福島旅2日目は、磐梯高原から会津若松市へ移動。
お天気は悪化し、ついに後半雨が降り出しました。そんな中でもお城は外せない。
だって、100名城スタンプが私を待っているんだから。
会津若松城へのアクセス
JR磐越西線「会津若松」駅からバスで約20分「鶴ヶ城入口」下車すぐ
会津若松市には、まちなか周遊バス「あかべぇ」と「ハイカラさん」が走っています。
会津若松駅を拠点に、時計回り・反時計回りに周遊していています。1回乗車は大人210円(2023年11月時点)。1日フリー乗車券(600円)もあります。
時間は1時間に1~2本と少なく、時間の効率はあまりよくないので、お天気が良ければ駅でレンタサイクルするのもありかも。
会津若松駅の駅舎。駅前には、白虎隊士の像と・・・
会津の郷土玩具、赤べこ!!
赤色は魔除けの効果があるとされていて、べこは東北の方言で「牛」を意味します。
蒲生氏郷が殖産振興の為に作らせたのが始まりと言われています。
この赤べこ、スイッチが近くにあって、押したら喋り出します。
会津若松城の歴史
会津若松城は、1384年に葦名直盛が築いた東黒川館(黒川城)を起源とします。
1590年に、蒲生氏郷が会津領主として黒川城に入り、城を改修。1593年には東日本で初めて本格的な天守閣を建立し、名前を「鶴ヶ城」と命名しました。
その後、上杉景勝、加藤嘉明などが会津領主となり、鶴ヶ城も改修が重ねられていきました。
1643年、徳川家光の弟・保科正之が入封。
幕末に起こった戊辰戦争では、会津藩は旧幕府側についたため、新政府軍と争うことになりました。会津藩はこの鶴ヶ城で、約1か月間に渡る籠城戦を続けましたが、最終的には降伏。
多数の砲弾を受けた鶴ヶ城は明治の始めに取り壊されましたが、昭和40年に天守閣が復元されました。
ちょうど10年前、2013年に放送されていたNHK「八重の桜」で、綾瀬はるかさん演じる主人公の八重さんが戦っていた場所が、ここ鶴ヶ城です。
城内の見どころ
幕末の激戦地も、今は城公園として整備されています。
バス停「鶴ヶ城入口」(地図の下部にあるPの辺り)で下り、北出丸から天守閣のある本丸エリアへと向かいます。
北出丸
北出丸から本丸に続く椿坂の由来は、敵が椿の花のように首を落とされるからだそう。
名前の由来こっわ。
太鼓門跡
北出丸から本丸に続く追手門。ここには多聞櫓が建てられ、藩主の登城や緊急事態の時に、その中に備えられた太鼓を鳴らしていたため、太鼓門と呼ばれていたそう。
武者走り
石垣に作られたV字の石段。櫓などに簡単に昇り降りができるように造られています。
城の取り壊しを免れたため、石垣は築城当時の姿で残っています。
太鼓門・武者走りを天守閣内から。
天守閣
昭和40年に再建された天守閣。
写真が暗くて非常に分かりずらいですが、会津若松城の特徴が赤瓦。
この瓦になったのは割と最近で、拭き替えられたたのは2011年。
北国ならではの低温や雪に耐えられるよう、保科正之の命で開発されました。
当時は奥州各地に広がったそうですが、現在見られるのは会津若松城だけ。
天守閣内は、博物館となっています。
内部は今年の4月にリニューアルされていて、映像やパネルで会津の歴史や文化、偉人などが紹介されています。会津戦争の様子も改めてここで学べます。
そして、会津戦争と言えば歴史に残るのが「白虎隊」の存在。
この博物館でも紹介されていましたが、翌日にゆかりの地へ行って来たので、次回その紹介をしたいと思います。
南走長屋
表門(鉄門)から続く長屋。
鉄門は本丸に通じる表玄関で、籠城中は城内で最も安全な場所とされ、松平容保公の指揮所となっていました。
長屋部分も展示室となっていました。
大河ドラマ「八重の桜」籠城シーンでの衣装。若干ホラーっぽい明かり。
この衣装、凄く印象的で覚えています。綾瀬さんが、最後鉄砲を空に向かって撃つシーン(回想)でドラマが終わったような・・・(10年も前の事なので、記憶違いかもしれませんが。)
100名城スタンプ
スタンプは、天守閣の出口側にあるミュージアムショップにあります。(というか、ほぼ出口)
ミュージアムショップは入場無料。
この出口の扉の手前。
こーこ、100名城!(マダガスカル!みたいに言ってみて。)
大概、スタンプって入口にあるんですけど、ここは出口にあります。なので色んな所に「スタンプは出口側」みたいな案内書いてありました。恐らく、問い合わせする人が多発していると思われます。
利用案内
- 入館料:大人410円 小人150円(茶室麟閣との共通券もあり。)
- 開館時間:8:30~17:00(最終入館16:30)
おまけ
猪苗代駅からJR磐越西線で会津若松駅へ向かったのですが、猪苗代は細菌学者・野口英世さんの出身地。
という訳で、猪苗代駅には等身大の野口英世さんパネル。
身長153センチとめっちゃ小柄な方だったんですね。
最近、現金を使うことが減ったので、お目にかかる機会も少なくなりましたが、野口さんの1000円札を使うのもあと少し。今までお世話になりました。