2022年広島1泊2日のプチ旅行。
1日目は大久野島で2023年の干支であるウサギと戯れたあと、三原に宿泊。
大久野島の記事はこちら。
2日目は午前中に尾道観光。午後から瀬戸内海クルーズ。
まずは午前中の尾道観光をご紹介します。
尾道は「尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市」として、日本遺産に認定されています。
千光寺山ロープウェイに乗るはずが・・・
尾道には1度来たことがあるのですが、宿泊しただけで観光をちゃんとするのは初めて。
まずは、千光寺山ロープウェイ乗り場を目指します。JR尾道駅からは徒歩約15分。
尾道本通り商店街の中を通っていきます。この商店街の中に、カフェや雑貨屋さんなどがあるんですが、朝が早かったのでお店はまだ開店していない所が多く、歩いている人も少なかったです。
(ただ、帰りもここを通ったんですが、お店が開いている時間でも人通りは少ないままでした・・・平日だったからかな。)
めっちゃレトロなお風呂屋さん!昔の銭湯をリノベーションして、今は中華料理店になっているそうです。
乗り場に到着してみたら、思いがけないメッセージをいただきました。
・・・え。聞いてないんですけど。(調べてないからね。)
ロープウェイはいつでも乗れると思い込んでいたので、事前に調べもしませんでした。
尾道観光の定番コースは、この千光寺山ロープウェイで千光寺公園に行き、そこから徒歩で下山しながら千光寺などのスポットを巡るというもの。私も今回この王道コースで行こうと思っていたのですが・・・。
仕方がない。歩いてでも15~20分程度なので、別にそこまで大変な訳じゃないですが、今日は楽する気分で来たんだよな。
頑張って坂道上るモードに気持ちと足を切り替えて、いざ徒歩で行く尾道散歩スタート。
天寧寺であの有名ショットを撮影してみる
ロープウェイ乗り場から歩いて5分。天寧寺に到着。
1367年に開山した曹洞宗のお寺です。
こちらの建物内にある526体の五百羅漢が見どころの一つ。
そして、天寧寺と言えば!の建造物がこちらの三重塔(海雲塔)
元々1388年に足利義詮が五重塔として建立。その後、三重塔として改修され現在に至っています。
この三重塔越しに街並みを見た景色が、尾道を代表する景観の一つ。そのアングルはどこだろう・・・と塔の裏側にまわって探してみる。
塔、近すぎる。もうちょい上に上がってみる。
おぉ!これ、なかなかいいんじゃない?
こちらは、千光寺公園から下って来たときに、もうちょっと上の位置から撮った写真。
もう少し塔は大きく、街は小さく撮りたかったんですが、私の写真技術ではこれがベストです。
ここまで来るのもずっと上りで、なかなかに暑くなってきましたが、ここからまだ上り階段。トレーニングの一環だと思って頑張ります。
「玉の岩」伝説の残る千光寺
尾道ゲストハウス みはらし亭
大正10年に建てられた別荘が、現在はゲストハウスとして使用されています。1階にはカフェがあり、こちらは宿泊者以外も利用できるそう。
階段を上ると、千光寺境内に到着。千光寺は806年の創建と伝わるお寺。尾道港を一望する大宝山の中腹にあり、ここからの景色の良さも見どころの一つです。
関西の西国三十三所霊場のご本尊が祀られています。お堂の手前に下がっている数珠は「百八煩悩滅除大念珠」引っ張って回すと、珠が上から落ちて「カチカチカチ」と音がします。この音で煩悩を打ち消し、観音様の御守護が頂けるそうです。
「百八煩悩滅除大念珠」って名前、めっちゃ強そう。煩悩、消えそう。(感想、アホそう。)
本堂
ご本尊の千手観世音菩薩は、33年に一度のみ開帳される秘仏。
中国観音霊場の第10番札所ということで、四国お遍路でお馴染みだった小坊主パネル(と私が勝手に呼んでいる。)がありました。懐かしい友に久々出会った気分。
玉の岩
こちらの巨岩は「玉の岩」または「烏帽子岩」と呼ばれ、この岩にまつわる玉の岩伝説というものがあります。
その伝説にちなんで、岩の上に玉を乗っけたのでしょう。
これ以外にも千光寺周辺には巨岩があり、本堂裏には「くさり山」があります。
本堂裏にある石鎚山(くさり山)には、石鎚蔵王権現が祀られており、大正時代に石鎚山に登るために鎖が設置されていましたが、世界大戦時に供出されてしまいました。
その後、平成17年に再度鎖が設置され、一般参拝客も登れるようになりました。
ここからの眺めは千光寺で一番高い場所になるそうです。チャレンジャーな青年参拝者が1名挑戦していました。
御朱印をもらって、本来ロープウェイで行くはずだった千光寺公園目指してさらに山を登っていきます。
おまけ
千光寺から見た景色
ジオラマバージョンも撮ってみた。