私には、スタンプや〇〇印と言った類のものをやたら収集したくなる癖があります。
集めることを目的とはしていますが、それをきっかけに今まで知らなかった土地に行くことができて他の観光スポットを楽しめたり、普段とは違うルートで旅ができたりしているので、新しい旅のきっかけ作りだと思っています。
そんな私、最近船旅の楽しさに目覚めて【御船印】を収集し始めましたが、それ以前から他の交通機関の【印】を集め始めていました。
それが【鉄印】
旅ネタの都合で今まで書けていませんでしたが、第1回目の鉄印の旅を約3か月前に決行。今回はそちらの回顧録。
鉄印とは?
鉄印は、第3セクター鉄道等協議会加盟会社40社が地方鉄道と沿線の活性化を目的とし、2020年7月に発案されました。
いわゆる鉄道版御朱印です。
鉄印をもらうには、指定の「鉄印帳」が必要。路線のどの駅でももらえる訳ではなく、各会社ごとに鉄印を販売している駅は決まっています。
そこで鉄印帳と乗車券を提示すると、もらうことができます。
あくまでも、鉄道の活性化が目的なので、車で指定駅に来て鉄印のみをもらうということはできません。
というか、そもそも鉄印を集める人のほとんどは鉄道好きなはず。みんなごく当たり前に電車乗ってもらいに来るでしょう。知らんけど。
私は元来乗り物に弱いのですが、そんな中で本を読んだり食べ物食べても酔わない乗り物。それが電車。
なので、乗り物の中で一番好きなんです。そんな電車の鉄印があると知り、集めないはずがない。ちなみに、いつものように好き≠詳しいなので
電車楽し~車窓見るのわくわく~
と一移動手段として軽く楽しむレベルです。パッと見て
あれは、〇〇系の●●編成で、××行きの電車だね
なんて1ミリも言えません。
信楽高原鐡道 貴生駅から信楽駅へ
栄えある鉄印第1号に選んだのは「信楽高原鐡道」
大阪から日帰りプチ旅行。そういや今まで行ったことがないな、と滋賀県の信楽観光をすることにしました。
JR大阪から京都線でJR草津駅。そこからJR草津線に乗り換えてJR貴生川駅へ。
信楽高原鐡道はこのJR貴生川駅と繋がっています。ちなみに、この駅名ずっと
・・・きせがわ?
と勝手に呼んでたら正しくは「きぶがわ」でした。難読や。
三セク鉄道あるあるですが、ほぼICカード使えません。
なので、JR等から乗り継ぎの場合、出場用にICをかざす機械が置いてあります。
こちらで、一旦ICカードをピッとすることを忘れずに。
信楽高原鐡道の運賃は、現金支払い。信楽駅まで乗った場合は、改札口で支払いとなりました。(途中駅下車の場合、車内で運転手さんにお支払いするようです。)
ホームに着いたときはほぼお客さんいなかったのに、発車時刻前団体さんがドワドワとやってきました。座席は全部埋まっちゃったので、行きは立って信楽駅へ。
貴生川から信楽までは24分。運賃は470円です。(2022年12月時点)
タヌキだらけの信楽駅
「信楽」と言えば、関西圏以外の方でもイメージするのが「信楽焼」そして「タヌキ」ではないでしょうか?
駅名表示の周りにタヌキさん。
反対側ホームにもずらりとタヌキさん。
引いたらどこまでもいるよ、タヌキさん。
駅を出たらどでかいタヌキさん。
しぶい駅看板の下にもタヌキさん。
駅から数分歩いた所にある信楽焼きのお店の外にもタヌキさん。
恐らくここに来たら、一生分の信楽焼タヌキさんが見れます。
基本みんな明後日の方向向いて、どこ見てんの?状態です。
信楽高原鐡道の鉄印
この旅が初めてなので、いまいちよく分からないままとりあえず改札を出たあと窓口へ。
既に鉄印帳をお持ちのいかにも
自分、鉄道好きっす!
みたいな男性が数人並んでいました。
鉄道好きの人ってみんな似た雰囲気を持っている気がする。(別にディスってるとかじゃないです。全く。むしろにわかの私に色々教えて欲しい。)
窓口で、鉄印帳と鉄印が欲しい旨を伝えたら鉄印帳が3色(だったかな?)あるので、何色がいいですか?と選ばせてもらえました。
渋めのえんじ色をチョイス。
そしてこちらが信楽高原鐡道の鉄印。
やはりここにもタヌキさん!鉄印帳自体の提示は必要なんですが、御朱印みたいに直接そこに書くのではなく、書置きで日付だけ当日記入してくれるパターンが多いと思います。
(むしろ直接1つ1つ書いてくれる駅なんてあるのかな?)
駅周辺を観光!「滋賀県立陶芸の森」へ
鉄印をもらったらとんぼ返り・・・はもったいないので、観光も楽しみます。
やはり陶芸の街、信楽だしな・・・ということで「滋賀県立陶芸の森」に行くことにしました。
訪れたのは9月10日。この時期、瀬戸内国際芸術祭などアート巡りを目的とした旅を多くしていました。
こちらにも色々作品があるということで、アート熱高めの現状にちょうどいい。
信楽駅からは徒歩で約15分程度です。
園内は結構広い。園内の入場料は無料で、屋外作品は自由に鑑賞できます。
ベンチと椅子も可愛い。(これも作品だったのかな・・?)
ひっそりとこちらを見ている謎の生物。こういうの妙に好き。
はい、こちらにもいらっしゃいました。タヌキさん。
既に13時近くなっており、そして暑い中ここまで歩いてきて疲れたので、休憩がてらランチタイム。
園内にある【銀月舎】というお店で、かす汁とおむすびのセット。1,630円。
余談ですが、私は上記のような手作り感あるものは「おむすび」(母がお弁当にいれてくれていたものとかも。)
コンビニで売られているような大量生産系は「おにぎり」と呼んでいます。
午前中薄曇りだったんですが、段々晴れてきました。暑さパワーアップ。
ですが、ここからさらに階段を上がったところに「星の広場」という場所があり、作品が展示されているようなので、頑張って上っていくことに。
こちらが「星の広場」
芝生に所々鹿(?)のフンのような小粒フンが落ちていました。
確かに周り山だし、何か動物は生息していそう。
作品だけ見てると思いっきりフンを踏みつぶしてしまうので要注意です。
このサンドロ・ロレンティーニ「炎の人」という作品が、このエリアでは一番のお気に入り。
高台なので、信楽の街が見下ろせます。
こちらの陶芸館の建物は、展覧会期間外のためか閉まっていました。
暑いから屋内でちょっと涼みたかった・・・
陶芸館周辺にいたパンダさん。タヌキさんに次いで、今度はパンダさん。
ごろりーん。
か、かわいい・・・
開脚の究極系。
ダイエット階段なるものがありました。
これ登りきっても20キロカロリー程度しか消費できないのか・・・
今日食べたシュークリーム、250キロカロリーぐらいだったんですよね。
この階段約7往復・・・?(下りはエネルギー上りよりも使わなさそうだから、もっとか?)
平地を8キロ走った方が楽そうだ。
思った以上に園内は広く、作品も点在していて散策と作品鑑賞を楽しむことができました。
・利用案内
- 入園料:無料(ただし陶芸館のみ有料)
- 営業時間
9:30~17:00(陶芸館・信楽産業展示館への入館は16時30分まで)
- 休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合はその翌日)年末年始
信楽駅から貴生川駅まで
陶芸の森を出て、再び信楽駅へ。
帰りの電車はガラガラでした。(団体さんは、貴生川駅から電車で信楽駅まで来て、そのあとバスで観光地を巡るみたいなルートを取ったと思われる。)
なので、行きはちゃんと撮れなかった車両の写真を撮影。
緑色とえんじ色の異なる車両が連結されていました。
車内もえんじ色。私の鉄印帳と色おそろ!
凄い名前の駅。天皇にゆかりがあるんだろうか。
車窓から見える田んぼアート。行きは見逃したので、帰りこそは!!と思って撮影したものの・・・
電車のスピード感しか伝わらん。
おまけ
信楽駅にはタヌキさん以外にも、大きな茶器の陶器がありました。
何気に茶碗の中を覗いてみたら・・・
ゲコ。