壱岐をレンタカーでドライブ観光 後編です。
前編の記事はこちら。
猿岩
イルカと触れ合ったあと、続いてはお猿さんに会いに行きます。
と言っても、あずきちゃんのようにかわいくすり寄って来たり、ジャンプを披露したりはしません。不動です。
目指すは黒岩半島の端にある猿岩。字面だけ見ると『白い雲のように』が頭をよぎりますが(例えが基本的に全部平成初期)有吉さんも、森脇さんも関係ない、ガチの岩です。
日本各地に「〇〇岩」と呼ばれる奇岩が存在しており、いくつか実際に見たことがありますが、その中でもダントツ、名前負けしていないクオリティです。
思てる以上に、猿や!!
現地で二人、大興奮。
ちゃんと、目や鼻下の部分の岩が窪みになっていて、完全に顔が出来上がっています。
誰かが彫ったとしか思えないんですけど。ホンマに全部自然の力?凄すぎん?
ちなみに、反対側から見たらただのゴツゴツした岩で、微塵も猿の面影はありませんでした。なので、左側だけが上手い事猿になっています。マジで人の手、入ってないの?
私が大ファンの福山雅治さんが、長崎の離島を盛り上げる『青いぜ!長崎ブルーアイズプロジェクト』に参加されていて、対馬や壱岐、五島列島の観光スポットで動画や写真を撮影されていました。
この猿岩の前でも撮影されていたので、同じ画角で撮ってもらいましたが、完全に眉毛が消えてしまっているという残念な写真になってしまいました。
(アートメイクしたいんだけど、お肌弱いのでどうしようか悩み中・・・)
原の辻一支国(はらのつじいきこく)王都復元公園
いつでもどこでも史跡に行きたい、でお馴染みの私。続いては弥生時代の遺跡跡へ。
壱岐は、中国の歴史書『魏志倭人伝』にも登場する島。
『原の辻一支国王都復元公園』は、弥生時代の集落が復元された施設です。
まずは、公園の側にあるガイダンス施設でランチを食べ、展示品を見学。
公園近くにある博物館に本当は行きたかったんですが、月曜日なので休館だったんですよね。残念。
『魏志倭人伝』に記載がある、卑弥呼が女王を務めていた「邪馬台国」はいまだにどこにあったかの結論が出ていませんが、壱岐については確実に「一支」=「壱岐」で判明しているんですね。
古代日本の謎とか神話の考察とか好きなので、本を色々読んだんですけれど、邪馬台国しかり、神代の時代しかり、初代天皇の時代しかり、書く人の主張がそれぞれ異なっているので、答えを求めるのではなく「あ~そういう見方もあるのね~」と意見の違いを楽しむようにしています。
考古学的な新発見で、明確な答えが出る日が来るのかもしれませんが、様々な考察ができる状態が一番面白いんじゃないかと思っている無責任な一歴史好きな一般人。
ガイダンスから復元公園までは、10分弱ほど歩きます。(場所は隣にあるんですが、入口までが少々遠かった。)
遺跡公園あるある。昼間でも、平日は人がいない。
公園内には、弥生時代のクニを想定して、複数の建物が復元されています。
と思ったら、復元家屋の茅葺作業をしている方がおられました。
弥生時代、絶賛令和に製作中。
物見櫓(左)と番小屋(右)
祭祀用の祭具や食材用倉庫。
祭儀場内に一番近い場所にあった「王の居館」
中国の歴史書によれば、弥生時代の日本は、100余りのクニに分かれていたとされる時代。日本神話の神様の話は、この当時の各国の領土争いがモチーフになってるんじゃないかな~と妄想と想像と考察しながら、本やYoutube動画を見て歴史の勉強をしています。
復元公園横には、コスモスが咲いていました。
数千年前から人々は争いを続ける生き物だから、正直、人類が存在する限り「世界平和」なんて綺麗ごとでしかないんだろう、と子供時代から思っているけれど、それでも春夏秋冬の花を見て「綺麗だな~」と、言える人が一人でも多い世界であればいいと思う。
利用案内
【ガイダンス施設】
- 開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日:毎週水曜日及び年末年始(12月29日~1月3日)
【復元公園】
- 開館時間:日の出から日没まで
- 休館日:年中無休
入館料はいずれも無料
小島神社
本当のモンサンミッシェルには行った事がないけれど、代わりに行こう「壱岐のモンサンミッシェル」という事で訪れたのが小島神社。
ハート石、見っけ。
引潮の時間にしか、島の上にある神社に参拝できません。
島自体がご神体という小島神社。行った時は、まだ潮が引き切っていなくて、渡れそうにありませんでした。
が、せっかくなので渡ります!と裸足になって果敢に島に向かって行く友人。
足を濡らしたくない私は、お留守番。足場が石だらけなので、かなり痛そうにヨチヨチ歩く友人。
その後ろ姿を眺め、数分後・・・
潮が引いたので、普通に靴で歩いて来れました。
裸足で歩くのは、相当痛くてつらかったそうです。島まで渡りたい方は、引潮の時間に合わせて訪れてください。(ほんと、足裏ケガしなくて良かったけどね。)
筒城浜
壱岐ドライブ旅、最後に訪れたのは海!もちろんシーズンオフなので泳げませんが、綺麗な海は見ておきたい。
夏であれば、壱岐ではマリンアクティビティを色々楽しむ事ができるみたいです。
対馬のレンタカー屋さんの方も、「海で遊ぶなら対馬より壱岐」とおっしゃっていました。
その中でも綺麗なビーチとして紹介されていた筒城浜へ。
おぉぉぉ!これは南国の海に引けを取らない美しさ!
海の色も綺麗だけど、砂浜もめっちゃ綺麗。シーズンオフなのに、砂浜にゴミ一つ落ちていない。定期的に清掃されているのかな。
博多からだとジェットフォイルで約1時間。日帰りもできるので、夏場ここに遊びに来る方も多いのかな。いいな~
博多港へのジェットフォイルは、到着時とは違う郷ノ浦港発。
レンタカーは、港の駐車場に停めておいてください、という港乗り捨てスタイルだったので、芦辺港to郷ノ浦港と一切の寄り道なく観光を満喫することができました。
対馬、壱岐とそれぞれ観光できたのは1日ずつと短い時間ではありましたが、それぞれの自然や文化、歴史に関するスポットを色々巡ることができました。
やっぱ島旅には車が必要だな・・・(でも、私が運転すると大事件を引き起こしかねないので、人類が自分一人にならない限り、運転はしないと決めています。)
おまけ
博多の夕ご飯。
『大地のうどん 博多駅ちかてん』にて一番人気の「肉ごぼう天うどん」
ごぼ天、サクサクでめっちゃ美味しかったんですけど、昔に比べ、油ものに弱くなった模様。通常なら「甘いものは別腹」でどんなにお腹いっぱいでも食後のスイーツ食べられるのですが、この日は無理でした。
・・・年だな。