知事、勝手に恨んですいませんでした。)
そして、今年、ついについに、念願の東京マラソン出走が叶ったのです。
東京マラソン2024 EXPO
最近は、事前にゼッケン等の配布物を郵送し、前日受付のない大会もありますが、東京マラソンは日本最大規模のランナーのお祭り!
2/29~3/2の3日間に渡り、EXPOが開催されました。ここで、ランナーはゼッケン受け取りなどの事前受付を行います。
なお、企業ブースなどのエリアは、レースに出走しない方でも入場可能なイベントです。
場所は東京ビッグサイト。
3日間あるとは言え、最終日の土曜日だし、結構混んでるかなーと思いきや大したことありませんでした。結構人、分散されてたのかな。
ほぼ並ぶことなく、ゼッケンを受け取り、前日受付終了!
このまま、企業ブースなどが並ぶEXPO会場へ。人が多ければ、さーっと見て帰ろうと思っていたら、意外と混雑していなかったので、(まぁ、人は多いんですけれど、想像よりも全然マシだった。)せっかくだから色々と見ていくことに。
EXPO会場は2フロアに分かれており、まずは受付と同じフロアから。
東京マラソンのレースコース。
スタートは都庁。そこから42.195キロ先のゴールは東京駅前!
まさに大都会東京の中心部を、ランナーが独占させて頂きます。
交通規制等々で、迷惑をこうむる人の方が、明らかにランナーの数より多くいるはずです。走らせていただき、本当にありがとうございます。
ここからは、EXPOのブースをいくつかご紹介します。
スターツコーポレーションのブースでは、マラソンコースの映像を解説付きで紹介していました。
定期的に流してくれるので、この人だかりがいなくなったあと、前の椅子に座ってじっくり見させてもらいました。激しいアップダウンもないし、走りやすそうなコースだ。うんうん。
今回、私のレースシューズはアシックス!年明け早々に「MAGIC SPEED3」を購入ました。
初めてのカーボンシューズでしたが、いや、このシューズめっちゃいい!!
足慣らしの為に、練習で何度か履いて走りましたが、凄く楽に速く走れる。
1個難点があると言えば、アッパーの生地がスケスケやから靴下丸見えで(カラーによっては見えにくいものもあるようですが)、レース以外の移動で履きづらいってとこかな。
大会オリジナルTシャツあったみたいですが、全てSOLD OUTでした。
こういうの買おうと思ったら、初日に来るべきなんでしょうね・・・
海外からのランナーさんも沢山いたし、この日本っぽいTシャツ、めっちゃ人気だったんじゃないかなー
ご結婚、おめでとうございます。
続いて下のフロアへ。
数々の企業ブースが並んでいます。
祭りや!日本最大のランナーのための祭りや!!
スポーツメーカーのブースも多数あるので、最悪忘れ物しても、ここで買えます。(EXPO来る時点で忘れ物に気づいていたら、の話ですが。)
車に興味ないのですが、かっこよかったので撮影したポルシェ。
車体、画角に入り切ってなかったわ・・・
東京マラソンオフィシャルグッズのショップもありました。
こちらも結構品薄状態。入ってみたけど、特に欲しい物はなかったので、何も買わずに退出。
東京マラソンは『ABOTT WORLD MARATHON MAJORS』という世界で選ばれた6大会のうちの一つ。
東京以外は、アメリカで3大会、あとはドイツとイギリス。
これに選ばれていることもあって、海外からのランナーさんが本当に沢山いました。
旅行会社がマラソンツアーを組んでいる海外の大会もあり、めちゃめちゃ興味あるんですけど、ツアー費用がすげー高い。(エントリー枠を確保しているというのも理由だと思う。あとはシンプルに燃油高騰&円安・・・)
当初は、ささっとチラ見して帰るだけでしたが、次いつ来れるか分かんないし、と色んなブースを見てまわったり、体験コーナー参加してみたり、2時間ほど過ごしていました。
各企業さんで頂いたサンプルの品々。
クマさんは、東京マラソンのマスコットステッカー。今、スマホケースに嬉し気に貼ってます。
いよいよ、大会当日!
前振りだけで長くなりました。
ようやく、3月3日ひな祭り。東京マラソン2024当日です。
5:30起床。朝ごはんをむしゃぼり、ウェアを着込んで準備万端!
ここ最近、走っている最中に必ず右足が甘攣りするので、思いつく限りの対策を練りました。
ゼリータイプのコムレケア飲んで、ポーチにも忍ばせて、マグネシウムオイル塗って、昨日EXPOで買ったファイテンテープも貼りまくる。さて、結果は・・・?
私は今回、高田馬場駅近くのホテルに宿泊していたので、新宿まで数駅移動。
駅に着くと、ランナーがいっぱい!高まるっ!
通常、入場ゲートは一つなので、ランナーの波に乗っかって行けばいいのですが、東京マラソンは人数を分散させるため、ブロックごとに入場ゲートが分かれていました。初めての体験。やはり日本最大は違うわ。
(ちなみに、ゴール後もゼッケンの色ごとにルートが分かれていました。)
ゆえに、自分のゲートをあらかじめきちんと把握しておく必要あり。
定期的に、ゲートの入口を示した看板を持っている方がいたので、それを見ながらゲートを目指す。駅出てから、そこそこ距離ありました。
そして、これも初めて。
事前に手荷物検査あり。
このあとは、アウター等脱いで、荷物預けて、トイレ並んで、スタート約1時間前に準備整った!
トイレももっと混雑するかと思っていたら、数も沢山あったので以外とスムーズで。
正直、ブロック内で1時間以上待つのも寒いな・・・と思いましたが、他に行くところもないので、張り切って早めにブロック内へ。
私は後方よりHブロックからの出走。
都庁の第二庁舎横でした。
雲一つない、めちゃめちゃいい天気!
1週間前の大阪マラソンは、雨で気温も低く、さぞかし走られた方は辛かったと思います・・・
ただ、周囲のビルが高いから、日なたがほぼない。
わずかな日なたを見つけて、集うランナーたち。
でも、「ブロックが混雑してきたので、前に詰めてくださーい」とスタッフの方に言われ、仕方なく日陰ゾーンへ。
東京マラソンはスタート地点に衣類回収ボックスがあるということを知り、使用していなかったユニクロのフリースを着込んで待機できたのが、まだ幸いでした。これがなかったら、マジで体冷え切ってました。フリース着てても凄い寒かったもん。
大都会東京を42.195キロ走る
開会式で都知事の挨拶や、招待選手の紹介が行われた後、9時10分、フルマラソンの号砲!
と言っても、後方ゾーンのスタートはまだまだ先です。
ゾロゾロとスタート地点までゆっくり移動。衣類回収ボックスがあるにも関わらず、辺りの植え込みに大量の防寒具が捨ててありました・・・こんな酷い光景は初めてだ・・・
正直、アナウンスはされていたけれど、ボックスの存在が、あんまりちゃんと伝わってなかったんじゃないかな~という印象。特に海外の方を中心に。
スタートから12分、ようやくスタート地点が近づいてきました。
結局、私がスタートできたのは15分後。9:25分頃でした。
スタートエリアの小池都知事、チラ見して42.195キロのスタート!
と言っても、人が多くて全然スムーズには走れません。
そして何より・・・
トイレに行きたい!!!!!
ブロック待機中の寒さで、完全に冷えました。失敗しました。
走り出したら我慢できるかな、とも思ったんですが、前半からこの尿意は耐えきれる気がしない・・・
ということで、4キロ地点で早々にトイレタイム。
昔は、毎回のように途中でトイレに行きたくなっていて、トイレロス発生していたのですが、ここ数年は全然行かなくて大丈夫になっていたんですよね。
久々のトイレロス、約2分半。
すっきりした体で、遅れた分を取り戻すべく快調に走る。
ただ、他の大会と違って、どこまで行っても人が多く、ゆっくりペースな人を抜かそうとすると、右に左に蛇行しないと走れず、無駄に距離を稼ぐような走りになってしまいました。
ランナーも多ければ、沿道の応援も多い!!
沿道にも海外の方が沢山いて(さすが、東京)、英語に中国語、スペイン語にフランス語、色んな国の言葉が聞こえる!!
多国籍っ!海外マラソン来ているみたい!
東京の街を走れる楽しさも相まって、前半はかなり快調。ベスト更新できちゃうぞ、これは。
人数が多いため、給水所はゼッケンの下1桁番号ごとに場所が分かれており、自分の番号の机から取ってね、となっていましたが、やはり一番手前の机のコップが常に枯渇していました。
私は律儀に守って取ってましたけどね、一応。その方が混んでなかったし。
私がまだ15キロ地点をちんたら走っている頃、トップクラスのランナーたちが30キロ付近を走っているのが、折り返しで見えました。
・・・同じ人間とは思えん。
そして、この辺りから対策を講じていたにも関わらず、右足ふくらはぎがうっすら攣り始めました。
嫌な痛みだな・・・と思いつつ、意外とペースは落ちずに走れました。
18キロ付近、雷門が正面に。
そして、この門前を右折すると・・・
目の前にドーンとスカイツリー!
ここの景色が一番感動しました。
レース中に撮影した写真はこの2枚のみ。
15キロ辺りから、違和感を感じた右ふくらはぎをかばっていたのでしょう。
25キロ超えたら急に右膝が痛み出しました。足に力入らない・・・
さっきまであんなに楽しかった東京マラソンが、急に苦行と化した瞬間でした。
ここからの17キロは、給水所で定期的にストレッチして、沿道にいる方にエアサロをシューシューしてもらって、あとは大応援に応えながら気を紛らわして走ること1時間半強。
痛みで、辛い気持ちになる度に「あんなに出たいと思っていた大会やないか。楽しまなくてどうする。諦めたらそこで試合終了だよ。」と安西先生混じりで自分を鼓舞。
ラスト3キロ、東京駅に続く通りは、両サイドに応援の方がぎっしりで、自分が凄く有名選手にでもなったかのようでした。
時折、沿道の方とハイタッチしながら、ゴールを目指してラストスパート!!
そして、10年間、走ることを願い続けた東京マラソンの42.195キロ、ついにゴーール!!
ゴール後、止まらぬよう指示があったので、振り向いて一瞬で撮った1枚。
記録は、ベストタイムを約6分半縮め、初めて4時間20分代を切ることができました。
(タイムの詳細は、個人情報ということで伏せさせて頂きます・・・)
トイレロスがなければ、サブ4.25もできたけど、ま、あそこですっきりしたお陰で前半快調に走れたと思おう。
メダル、ゲット。
周りのランナーさんたち、足を痛そうにしている方も多数いたけれど、みんな達成感でいっぱいの笑顔で思い思いに記念撮影をされていました。
ランニング歴14年。フルマラソン出場回数20回。
これだけ続けていれば、凄く走るのが好きな人だと思われていますが、正直、そんなにめっちゃ好きな訳じゃないです。
ゆえに、レース以外で20キロ以上走ったことない。だから、ラン歴の割に記録は大して早くないし、毎回のように途中で足を痛めて苦しんでいます。
じゃあ、何で走ってんの?って毎回聞かれるし、自分でも何でだろう?と不思議でならない。それぐらいの熱量で14年間走っています。
もっと練習量増やせば、楽に楽しく走れるはず。分かっているんですけど、ランニング以外に趣味が取っちらかっているもんで・・・
ただ、私の一番の目標は、タイムや距離を伸ばすことではなく【47都道府県のマラソン大会(フル以外も含む)制覇!!】です。
あくまで、マラソンは旅の目的の一つ。
今回の東京で、21都道府県目。(+アメリカとオーストラリア)
まだまだ半分以上残っており先は長いですが、これからも色んな街を全力で走る旅ランを楽しんでいきたいと思います。
さ~フルマラソン21大会目、どこに走りに行こうかな。