先週、夢の国ですこぶる遊んだあと、箱根でゆったり温泉の予定でしたが、台風の影響なのか大雨予報となったため箱根をキャンセルし大阪へ帰還しました。
立て続けにやってきた台風。これで今年は終わって欲しい・・・
瀬戸内国際芸術祭2022の旅。日帰り小豆島編。
前回の記事はこちら。
福田地区から寒霞渓へ
福武ハウス周辺の作品鑑賞を終え、小豆島の観光スポットの一つである寒霞渓に移動。
「寒霞渓」ってずっと、何て読むのか分からなかったんですけど(字面だけで認識してた人)正解は「かんかけい」でした。
福田地区から寒霞渓へは、瀬戸内国際芸術祭の間臨時バスが走っています。
福田地区から寒霞渓までは30分。運賃300円。
バスというか、大型バンのような車でした。
道中は結構なウネウネ山道。山の中に鹿でもいないかなーと目を凝らして車窓見てたら、ホンマに鹿いました。この離島にどうやって辿り着いたんだろ。
13:10発→13:40着に乗り、作品を見たりロープウェイに乗ったりして、帰りは15:20の寒霞渓発のバスに乗るのが通常のところ、私は帰りの時間の都合上、現地滞在わずか20分。
14:00に寒霞渓発のバスで帰るというせわしない行程で行きます。
寒霞渓とは
寒霞渓は島の最高峰星ヶ城山と四方指の間にある渓谷です。
寒霞渓は、約1300万年前の火山活動によってできた安山岩層や火山角礫岩層などの岩塊が長い年月の地殻変動や風化と侵食によって多種多様の奇岩と崖地が絶景を創りあげた
(寒霞渓公式HPより一部抜粋)
寒霞渓の場所は、小豆島のほぼ中心、向かってやや右寄り(東西南北分からないので、上下左右で位置関係説明する人)
瀬戸内海国立公園にも指定され、また日本遺産『知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~』の構成資産の一つでもあります。
余談ですが、最近日本遺産の旗を色んなとこで見かけるわーと思って調べたら、現在認定ストーリーが104つもあるようです。
寒霞渓方面作品
sd55 イ・スーキュン(李秀京) 「そこにいた」
寒霞渓への道すがらに出会える作品です。2か所にあります。
運転手さんが
あちらに見えます
と教えてくれたので、通り過ぎる瞬間に慌てて撮影。
金箔を貼った石がまさに「そこにいた」
教えてもらわなかったら見逃します、これ。
マイカーorレンタカーであれば、近くに車を停めて見に行くことも可能。
ちなみに、私現地滞在20分というあり得ない行程だったため、帰りのバスは乗客一人の貸し切り状態。運転手さんが
せっかくなので写真撮りに行きますか?
とバス停めて、近くまで行く時間作ってくださいました。ラッキー!
車から一瞬見ただけでは分からなかったけど、景色、めちゃめちゃいいとこじゃないですか。
真夏の太陽浴びて金色に輝く石、神々しいです。
ミャンマーのゴールデンロックを思い起こさせます。
(行ったことないけど。)
ロープウェイはいつでもまた乗れるけど、このルートを走るバスは今だけ。
(通常寒霞渓までは、草壁港からロープウェイ山頂駅近くの「紅雲亭」駅までのバスで行くようです。)
個人的には、この景色見れた方が良かったなと満足、満足。
お一人だから、と融通効かせてくれた運転手さんに感謝です。
sd54 青木野枝「空の玉/寒霞渓」
寒霞渓に到着し、周りの景色を見る前にまずはこちらの作品に向かいます。
思いのほか、山の中にいざなわれる。
え?こっちで合ってる?
と不安になるも、芸術祭の旗が立ってるから大丈夫だろうと5分強進むと
突如展望スペースに現れた鉄の球体。
直径約4mの鉄の球体で作られた見晴台が作品です。
ここからの景色が素晴らしい!
「多種多様な奇岩や崖地が絶景を創り上げた」と説明がパンフレットになされてたんですが、まさにこれがそれ。
鉄錆び越しの景色。この錆び具合が、周囲にマッチしていてまたいい感じでした。
割と大型の作品は、会期終了後も残ってる場合があるんですが、この見晴台は定員が決まっており、それを確認するためなのかスタッフの方が常駐していました。
(この山の中、ずーっと一人でいるのもなかなかタフだろうな。めっちゃ虫に刺されそうだし。)
芸術祭が終わったら誰かが見張ることもできないし、これ撤去されちゃうのかな?
その他の見どころ
寒霞渓のメインは、ロープウェイだと思われますが、それをはしょった私が作品を見て戻って来て、バス出発までのわずかな隙間時間で見れた見どころ紹介。
第二展望台
方向がさっきの見晴台と同じなので、まぁ、同じような景色ではありますが・・・
ここから、有料でかわら投げできるそうです。誰もしてなかったけど。
近くにいたお子さんが「かわら投げしたいよー!」って言ってたけど、お母さんに一瞬で却下されてたわ。
1億円の快適トイレ
正直、外観普通の公衆トイレ。
ですが、ちゃんと公式HPにもわざわざ「快適トイレ」として紹介されている見どころ(?)の一つです。
中に人がいらっしゃったので、写真は撮りませんでしたが、何だかやたらボタニカルなトイレでした。
・・・これが1億円・・・か。
が正直な感想ですが、確かに広々として清潔なトイレでした。
平成2年完成当時は、他に類を見ない豪華なトイレだったそうです。
1億円で用を足して、帰りのバスを独り占めして福田地区へ。
このあと、フェリーの出発時間まで前回紹介した「アジア・アット・プラットフォーム」の作品を数点鑑賞。
そして、15:30福田発のフェリーで姫路へと帰りました。
おまけ
お昼ご飯食べるタイミング逃して、さすがに帰りお腹が空きました。
フェリー乗り場には、飲み物の自販機しかなかったので、近くのお土産屋さんで何か食べ物を・・・と見つけたのがこれ。
そうめんポリポリ。
オリーブオイルで揚げたそうめんスナック。やめられたない、止まらない系の味で乗りこんでからしばらくずーっとポリポリしてました。
ちなみに、フェリー乗り場に食べ物が売ってなかったのは、フェリー内で食事が食べられるからかもしれません。
船揺れないから、中で食べてもよかったな、と思いながらポリポリ。
今回、福田地区と寒霞渓だけだったのですが、小豆島の作品は島全土に広がっていてまだ行けてないところが沢山。島自体ももっと観光したいので、今度は泊りがけで秋会期に行きたいと思います。