2週間前、丸1週間ほど栃木県を旅行してきました。
メインは栃木にある坂東三十三所札所巡り。プラスアルファで鉄印の旅をしたり、15年ぶりに日光を観光したり。
あまり行く機会がなかった北関東。調べると行きたい所が沢山出てくる魅力たっぷりな場所でした。
まずはこの旅の一番メインである坂東三十三所の札所、中禅寺をご紹介。
第十八番 中禅寺
中禅寺へのアクセス
「中禅寺温泉」バス停下車 徒歩約20分
私は今回の旅で何度か宿泊先を変えたのですが、最初の拠点はJR宇都宮駅付近のホテル。
前日から天気が雨で、朝方までその雨が続く予報だったので、少しゆっくりめの出発。
そしたら手前の駅で車両点検(?)が行われたとかで、電車遅延・・・
予定していたバスに間に合わず・・・
そもそも今回の旅行、日光で1泊する予定でしたが、天候の都合で急遽予定変更。
出発直前に宿泊先や予定ルート総変更で、日帰りで来ることにしました。
スケジュール通りに行かない。それを楽しむのもまた旅の面白さ。
手作り感満載の顔はめパネル。
JR日光駅。白×ピンクの可愛らしい色あい。
本来、JR日光駅から中禅寺温泉行のバスに乗る予定が、電車遅延で間に合わず。
次のバスは40分後・・・と思いきや、東武日光駅からなら15分後に出る。ということで、徒歩約3分離れた場所にある東武日光駅へ。
日光の山々がめっちゃ恰好いい!(私は大きい山を見るのが好き)
この山見ただけで、既に来てよかったと思っています。
こちらが東武日光駅。
今回、スマホ専用サイト「NIKKO MasS」より、『デジタル中禅寺温泉バス フリーパス(2日間有効)』を購入しました。
日光駅から中禅寺温泉エリアまでのバスに加え、日光二社一寺エリアも乗り降り自由のバスチケット。
大人2,300円です。日光駅から中禅寺温泉までが片道1,250円なので、往復するだけでお得になります。
こちらのサイトは、浅草からの電車もセットになったフリーパスなど様々な種類のチケットが販売されているので、日光方面お出かけの際はぜひチェックしてみてください。
チケットは乗り降りの際、画面を運転手さんに見せるだけ。
デジタルだと
あっれー?切符どこやったっけ?
って、慌ててポケットの中とか、カバンの中とか、机の中を探す事がなくなるのでいいですよね。それより僕と踊りませんか状態を回避できます。フッフッフー。
紅葉シーズンが過ぎていたのと平日なこともあってか、バスの埋まりは5割程度。
紅葉シーズンは大渋滞を起こすといういろは坂も、スイスイでした。
確かに紅葉で色づいた山々は綺麗だと思いますが、私個人的には、ゆっくり寺社仏閣そのものを見たいので、むしろ空いてるこの時期に来てよかった。
道中、葉っぱが落ちた木々の間からだと山がよく見えたのも良かったし。
いろは坂は相当うねうねなので、乗り物酔いが酷い方は酔い止め飲んだ方がいいかもですね。私は本来弱いんですが、外の景色夢中で見てたら平気でした。あと、年齢と共に脳が鈍くなって酔いにくくなったんだと思う。
中禅寺温泉到着。標高高い。寒いっ!
中禅寺の近くに「立木観音入口」というバス停もあるのですが、ここに行くバスは期間限定のようです。
バス停「中禅寺温泉」駅からは20分ほど歩きますが、景色が最高なので全く長く感じません。
中禅寺湖とその周辺の山々。
絶景やないか
中禅寺まではこの湖沿いの道を行きます。
そして、進行方向とは逆になるのですが、振り返るとドドンとそびえる男体山。
大きい山萌え~
湖や山の景色に見とれて、目的地に中々着かない。ようやく参道入口。
でもここからまだ約1キロあります。
ちら。(振り返って写真撮る)
ようやく中禅寺到着。
中禅寺の歴史
中禅寺は784年に、日光を開いた勝道(しょうどう)上人によって建立されたと伝わっています。
中禅寺湖で千手観音を感得した勝道上人が、カツラの立木にそのまま観音を刻んだのが中禅寺の始まり。そのためこのお寺は別名「立木観音」とも呼ばれています。
境内案内
仁王門
仁王門の裏には風神・雷神像。
所願成就(ねがい)の鐘
一つ撞いては先祖有縁無縁供養のため
二つ撞いては延命福寿のため
三つ以上は願の数々
と昔から伝わっているそう。
男体山とのコラボが素敵だ。
この愛染明王の前に納経所があり、前を通る際に
と声をかけて頂きました。
本来御朱印って参拝最後にもらうものだと思うんですが、観光地の場合参拝前に御朱印帳預けて、帰り際に受け取るっていうパターン結構多いんですよね。
それを知らずに最後にもらいに行くと、待たされるっていうことが度々・・・
なので、事前に声かけてもらえて有難かったです。
波之利(はしり)大黒天堂
勝道上人が中禅寺湖に来た際、波の上に現れたという大黒天が祀られています。
本堂
脇にある入口からこちらの本堂内へ。
数人ずつお寺の方がお堂内を説明しながら案内してくれます。
まずはご本尊の千手観音像、別名「立木観音」を参拝。
像高6メートルで、立木の状態で彫られており、胴体下を見る事はできませんが、足元は今も根が繋がったままなんだそう。
観音様から紐が伸びていて、それを掴んで観音様と繋がる・・・という参拝方法がありますが、このご時世なので、紐を掴む代わりに、手前に梵字(だと思う)が書かれたランプが置いてあり、そこに手をかざしてお参りするというなかなか斬新な方法でした。
本堂から回廊を通って、高台の五大堂へ。
五大堂には五大明王像が祀られており、また天井には日光の「鳴き龍」を描いた堅山南風作の「瑞祥龍」が描かれています。
堂内撮影禁止のため本堂内の写真はありませんが、HPでご本尊や天井画の写真を見ることができます。
身代わりの瘤
この瘤は、私たちの病気の身代わりになってできた瘤だそう。
この旅の1週間前に出場した福岡マラソン後、どうも股関節の調子が悪く。(走ってるときは何ともなかったのに)
前日からずっと痛いんですよね。ということで、股関節の痛みが治りますようにと瘤をなでなで。
その後、連日沢山歩いていたこともあり、股関節痛はしばらく続いたんですが、いつの間にやら痛みは消え、帰る頃にはすっかり治ってました。瘤のお陰・・・かどうか信じるか信じないかは私次第。(信じる。)
大きい山も好きだけど、大きい(高い)木も好き。
見ると幹に触れたくなる。てか触れる。
利用案内
- 拝観料:大人500円 小中学生200円
- 受付時間
4月~10月 8:00~17:00
11月、3月 8:00~16:00
12~2月 8:30~15:30
おまけ
加山雄三さんの名曲「君といつまでも」の碑。
何でここに?と思って調べたら、ここ中禅寺が加山さんの主演映画「エレキの若大将」のロケ地で、その挿入歌が「君といつまでも」だったらしいです。
てか、エレキの若大将ってどんな若大将やねん。ビリビリなんか?
・・・あ、もしやギターの方?
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