えちこの旅ブログ

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壱岐ドライブ観光・前編|2023年10月対馬・壱岐と博多の旅⑤

対馬ドライブ観光をした翌日、早朝に九州郵船のジェットフォイルで対馬から壱岐へ移動。

九州郵船の乗船記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

壱岐では宿泊せず、早朝から夕方までレンタカーで観光スポットを巡りました。

壱岐は南北17キロ、東西15キロと小さいので、1日で割と多くの場所を周ることができました。人口も対馬の10分の1程度。道は結構アップダウンが多かったです。(舗装は綺麗にされています。)

どのような道であろうが、例のごとく、私は助手席でまばたきと呼吸を繰り返すだけの存在。楽してすんません。

月読神社

壱岐の芦辺港までレンタカー屋さんが車を届けてくれたので、8時過ぎから観光開始!

が、そんな朝早くから開いている場所もあまりないので、まずは神社巡り。

対馬にも神社が多数ありましたが、壱岐にも150以上もの神社があるそう。大陸との玄関口だった場所なのに、仏教はあまり根付かなかったんでしょうか?お寺、あまり見なかったんですが。

まずは、全国の月読社の元宮と言われる月読(つきよみ)神社へ。

ツクヨミ(ツキヨミ)と言えば、イザナギが生んだ神の一人。

皇祖神のアマテラスオオミカミ、スサノオノミコトとは兄弟。日本神話では3柱が誕生した後、アマテラスとスサノオは神話にバンバン登場するのに、一人ほぼ登場シーンがないでお馴染みの神様です。

「招福の堤」自分の年齢だけ木槌で板を叩いた後、鳥居の前でお願い事をします。
年齢を重ねた方も安心してください。大きい木槌は、1回で10歳分。大きいロウソクが10歳分兼ねるバースデーケーキのロウソクと同じ方程式が成り立っていました。

男嶽(おんだけ)神社

続いて、男岳山の頂上にある男嶽神社へ。

御祭神は、天孫降臨の際に、アマテラスオオミカミの孫・ニニギノミコトの道案内をした神様・猿田彦命(サルタヒコノミコト)

道案内をしたことから「導きの神様」と言われている神様です。

猿田彦にちなんでだと思いますが、こちらの神社、お猿さんがいっぱい。

でも、狛犬は犬だった。

肩に乗っているのは・・・お団子?

神社自体も高い場所にあるのですが、入口横には展望所があったので、更に上から景色を眺めてみました。

視界、ほぼ緑。

壱岐イルカパーク&リゾート

今回の旅友は、昨年小笠原諸島に一緒に行った前職の同僚。

イルカをウォッチングして、スイミングして大興奮した私ら二人、大のイルカ好き。

小笠原でのウキウキイルカウォッチング&スイミングの記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com

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と言う事で、やって来たのが『壱岐ドルフィンパーク&リゾート』

1995年に壱岐市が創業し、2019年に官民連携でリニューアルしたイルカふれあい施設。

入場料は大人1,000円。+オプションで餌やり体験などができますが、私らはとりあえず入場料のみお支払いして中へ。

こちらの入り江がイルカさんのおうち。

1頭のイルカさんがの~んびりと泳いでいます。

HPには「2頭」のイルカを飼育していると書いてあったんですが、1頭しか見つからない。

後でトレーナーさんに聞いて分かったのですが、少し前にもう1頭のイルカさんは病気でお亡くなりになってしまったそうです・・・(哀)

イルカが好きなので、ただイルカを見ているだけでも、いいっちゃいいんですが、正直ちょっと思ってしまった。

・・・これで、1,000円はちょっと高いかも(でも、島価格だと思えば仕方ないかも)

アスレチックあるけど、あれは大人が遊ぶようじゃないしなぁ・・・

しばらくデッキから二人でイルカを眺めていたら、スタッフの方が

ちょっと足場悪いですが、ピンクのマットの端まで行って、手のひらを見せるような形で、海の中に手を入れてみてください。イルカ、寄って来ると思うんで。来たら撫でてあげてくださーい!

と言ってくれました。

・・・え?イルカ、自由に撫でていいの?

と言う事で、スタッフさんの教え通りに海に手を近づけてみた。

すると・・・

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わ!近づいてきてくれた!!
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きゃー!!来た、来たー!!!
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ぷい。

・・・あ、あれ?(私の手のひら、臭かったかしら・・・涙)

私のリーチが短いのか、手のひらが臭いのか、数度トライするも、イルカさんにはなかなか届かない。

ちなみに、私より10センチほど身長が高い&腕も長い友人は、何度かナデナデできて大喜び。いや、それ、私もやりたい、触りたい。イルカのお触りしたい。(本来、丁寧語になるはずなのに、「お」をつけると「触り」の場合、卑猥な印象が増すのは何でだろう。)

そして、数度目のトライの末、ついに・・・

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やったー!!鼻先、タッチに成功!!

当初使っていたミラーレスはカバンにしまい込み、スマホを落とさないように握りしめて、できるだけ前傾姿勢で手を伸ばしたら、ようやくお触りすることができました。(だから「お」は付けるな。)

その後、トレーナーさんが来て「トレーニングタイム」が始まりました。

(ちなみに、9:30の入館開始時刻と同時に入り、30分近く経過しましたがお客さんは私ら二人だけ。ゆえにイルカさんもトレーナーさんも二人じめ。)

ここで初めてこのイルカさんのお名前が「あずき」ちゃんだと教えてもらいました。

パークに来たのは2011年。スタッフの誰よりも長くこのパークにいるんだそうです。

そこから私ら二人、まるで我が子のように「あずき」ちゃんを連呼することになります。

餌がもらえるのを分かっているので、私たちには見せない笑顔。

(そもそも、こんな風に顔を見せてくれることはなかった。)

指を立てて、体ゴシゴシしてあげると、垢が取れるからイルカにとって気持ちいいんですよ。

と教えてもらったので、体を寄せてくるあずきちゃんの体を遠慮なくゴシゴシ。

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手を出していたら、あずきちゃんが移動してくれるので自然とナデナデできます。

あ、これ何かに似てるな、と思ったら駅とかのエスカレーターの手を置くところ、清掃員の方が乗り場の方で雑巾を当てて、流れに任せて拭き掃除されているじゃないですか。あれと同じ仕組み。

イルカの撫で心地は、ツルツル。そして、無駄なお肉がない引き締まった体の触感でした。あと、トレーナーさんが言っていた垢?的なものなのか、爪に黒いあずきちゃんの一部が入り込みます。でも、こんなん後で洗えばいいんです。モーマンタイです。

そして、

あずきちゃん、ジャンプが苦手だったんですけど、だいぶ上手にできるようになったんですよー。

と、特訓の成果を見せてもらえました。

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わー、凄い、凄い!

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あずきちゃん、上手、上手!

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よくできましたー!あずきちゃん。

まるで運動会で子供を応援する保護者気分。

のんびりとマイペースな性格というあずきちゃん。

確かに、泳ぎもゆ~っくりだし、気が向いたら私らの方に寄ってきて、何度か往復して飽きたらまた離れて泳いで、またしばらくしたら寄って来て・・・というのをずっと繰り返していました。

元来、イルカは群れで生活をする生き物なので、一人ぼっちは寂しい。だから、現在イルカを増やせるように色々頑張っているとのことでした。

あずきちゃん、お友達ができる日が早く来るといいね。

1時間強のふれあいで、すっかりあずきちゃんファンになった私たち。

当初、「見るだけで1,000円高いかも・・・」なんてオプション代も支払っていない分際で思ってしまいましたが、入館してからしばらくは、他にお客さんがいないのもあって、あずきちゃん二人で撫で放題。

こんなに無限にイルカ撫でられる経験は、恐らく今後ないと思います。

結果、大満足で施設を後に。

(公式HPには、「イルカふれあい体験の一部は休止」となっているので、行けば必ずできる体験なのかは分かりません。人が少ない平日の午前中だったからなのかもしれない。)

なお、こちらの施設では、イルカとのふれあい体験の他に、マリンアクティビティやBBQなどのアウトドア体験もできるようです。

また、建物内にはカフェとお土産屋さんも入っていて、おしゃれで居心地よさそうな空間でした。(時間的に微妙だったので、カフェ利用はしませんでしたが。)

イルカウォッチング・スイミング・タッチングを全て体験したので、後はドルフィンライディングしかない!

「イルカに乗った少年」ならぬ「イルカに乗ったおばさん」になれる場所、どこかにないかな~(ないわ。)

利用案内

  • 入館料:大人1,000円 中学生以下500円 島民無料
  • 開館時間:9:30~17:30

ikiparks.com

おまけ

この2日後、博多で『マリンワールド海の中道』(水族館)へ行きイルカショーを見ました。(とりあえず、行先悩んだら、動物園か水族館に行く人。)

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ここのイルカさんたち、ジャンプスキルが凄かった。(写真には撮れなかったけど、スピンしたり、数回回転したりしてた。)

それでも、やっぱり「押し」のイルカはあずきちゃんです。