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【御船印の旅】南海フェリー「あい」「かつらぎ」(和歌山港⇔徳島港)

とくしまマラソン2023出場の移動手段として、初めて南海フェリーを利用しました。今回はそちらの乗船記です。

とくしまマラソンの記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

南海フェリーについて

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スケジュール

南海フェリー和歌山と徳島を結ぶフェリー。所要時間は約2時間

JR大阪駅からJR徳島駅まで高速バスで移動すると2時間45分かかるので、和歌山港までの移動時間と徳島港からの移動時間を考慮し、どちらが効率いいか検討するのがいいと思います。

私は今まで徳島へ行く時は高速バス一択だったのですが、昨年から御船印を集め始めたこと、そして高速バスよりも安価で行けること、マラソン前後に3時間弱バス座席に収まり続けるのが嫌なことなど諸々考えた末、南海フェリーを利用することにしました。

運航は2023年3月時点で、和歌山発→徳島着便、徳島発→和歌山着便共に1日8便。割と本数は豊富なうえ、始発は深夜2時台、最終は夜の21時台となっています。

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ただし、深夜および早朝の便は徒歩で利用する場合、和歌山港駅への電車が走っていないので、港までの移動手段の確保は必要です。

公式HPでは、フェリー時間に合わせた南海電車の時刻表も確認できます。

時刻表(2022年10月1日~) | 南海フェリー

運賃(徒歩利用)

運賃は片道大人2,200円。(繁忙期は変更あり。)また、WEBで予約すると2.090円になります。

が、港まで(もしくは港から)南海電車を利用して、南海フェリーに徒歩乗船する場合は、更にお得な切符「好きっぷ」があります。

この切符は、片道フェリー料金と、和歌山港駅から南海電鉄の各駅(泉北高速線を除く)までの片道乗車券がセットになって2,200円!!

つまり、フェリー料金のみで南海電鉄に乗れちゃうとってもお得な切符です。

HPには、こちらの切符の発売場所は「徳島営業所窓口」または「徳バス観光サービス各営業所」となっており、関西側では買えないの?と思いましたが、南海電鉄のHPに『とくしま好きっぷ』のページがあり、主要駅の窓口で購入可能のようです。

とくしま好きっぷ| 南海電鉄

更に更に、VISAカードを所有している方なら、この切符の購入の手間すら省けてしまう『スマート好きっぷ』なるものが存在します。

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南海電鉄ではVISAカードのタッチで改札を通ることができるのですが、合わせて南海フェリーの乗車もVISAタッチで可能。同じカードを使って通れば、好きっぷチケットと同額のみの支払いでOK!

私はVISAカード愛用者なので、往復こちらのスマート好きっぷを利用しました。明細を確認したところ、支払額は間違いなく2,200円。改札とフェリー乗り場のタッチ決済が連動してちゃんと計算してくれてるのかな。賢い!

なお、好きっぷ利用の場合事前予約はできませんが、大体の場合、予約はせずとも乗船は可能だと思います。マラソン大会前日および当日でも、予約なしで乗れました。(ただし阿波踊り期間は徳島市内に人がわんさか来るので、フェリーは予約した方が確実かも・・・?)

ちなみに、南海電鉄のVISA専用改札機は、恐らくどの駅も1台ぐらいしかないと思います。私が利用した駅は今のところ、左右どちらか一番端っこの改札が専用改札機になっていました。いつもの癖で交通系ICカードで入ってしまわないよう注意してください。(いつもの癖で、ICカードで入ってしまって駅員さんに「VISAで入り直したいので、ICの履歴消してください」ってお願いしたヤツ。仕事増やしてすいませんでした・・・)

和歌山港までのアクセス

南海電鉄和歌山港駅から徒歩すぐ。

駅改札を出たあと、連絡通路が乗船改札口まで直結しています。屋根もついているので、雨の日でも濡れることなく駅からフェリーまでアクセス可能。

和歌山からの乗船方法 | 南海フェリー

徳島港までのアクセス

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JR徳島駅から徳島市営バスで約20分。

時刻表:徳島市公式ウェブサイト

距離は約4キロ離れているので、徒歩だと1時間弱かかります。港と駅の間にイオンがあるので、私のようなもの好きさんは休憩がてらイオンによりつつ、徒歩移動するのもいかがでしょうか。

南海フェリー船舶紹介

南海フェリーには「あい」「かつらぎ」2隻の船が就航しています。私は行きは「あい」帰りは「かつらぎ」で、両方のフェリーに乗船することができました。

帰りは30分前に乗船したにも関わらず、マラソン終わりのランナーでいっぱいだったので、船内の写真を撮ることができませんでした。ということで、「かつらぎ」は乗船口通路から撮影した外観のみ。

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オレンジ2色使いで、まさに南海カラーの船体。

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公式キャラクター「高野きらら」ちゃんと「阿波野まい」ちゃんです。鉄道しかり、乗り物って美少女がキャラクターになっていることが多い気がします。やはり男性受けを狙ってのことなのでしょうか?

続いて、和歌山→徳島航路で乗った「あい」をご紹介。

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「あい」は2019年就航のため、設備等全体的に新しかったです。こちらはブルーと白の爽やかカラー。

船名の「あい」は、徳島の名産の一つ藍染めの「藍」、「愛」、「I(私)」の3つの意味を持つそうです。

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船内の床には「藍」

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女性用パウダールームには「愛」

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デッキの撮影スポットには「I」

3種類の文字をわざわざ探して撮影した訳じゃないんですが、今改めて見たらちゃんとコンプリートできていました。

船内案内図。

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ちゃんと正面から撮れよ。

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船内の座席は、椅子席、じゅうたん席、テーブル席、ビジネススペースなど多様にありこれらは自由席。

船室前方の椅子席。

一つ上の階には「グリーン席」もあります。別途グリーン料金が必要なこちらの席は、前方からの眺望を楽しめるリクライニングシートだそうです。

私が確保したのは「じゅうたん席」しかもこの「あい」には、女性専用のじゅうたん席があります。

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家族やカップルで来られている方が多かったので、そういう方たちは男性禁制のこちらの席は立ち入りできません。なので、ここの席は女性一人旅&二人旅数組のみの利用となり、非常にのびのび。

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足を伸ばして移動できることの幸せたるや。(このあと、ゴロンと横になってウトウト。船旅選んで良かった。)

ちなみに、靴下は東京国立博物館で購入した化石柄ソックスです。

なお、帰りにのった「かつらぎ」には女性専用のじゅうたん席はありませんでした。そして、私が乗船した時には既にじゅうたん席はいっぱいになっていたため、普通の椅子席に座って帰りました。膝を2時間曲げて過ごしていたため、マラソン直後よりも下船時の方が膝痛悪化・・・むしろ、帰りこそじゅうたん席を確保したかった・・・

御船印

船内に売店はありますが、徳島港停泊中のみの営業。御船印は和歌山港徳島港の営業所にて販売しています。

私は徳島港到着後に購入。お土産屋さんもありますが、そちらではなくチケット売り場(?)のカウンターで購入できました。

「あい」と「かつらぎ」両方の御船印があります。私は「あい」バージョンを購入。1枚300円。

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船上からの景色

行きは風が強かったのですが、船内で体を動かしがてらデッキにも行ってみました。

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和歌山港出航直後。

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さすがに外デッキに常時座っている方はいませんでした。船旅はやはり夏がいいですね。

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寒すぎて、数枚写真撮ったら速攻船内へ退散。

帰りは徳島港16:25発→和歌山港18:35着の便だったので、ちょうど夕日タイム。座り続けてこわばった体を伸ばしがてら、デッキへ。

(膝)い、いててて・・・

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ラソン後に船上から夕日を見るのは初めて。結果はどうあれ、お疲れ私。

(夕日は人をセンチメンタルにさせる。)

nankai-ferry.co.jp

おまけ

「あい」のトイレに阿波踊り

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ヤットサー、ア、ヤットヤット