えちこの旅ブログ

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【続100名城】No.191 中津城(大分)

現在旅行中により、新規ブログを書く時間がないので、書き溜めていた過去のお城訪問回顧録をアップします。

訪問日:2018年4月29日

中津城へのアクセス

JR日豊本線「中津駅」から徒歩約15分

中津城の歴史

中津城は、1588年黒田官兵衛によって着工されるも完成には至らず、10年以上過ぎたあと、黒田氏に代わって入邦した細川忠興が改修。完成後、忠興は中津城を隠居地としました。

細川氏のあとは、小倉城の支城から中津藩として独立。小笠原氏、奥平氏と徳川の譜代が治める城となりました。

ですが、完全に中津城は官兵衛押しでした。

城公園内の案内

天守

現在の天守は昭和39年の再建。

本丸の北東隅に五重天守。そしてその南側に二重櫓が建てられました。

天守下にある石垣、黒田氏と細川氏時代のものが隣り合っている箇所があるということで探してみました。

く、草いっぱい生えてて分かりにくい・・・

このひび割れて色うっすーなってる写真の方がまだ境目が分かりやすかったです。

右が黒田氏時代、左があとから積まれた細川氏時代の石垣。

この中津城に来る前に諸々観光をしており、到着したのが天守拝観時間終了の17時直前。中をゆっくり見る時間もなく、天守拝観受付で続100名城のスタンプだけ押させてもらいました。

その後、時間に関係なく見ることができる天守周囲を散策。

奥平神社

奥平氏の3人(奥平貞能・信昌・家昌)が祀られています。

中津大神宮

豊後の国のお伊勢さん。伊勢神宮で祀られている天照大御神・豊受大御神の分霊が祀られています。

三斎池

黒田氏のあと中津城や城下町の整備を行った細川忠興は、城内の用水不足解消のため水道工事を行いました。その際、山国川から引いてきた水をたたえたのがこの池。

三斎は、忠興の隠居後の名前です。現在は中津上水道がひかれているそう。

本丸南側にある官兵衛時代の石垣。

城井神社

中津城で官兵衛に殺された宇都宮鎮房が埋葬された場所。小笠原長円が城の守護神として祀るようになったそうです。

豊前の地を元々治めていた宇都宮氏は、秀吉から今治への移封を命じられた際に拒否。豊前の一部を与えられた黒田氏と争うこととなりました。

そこで、秀吉は官兵衛とはかり、官兵衛の息子長政と、鎮房の娘鶴姫の結婚を約し両者和睦することに。

ですが、この婚儀は策略によって設けられたもので、婚儀の場で鎮房は殺されてしまうんです。あーえぐい。

利用案内

  • 料金:大人(高校生以上)400円 子供200円 未就学児無料

  (中津市民・シルバー割引等あり)

  • 開門時間:9:00~17:00
  • 休館日:年中無休

www.nakatsujyo.jp

おまけ

官兵衛は生涯お光一人のみを奥さんとしたため、この像は恋人・夫婦円満のパワースポットなんだそう。

お光さん、なんか気だるい雰囲気出てますけど。

続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック