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【100名城】No.12 会津若松城(福島)|2023年10月福島の旅③

福島旅2日目は、磐梯高原から会津若松市へ移動。

お天気は悪化し、ついに後半雨が降り出しました。そんな中でもお城は外せない。

だって、100名城スタンプが私を待っているんだから。

会津若松城へのアクセス

JR磐越西線「会津若松」駅からバスで約20分「鶴ヶ城入口」下車すぐ

会津若松市には、まちなか周遊バス「あかべぇ」「ハイカラさん」が走っています。

会津若松駅を拠点に、時計回り・反時計回りに周遊していています。1回乗車は大人210円(2023年11月時点)。1日フリー乗車券(600円)もあります。

時間は1時間に1~2本と少なく、時間の効率はあまりよくないので、お天気が良ければ駅でレンタサイクルするのもありかも。

www.aizubus.com

会津若松駅の駅舎。駅前には、白虎隊士の像と・・・

会津の郷土玩具、赤べこ!!

赤色は魔除けの効果があるとされていて、べこは東北の方言で「牛」を意味します。

蒲生氏郷が殖産振興の為に作らせたのが始まりと言われています。

この赤べこ、スイッチが近くにあって、押したら喋り出します。

会津若松城の歴史

会津若松城は、1384年に葦名直盛が築いた東黒川館(黒川城)を起源とします。

1590年に、蒲生氏郷が会津領主として黒川城に入り、城を改修。1593年には東日本で初めて本格的な天守閣を建立し、名前を「鶴ヶ城」と命名しました。

その後、上杉景勝、加藤嘉明などが会津領主となり、鶴ヶ城も改修が重ねられていきました。

1643年、徳川家光の弟・保科正之が入封。

幕末に起こった戊辰戦争では、会津藩は旧幕府側についたため、新政府軍と争うことになりました。会津藩はこの鶴ヶ城で、約1か月間に渡る籠城戦を続けましたが、最終的には降伏。

多数の砲弾を受けた鶴ヶ城は明治の始めに取り壊されましたが、昭和40年に天守閣が復元されました。

ちょうど10年前、2013年に放送されていたNHK「八重の桜」で、綾瀬はるかさん演じる主人公の八重さんが戦っていた場所が、ここ鶴ヶ城です。

城内の見どころ

幕末の激戦地も、今は城公園として整備されています。

バス停「鶴ヶ城入口」(地図の下部にあるPの辺り)で下り、北出丸から天守閣のある本丸エリアへと向かいます。

北出丸

北出丸から本丸に続く椿坂の由来は、敵が椿の花のように首を落とされるからだそう。

名前の由来こっわ。

太鼓門跡

北出丸から本丸に続く追手門。ここには多聞櫓が建てられ、藩主の登城や緊急事態の時に、その中に備えられた太鼓を鳴らしていたため、太鼓門と呼ばれていたそう。

武者走り

石垣に作られたV字の石段。櫓などに簡単に昇り降りができるように造られています。

城の取り壊しを免れたため、石垣は築城当時の姿で残っています。

太鼓門・武者走りを天守閣内から。

天守閣

昭和40年に再建された天守閣。

写真が暗くて非常に分かりずらいですが、会津若松城の特徴が赤瓦。

この瓦になったのは割と最近で、拭き替えられたたのは2011年。

北国ならではの低温や雪に耐えられるよう、保科正之の命で開発されました。

当時は奥州各地に広がったそうですが、現在見られるのは会津若松城だけ。

天守閣内は、博物館となっています。

内部は今年の4月にリニューアルされていて、映像やパネルで会津の歴史や文化、偉人などが紹介されています。会津戦争の様子も改めてここで学べます。

そして、会津戦争と言えば歴史に残るのが「白虎隊」の存在。

この博物館でも紹介されていましたが、翌日にゆかりの地へ行って来たので、次回その紹介をしたいと思います。

南走長屋

表門(鉄門)から続く長屋。

鉄門は本丸に通じる表玄関で、籠城中は城内で最も安全な場所とされ、松平容保公の指揮所となっていました。

長屋部分も展示室となっていました。

大河ドラマ「八重の桜」籠城シーンでの衣装。若干ホラーっぽい明かり。

この衣装、凄く印象的で覚えています。綾瀬さんが、最後鉄砲を空に向かって撃つシーン(回想)でドラマが終わったような・・・(10年も前の事なので、記憶違いかもしれませんが。)

100名城スタンプ

スタンプは、天守閣の出口側にあるミュージアムショップにあります。(というか、ほぼ出口)

ミュージアムショップは入場無料。

この出口の扉の手前。

こーこ、100名城!(マダガスカル!みたいに言ってみて。)

大概、スタンプって入口にあるんですけど、ここは出口にあります。なので色んな所に「スタンプは出口側」みたいな案内書いてありました。恐らく、問い合わせする人が多発していると思われます。

利用案内

  • 入館料:大人410円 小人150円(茶室麟閣との共通券もあり。)
  • 開館時間:8:30~17:00(最終入館16:30)

www.tsurugajo.com

おまけ

猪苗代駅からJR磐越西線で会津若松駅へ向かったのですが、猪苗代は細菌学者・野口英世さんの出身地。

という訳で、猪苗代駅には等身大の野口英世さんパネル。

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身長153センチとめっちゃ小柄な方だったんですね。

最近、現金を使うことが減ったので、お目にかかる機会も少なくなりましたが、野口さんの1000円札を使うのもあと少し。今までお世話になりました。