えちこの旅ブログ

知的好奇心のおもむくままに

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蔵の街 栃木とB級スポット感満載の「岩下の新生姜ミュージアム」

年賀状、書いてますか?

私はいまだにわずかではありますが、毎年書いています。そろそろ俗に言う「年賀状仕舞い」をしようかなとも思うんですが、とりあえず今年引っ越ししたので、新住所通知する意味も込めて今年は書こうかと。年賀状だけの付き合いの友人もいるので、できるだけ続けたいけど、いかんせん、やっぱり・・・面倒くさい・・・

栃木旅4日目。午前中に満願寺へ行き、帰りのバスを途中下車して栃木観光。

栃木はかつて北関東有数の商都として栄え「蔵の街」として発展しました。

栃木市には、当時の面影を残す建物が今も残っています。

手打ちそば 太郎庵でランチ

観光協会前」でバスを降りて、栃木の街をぶら散歩・・・の前に、お腹空いたのでお昼ご飯を食べることに。

満願寺周辺でお蕎麦屋さんを沢山見たため、気分はすっかり「蕎麦」モード。

という訳で、「手打ちそば 太郎庵」というお店で山菜蕎麦を食べました。

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お蕎麦、好きだけど何故かあまり食べないものランキングベスト3に入ってるわ。(あと2つは今パッと浮かばへんけど)←何その実態のないランキング。

とちぎ山車会館

蔵の街には、蔵を利用した資料館のようなものがいくつかあったのですが、私の興味を引いたのがこちらの「とちぎ山車会館」

直前に藤井風さんの「まつり」聞いてたからかもしれん。

♪まつり~まつり~♪

栃木に山車が誕生したのは、明治7年に行われた神武祭典のとき。

栃木の豪商が、東京日本橋から山車を購入し、祭りに参加させたのがきっかけ。これを機に、各町が山車を作らせる動きが生まれ、明治26年には6台の山車が祭りに参加。そして明治38年にもう1台の山車が加わり、現在の形が出来上がったそうです。

現在、このお祭りは2年に一度開催される「とちぎ秋まつり」となり、市内を山車が練り歩く栃木市最大のお祭りとなっているようです。

こちらではその際に使用される山車が展示されており、また祭りや山車に関する資料などもあります。

1Fが祭りの映像が見られる山車展示室。2Fが資料展示室。映像が既に始まっていたので、先に2Fの展示室を見にいくことにしました。

そもそも「山車」というのは、山に神が宿ると考えていた古来の人たちが、神様が地上に降りてくるための場所として、山を模したもの。

「山車は聖なる力を宿したカミの依り代である」(展示説明より抜粋)

ということです。「山車=だし」って完全に当て字っぽいですもんね。

展示室入口近くにある張飛翼徳(ちょうひよくとく」の人形。

ひぃぃぃぃぃ。怖いぃぃぃ。

子供時代の私なら、確実に泣いてた。物凄いリアルさです。頭の上に可愛くないポケモンみたいなの乗せてるし。

太閤秀吉公の人形。

その他にも様々な人形を乗せた山車があります。

映像が終わったタイミングで、受付の方が呼びに来てくださいました。

山車展示室では、実際に使用されている山車が常時3台展示されています。定期的な入れ替えが行われているようで、この日は「桃太郎」「神武天皇」「静御前の3体でした。(静御前だけ単体の写真撮ってなかった・・・)

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遠目で見ると、笑い飯の西田さんに見えてしょうがなかった神武天皇

山車の後ろにあるスクリーンで、とちぎ秋まつりの様子が映し出され、お祭りの雰囲気を味わうことができます。途中、山車が回転しだす仕掛けもあったりでなかなか面白かったです。

何より、マスクや密やら関係なく人々が密集しながら笑い合い、お祭りを楽しむ姿を見ると、たった数年前の出来事なのに遠い昔のような気がして、無性にいとしさと切なさと心強さが溢れてきました。(心強さ関係なくない?)

栃木市でこんなお祭りが行われているなんて、今まで全然知りませんでした。(関東地方では有名なんでしょうか?)

私が訪れた10日ほど前にお祭りは開催されていたらしい。惜しい。山車が練り歩く姿、生で見たかった。

とちぎ山車会館利用案内

  • 入館料:大人500円 小中学生無料
  • 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜(4~6月・9月~11月は無休) 年末年始   

蔵の街の建物見学

「蔵の街」に来たので、蔵も少し見学。

蔵の街市民ギャラリー

200年前に建てられた土蔵3棟が改修され、中は拝観料無料のギャラリーとなっていました。このグレーの色あいと3つ並んだ規則性が凄く好き。

とちぎ蔵の街観光館

かつて荒物問屋の見世蔵と土蔵群だった建物を改装。

大通りに面した見世蔵は観光案内所、奥の土蔵群はお食事処とお土産屋さんになっています。私がお昼ご飯を食べたお蕎麦屋さんも、この土蔵群の一角だったと思われます。

左手にあるのが、お蕎麦屋の太郎庵。

観光総合案内所

駅方面へ歩いている途中にも、古い建物が残っており、しかもいまだ現役のお店として使われている雰囲気がありました。

栃木と言えば、宇都宮の方が栄えていて交通の便もいいですが、栃木もなかなかに風情があって素敵な街でした。

栃木の珍(?)名所「岩下の新生姜ミュージアム

私は旅行に行く前、KindleUnlimitedで「るるぶ」や「まっぷる」を無料ダウンロードし、旅先の定番スポットを調べているんですが、今回「まっぷる栃木」を読んでいて、どうしても気になる場所がありました。それが岩下の新生姜ミュージアム

♪いっわしたの しんしょーが♪でお馴染みの生姜メーカーのミュージアム

でも、紙面から伝わるのはただならぬB級感・・・

気になり過ぎるので行ってみよう!

蔵の街エリアから徒歩15分。

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いや、もう早速怪しげなもん立ってるし。秘宝館じゃないですよね?ここ。

ロゴが「ジャニーズエンタテイメント」を思い起こさせるんですけど・・・私だけ?

大人なのでみなまで言うまい。でもどうしても卑猥なものを想像してしまう。

わざとですよね。絶対狙ってますよね?

館内は無料です。1歩入ると、そこにはとんでもない珍空間が広がっていました。

そう!どこもかしこもピンク・ピンクピンク!

林家ペーパー師匠も驚きのピンクっぷりです。ピンクレディーより確実にピンクです。

あちらこちらにいる鹿は公式キャラクターの「イワシカ」ちゃん。

いや、もうそんなんどうでもいいわ。

岩下の新生姜の素の自販機。世界でここだけだそう。

でしょうね。

新生姜ミュージアムなので、新生姜に関する説明なんかもあるんですが、周りがガチャついてて全然頭に入ってこない。

押し寄せる新生姜パッケージ。

新生姜を被せられて無表情のこうぺんちゃん。(だよね?この子)

間もなくプロジェクションマッピングが始まりまーす

というスタッフの方の声に導かれ、たどり着いたその先には・・・

箸でつままれたあれ・・ではなく、新生姜。

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ツッコミどころしかない。動画も撮ったんですが、全体通じてだいぶシュールです。

怪しさしかない部屋。昭和のラブホテルみたい。(昭和のラブホテル行ったことないけど)

怪しさしかない部屋に、怪しさしかないやつベッドインしてた。

完全18禁やろ、これ。

土の中の新生姜の気持ちになれる場所。この見た目ならちゃんと生姜らしさを保っています。

でもすぐに現れる新たな怪しげスポット。

何の神様祀ってるんだ。生姜?鹿?ピンク?

映画おそ松さんとのコラボを過去にされたみたいで、あちこちにおそ松さんいた。

そして、館内の壁一面至るところに大量のサインが飾ってありました。

情報量多すぎて、誰のサインか見る気もしなかったわ・・・

加えて、館内では♪いっわしたの しんしょーが♪の音楽が流れており、新生姜によるマインドコントロールが行われようとしていました。

危ない。もう少し長い時間滞在していたら、新生姜を食べずには生きられない体になるところだった。

軽い好奇心で来てみたら、予想を上回るインパクトとB級感に溢れた場所でした。蔵の街の風情、全部吹き飛んだ。

まぁ、わざわざここに来るためだけに栃木駅まで来るかと言われれば「・・・」ですが、栃木の蔵観光ついでに、あともう1か所となればここおススメです。

岩下の新生姜ミュージアム利用案内

  • 入館料:無料
  • 開館時間

   施設:10:00~18:00

   カフェ:11:00~18:00(ラストオーダー17:30)

  • 休館日:火曜・年末年始   

shinshoga-museum.com

おまけ

岩下の新生姜ミュージアムで購入したお土産。

「ドライフルーツみたいな岩下の新生姜

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味はドライフルーツみたいな新生姜でした。