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【続100名城】No.132 高田城(新潟)|2023年4月富山&新潟⑨

春の風景を求めて富山&新潟の旅最終日。

最後の目的地は、そもそものこの旅を計画するきっかけとなった「高田城」

高田城のアクセス

えちごトキめき鉄道「高田」駅から徒歩約15分

高田城の歴史

1589年に春日山城主上杉景勝が会津に移封となり、その後堀忠俊が入封しました。

堀氏は福島城を築城し春日山城から移りましたが、1610年に改易。

その後、徳川家康の六男である松平忠輝が福島城に入りました。忠輝は1614年の天下普請(幕府の命による工事)として高田城の築城に着手。この普請は13名の大名に命じられ、その中には伊達政宗や上杉景勝などが含まれていました。

同年7月に高田城は完成し、福島城は廃城。高田城の築城はわずか4か月という短期間でなされました。

1616年に忠輝が改易されたのちは、幕末まで親藩・譜代の大名が城主を務めました。

現在は、城跡が高田城址公園として整備されています。

桜の名所・高田城なのですが・・・

高田城は「さくら名所100選」にも選ばれているほどの桜の名所。桜の季節に訪れようと兼ねてから思っていて、今年ようやく実現したんですけど・・・

・・・散ってるね。

そもそも開花が全国的に早かったことに加え、ここ数日の強風の影響もあったのでしょう。すっかり葉桜。

2か月ほど前、高田城の桜を見るために新潟旅行を計画開始。そしたら鉄印がもらえる沿線が続いているから富山からずーっと乗り鉄しながら新潟まで行こう!それならずっと乗りたかった『雪月花』にも乗ろう!富山でホタルイカも見よう!などなどここに来るまでにあちらこちらに寄っている間に、すっかり桜は散ってしまったようです。

まぁ、正直予想はしていたんですけどね。

一応、高田城さくらまつり期間ではあったので、お城までのバス(恐らく臨時バス)が走っていましたが、ガラガラ。お城もそれなりに人は来ていましたが、桜満開の時期に比べたら少ない方だったんじゃないかと思います。

高田城の本気の桜の時期に来たことがないので、予想でしかないですが。(本気の桜って何)

まぁ、残念ではありますが、こういう時でも、お城そのものが好物なので無問題(モーマンタイ)です。

ちなみに、数年前にこちらも桜が有名な青森県の弘前城に行きましたが、例年にない暖かさで行った時には満開の葉桜でした。

桜の開花に合わせた旅行は難しい。

お堀にかかる西堀橋を渡って城址公園内へ。

あれに見えるは・・・何山でしょう?

城址公園内で満開の桜、見つけました。

・・・これで高田城の桜は見たということにしておこう。

1993年に復元された三重櫓

入館料310円。中は展示室となっており、続100名城のスタンプもここにあります。(スタンプは城址公園内にある上越市立歴史博物館にも設置してあるようです。)

1階展示室にあった高田城模型。高田城の特徴は、天守閣が建築されなかったことと、石垣が積まれず土塁が巡らされていること。
その理由は、築城されたのが大坂の陣を控えた時期であり、城の完成を急ぐ必要があったためと考えられています。
3階は展望室となっています。

うっすらと蜃気楼みたいになっていますが、今朝見た妙高山に再びお目見え。

お城の遺構としてはほぼ見るところがなかったので、三重櫓の展示品を見たあとは、駅に戻りつつ公園内を散策しました。

桜!咲いてた!

極楽橋を渡って、本丸跡から二の丸・三の丸広場方面へ。

数日前には満開の桜の下で、お花見をする人々で賑わっていたと思われる広場。

ご覧の通り、お花見客はほぼいませんでした。

これにてこの旅の目的は全て終了。高田城から高田駅に戻り、上越妙高駅へ。

上越妙高駅からは、新幹線で金沢駅。5日間かけて旅したルートをわずか1時間で駆け抜けました。

今回に懲りずに、来年も桜の名所めがけて春の旅行をしようと「さくらの名所100選」を眺めて旅先を熟考中です。

高田城三重櫓利用案内

  • 料金:大人310円 小・中・高校生160円(市内の学校に通う小中学生は無料)
  • 開館時間:9:00~17:00
  • 休館日:月曜日(月曜が休日のときはその翌日)、休日の翌日、12月29日~1月3日

おまけ

強風を物語るチューリップたち。たくましくも花を咲かせていました。

続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック