阪急トラピックスさんの『【エミレーツ航空利用おひとり様参加限定】感動のエジプト ナイル川クルーズ8日間』に参加し、人生初のソロ海外旅行デビュー。
カイロで最初のお食事タイム
エジプトに到着し、まずはランチタイムです。
機内で散々食べていますが、それぞれの食事の間は4~6時間は空いているので、実際はそこまで食べ尽くしという訳ではありません。
ただ、運動量に対しての摂取カロリーバランスがおかしいんだな、ずっと。
ランチのレストラン。名前は不明。
明らかに観光客向けのレストラン、という感じで欧米観光客の方たちが既にお食事中。
(今後行くレストランは、どこもこんな風に団体観光客専用って感じでした。)
食事はビュッフェスタイル。自分で量が調整できるので、ありがたかった。
パン(これ、エジプトいる間に何度となく出てきた。)とチキンと、パスタと、何か野菜煮たやつ。
普段、人並み+αぐらい食べる私ですが、この旅は胃腸の調子を危惧して、常に食事量を控えめにしていました。
結果、1週間で1キロ痩せました。月間120キロ走ってもちっとも痩せなかったのに・・・
デザート。あえてお皿の隅っこに盛り付けるお洒落スタイル。(たまたまそうなっただけ。)
パイ生地(?)みたいなものがクルクルされたデザートは、前に並んでいた欧米人のおじさんが「めっちゃ砂糖やで~」みたいな事を言っていたんですが、本当にめっちゃ砂糖でした。砂糖中毒の私でも「あっま」ってなるほどのスイーツ。
エジプト人は甘いものが大好きなようで、この先、ビュッフェスタイルの食事時には、いつも多数のスイーツが並んでいました。(このレストランはあまり種類なかったけれど。)ゆえに毎回甘いものしっかり食べていた。でも痩せれたのは・・・謎。
食事代はツアーに含まれていますが、飲み物だけは毎回別途注文し、都度お支払い。写真に撮っていませんが、フレッシュジュースを頼みました。この1週間、ほぼ毎食フレッシュジュース頼んでいたので、ここで何のフルーツのジュース頼んだのかは覚えていません。1週間で一生分のフレッシュジュース飲んだわ。どれも美味しかったです。
ジュースの価格相場は、300~500円程度だったかと。USドルとエジプトポンドの両方が使えますが、USドルで支払った方が日本人的には多少お安かったです。
確かスケジュールには「ピラミッドビューのレストラン」と書かれていたのですが、実際はナイル川ビューでした。お店、変わったのかな?
食後は、ようやく最初の観光スポットに向かいバスで移動。
車道沿いに普通に馬車がいる。この数日後、私たちも馬車に乗って移動する機会がありました。めっちゃ楽しかった。
エジプトのマクド発見!どんなハンバーガーがあるのか気になる。
今回のツアーはフリータイムが一切ないので、街中を自分で探索する時間は皆無でした。地元の人が行くようなスーパーやレストランにも行ってみたかったけど。
エジプト文明の財宝の宝庫!エジプト考古学博物館
まず最初に訪れたのは『エジプト考古学博物館』
歴代ファラオの銅像や、かの有名なツタンカーメンのマスクが展示されている博物館。
明日から始まる遺跡巡りの前に、この博物館で色々説明を聞いたり展示品を見ることができたのはとても良かったです。
現在、エジプトでは新しい博物館を建設中。その名も『大エジプト博物館』
約10年前から「オープンするする」言ってて、全くオープンしない博物館。
この博物館がオープンしていれば、新しい方に行くスケジュールになっていました。
昨年のツアー申込時点で、公式サイトのオープン予定が「Late 2023 Dec or Early 2024 Jan」ってなっていたので、もしかしてオープンしたての新博物館に行けるかも!?と期待していたんですが、実際は全くもってオープンしていませんでした・・・
今公式サイト見たら「Estimated opening: Late-Spring 2024」って書いてありました。
でもね、多分ね、オープンしないと思うよ・・・
博物館の入場チケット。遺跡に入る時も毎回このようなチケットをもらいます。
裏にQRコードが書かれていて、それを入口のゲートにかざして入ります。
あと、大体どこでも荷物検査&空港にあるようなボディチェックのゲートを通りました。(でも、荷物検査チェックしている係の人、全くモニター見てなくて喋っていたりするところもあったけどね。セキュリティの概念が異なるのか、エジプト・・・)
ツアー代金に全入場チケット代が含まれているので、個別に支払うことはありません。なので、どこがいくらぐらいなのか、全然分かっていなかったのですが、裏面に価格も載っていました。
博物館は大人450エジプトポンド。1エジプトポンドは、約5円。すなわち日本円にして約2,250円。博物館としては、日本でも割と高額な方。
地球の歩き方エジプト版の最新が2019~2020年度版なのですが、そこでは「入場+ミイラ室」の価格は300エジプトポンドとなっていました。
コロナ後、エジプトに限らず各国の観光地の入場料は値上がりしているようです。
なお、昔はカメラやビデオ持ち込みに対して、別料金が発生したようですが、2024年1月時点で考古学博物館を始め、そのような持ち込み料金が発生した場所はありませんでした。(スマホでみんな写真撮るようになったから、カメラ持ち込み料も込みでチケットの料金設定されたのかな、知らんけど。)
(あと、過去に行った方のブログで、カメラ持ち込み禁止となっていたような遺跡もほとんどカメラOK、撮影OK、でした。ただ、この辺の撮影ルールは割と変わるみたいなので、行った時にガイドさんなどに確認してください。)
ガイドさんの説明を受けながら、エジプト文明を学ぶ
考古学博物館は、名前の通り古代のエジプトに関する展示品がある場所。
古代エジプトは、紀元前3000年頃にナルメル王によって初めて上下エジプトが統一され、エジプト文明が始まったと言われています。
そこから約3000年続く古代エジプトは、「初期王朝」「古王国」「第1中間期」「中王国」「第2中間期」「新王国」「第3中間期」「末期王朝」「プトレマイオス朝」という複数の時代区分に分別されています。
プトレマイオス朝最後のファラオが、かの有名なクレオパトラ。ですが、クレオパトラって名前の人物って、実は一人じゃなくて最後のクレオパトラは「クレオパトラ7世」
なお、プトレマイオス朝が滅びたあと、エジプトはローマの属国となります。
これらが全部紀元前に収まっていること。そして、その歴史の長さが3000年もあること。もはや「凄すぎるぜ、古代エジプト文明!」
そんな長きに渡る古代エジプト文明の品々。展示品も多数ありとてもじゃないですが、数時間で全てを見てまわるのは不可能。最初にガイドさんが主要な展示品について、説明をしてくださいます。
ガイドイヤホンが一人一人に配られており、多少離れたり周りがざわついていても、ガイドさんの声がイヤホンでしっかり聞こえます。
時折動画を撮りながら、
わー!!写真で見たことあるやつだー!本物だー!!!
と興奮を隠せない私。(今後、この感動が毎日押し寄せる。)
それでは、博物館で見られる古代エジプトの品々をご紹介。
入口入ったら、ファラオ像がいきなりドーン。
「ロゼッタストーン」(レプリカ)
この石の発見により、古代エジプト文明で使用されていた文字「ヒエログリフ」が解読できるようになりました。
本物はイギリスの大英博物館にあります。これ以外にも、イギリスを始め他国に存在しているエジプトの宝物が多々あります。それらの説明の度にガイドさんが「返して欲しい」と言っていました。そりゃな。私も奈良の大仏が盗まれて他国に鎮座したら、奈良人の大事な大仏様返せっっ!てなるもん。(あのでかさ運んで持っていく努力は認めるけど。)
ナルメル王のパレット
エジプトを統一したナルメル王の奉納用パレット(化粧板)
こちらは表側で、上段右側には首を切られた捕虜の姿。その列の左側、とんがり帽子のようなものを被っているのがナルメル王。
真ん中の首を絡めた動物は、ライオン。北エジプトと南エジプトが統一されたことを意味しているんだそう。
博物館には、展示されていない品も多数倉庫にあるようでこちらの品々に関しては、何度も来ているガイドさんも「今日、これ初めて見ました。何だろう」って言っていました。まだまだお宝が眠る考古学博物館。
色が綺麗に残っている石棺。
ジェセル(ネチェリケト)王の像
古代エジプトで、一番最初のピラミッド「階段ピラミッド」を建設したファラオ・ジェセル王。
先ほど説明した古代エジプトの時代区分で、ピラミッドの建設が行われたのは「古王国時代」
一番古い階段ピラミッドができたのは紀元前2660年頃です。もうね、古さにいちいち驚いていると、1週間脳みそがもたないので、一旦そこは頭をバグらす事にしました。
この後ろの石の色は、当時のまま。約5000年前の色です。
トルコ石やラピスラズリなどを粉にして、色付けされているそう。
階段ピラミッドはこの翌日にオプショナルツアーで行ったのですが、外から眺めるだけで中には入りませんでした。
ピラミッドの中には、今も一部上の写真のような青色の石が残っています。
(エジプト考古学者・河江肖剰さんのYoutubeチャンネルで紹介されていたので、気になる方はぜひ見てみてください。)
クフ王座像
ギザの三大ピラミッドの一つで、エジプト最大のピラミッドを築いたクフ王。
ですが、こちらの高さ7.5センチの小さな像が、現在見つかっている唯一のクフ王像。
カフラー王座像
同じく三大ピラミッドの一つを築いた、クフ王の息子・カフラー王。
ギザから遠く離れたアブシンベル近郊で見つかった像で、閃緑岩という非常に固い石で造られています。
そんな固い石を、当時どのような技術で彫り上げたんだろう・・・
ホルス神を表すハヤブサが頭にフィット。ホルス神は天空の神で、王の化身と考えられていました。
紹介するものが多すぎて・・・1回じゃ到底収まり切らないので次回に続く。