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【続100名城】No. 121 本佐倉城(千葉)

先週、千葉にあるけど「東京」の枕詞でお馴染みディズニーランドに行って来ました。

そのついでに、友人より1日前乗りしてお城巡りを決行。

東京にホテルを取っており、そこから今回の目的のお城は片道約1時間。

4キロ以内は徒歩圏内。片道1時間半以内はついでの距離。人より時間と距離感覚がずれてます。知ってます。

 

本佐倉城へのアクセス

京成本線「大佐倉」駅から徒歩約10分

京成本線京成酒々井」駅から徒歩約20分

JR成田線「酒々井」駅から徒歩約25分

私は今回、京成本線佐倉駅から行きました。

自動改札が一つだけの無人駅。駅周辺にはコンビニなどはなく、自販機しかありませんので、何か食料が必要な方は出発前にご用意ください。

続100名城のスタンプは、改札を出たところにあります。なので、城跡に行かずともスタンプだけゲット可能です。

が、せっかくここまで来たんだからお城跡行きましょう。

ということで、日傘さして出発。

本佐倉城の歴史

本佐倉城の築城は1470年前後。城主は、鎌倉時代から下総守護を世襲していた千葉氏。

当初の拠点は千葉城でしたが、千葉輔胤(すけたね)が本佐倉城を築城し、本拠を移しました。その後、3代勝胤(かつたね)のときに最盛期を迎えましたが、豊臣秀吉小田原征伐の際、北条氏に味方したため千葉氏は敗れ、本佐倉城も開城。その後廃城となりました。

城の遺構

駅から城跡までは、田園が広がるのどかな風景。

こっちであってる?と少し不安になりますが、案内板があるので安心していきましょう。

城跡と思われる山は見えますが、入口はこの前方のもりもりした緑をぐるっと回らなければなりません。

駅から徒歩10分となっていましたが、城跡を右側に見ながら迂回して、この入口までは15分ほどかかりました。

入口を入ってすぐの場所に国史本佐倉城跡案内所があります。
スタンプはここにもあり、また本佐倉城に関する展示品、パンフレットなどもあります。

ボランティアの方がいて、ガイドしてもらえるということでしたが、この後もう1か所城巡りをするため時間があまりなかったので、お断りしました。

本当は、ガイドさんに説明してもらった方が何倍も楽しめるんですけど。

時間があまりないので、必見ポイント(城山とビューポイント)を教えてもらって、案内所をあとに。

 

本佐倉城の全体図はこちら。
図の奥側にある田んぼの方に、現在は京成本線が走っています。

京成本線が走ってる以外は、案外数百年景色変わってないのかも、と思わせる風景。

東山馬場

城山へ向かう途中の東山馬場に、千葉氏の家紋が描かれた盾が並んでるんですけど、遠目から見たらニッコリマークに見えて仕方なかったです。完全に一つ目なんですけど。妖怪なんですけど。

大堀切

大堀切は、向かって左側の城山と右側の奥ノ山を分ける堀切です。

登り切った場所が平らになっていて、門跡が見つかっています。

城山通路

ここが城山に登るための唯一の通路。通路幅は180センチ。

城山虎口までの高さは7m。何度も勾配が急な坂道を蛇行しなければならず、敵が侵攻しづらい作りになっています。

こういう時は、必ず攻める敵の気持ちになって歩きます。

くそ・・・蚊にかまれそうな場所だ・・・

(勾配も堀切の高さも関係ない)

城山虎口

城山への出入り口。通路は登りで、直角に左へと曲がっています。

このような虎口を「左折れの坂虎口」というそうです。(音の響きが「鵯越の逆落とし」と似てる。)

案内図にあるように、折れ曲がっている場所に門があったようで、その左右には塀が連結していたそうです。

案内所でもらったパンフレットや、要所要所に設置された案内板で過去のイメージ図を示してくれているので分かりやすい。

城山門跡

この右側の辺りに門跡がみつかったそう。

イメージ図。こういうものを見ながら脳内イマジネーションフル回転させて、在りし日の姿を想像します。逆にないと、立体図などイメージで描けないポンコツ頭です。

城山

城山は、主殿で来客を迎えたり、宴会などが設けられたと考えられる場所。

台所や倉庫などもあったと考えられています。

今さらですが、夏は山城巡りに適していません。

なぜなら草ボーボーで、いまいち全貌がよく分からないから。

そして一歩足を踏み入れると、ありとあらゆる所からバッタを筆頭に色んな虫さんが飛び出してきます。

彼らの生息地に足を踏み入れた人間の私が悪いんです。彼らにしたら完全に進撃の巨人。いつ立体機動装置武装した彼らに襲われてもおかしくありません。

心臓を捧げよ

(言いたかっただけ)

ビューポイント

城山と合わせて、見ていくといいよと言われたのがビューポイント。

地図でいうと、大体紫で囲ったあたり。(画面ごとスクショしたから上下に余計なもん入りこんでもうたわ)

ここから筑波山も見えるそうです。

が、この日はあいにくの天気で山は見えず。

当時は、京成線のすぐ北側まで印旛沼がきており、沼から城までの間は湿地帯。

それにより敵の侵入を阻んでいたそうです。それほど高い位置にはないですが、視界が開けていて見張りには十分。

利用案内(国史本佐倉城跡案内所)

  • 入館料:無料
  • 営業時間:9:00~16 :30(スタンプはトイレ前にあるから、24時間押印可能とHPに書いてますが、私の記憶では館内にあったような・・・記憶違いであればすいません。)
  • 休館日:月曜(祝日の場合は翌日)祝日の翌日、末年始(12月28日~1月4日)

おまけ

今回私はかなりのショートカットコース(20分程度)でしたが、ガイドさんをお願いしたら1時間ほどということだったので、これ以外の場所もじっくりと案内してもらえると思います。

帰りも来たときと同じく、城跡をぐるっと迂回。先ほど上がったビューポイントがここ。ここから入れたらもっと駅から近いんですけどね。

一応、道にはなってますがここも虫さんいっぱい飛んでくるゾーンです。

久々に見た。トノサマバッタ

案の定、大量に蚊にかまれていて、この日の夜は足首の痒さで安眠できませんでした。

続100名城のスタンプ帳 公式ガイドブック