えちこの旅ブログ

知的好奇心のおもむくままに

MENU

【100名城】No.8 仙台城(宮城)|2023年11月東北・みやぎ復興マラソンの旅③

瑞鳳殿に続いて訪れたのは、伊達政宗公によって築城された仙台城。

仙台のシンボル(と私が勝手に思っている。)政宗公の像に会いに行きます。

仙台城へのアクセス

・るーぷるバス「仙台城跡」前下車すぐ

・地下鉄東西線「青葉山」駅から仙台市営バスに乗車「仙台城跡南」下車

2022年3月16日に発生した地震により、仙台城周辺は一部通行止めになっていました。(2023年11月時点。)

それに伴い、るーぷるバスは迂回ルートを運行し、臨時の仙台城跡バス停に停車しました。

バス停降りたら、城門ではなく鳥居がドーン。

本丸跡に宮城懸護国神社がありました。お城の前にお参り。

仙台城の歴史

仙台城は、仙台初代藩主・伊達政宗によって築城されました。

1600年に築城が開始され、わずか2年後の1602年には一応の完成をみせたと言われています。

城は、四方が広瀬川の渓谷や断崖、険しい山々に囲まれた天然の要害でした。

築城当初は、本丸と東丸(三の丸)が整備され、政宗死後、二代藩主忠宗によって二の丸が築城され、藩政の中心となりました。

徳川家康の警戒を避けるため、あえて天守閣は建造されなかったと言われています。

城内に建築された建造物は、明治時代に破却され、また大戦時の空襲で焼失してしまいました。

城内の見どころ

俯瞰図には色々建造物が描かれていますが、これは在りし日の姿。

まずは、仙台城のメイン本丸跡へ。

大広間跡

本丸跡に復元された大広間跡。

本丸跡に数多く築かれた建造物の中で、中心的な建物でした。

全部で14の部屋があり、周囲の縁側を合わせると約430畳もの広さがあったそうです。

孔雀の間は32畳の広さ。

テスト出るよー

(どんなマニアックなテストやねん。)

伊達政宗騎馬像

仙台のシンボル!政宗公!

伊達政宗と言えば「独眼竜」の異名。

政宗は、5歳の時に天然痘にかかった影響で、右目を失明してしまいました。

現代では、よく右目に眼帯をした姿で描かれる政宗ですが、実際には眼帯は付けていなかったと言われています。

肖像画や木像でも、眼帯姿のものはなく、片目をつぶったような姿で描かれていたりします。

1942年の映画「独眼竜政宗」の中で、眼帯姿で政宗が演じられたのを機に、その後漫画やゲームで眼帯姿が定着したそう。

仙台を治めた政宗公は、今もなお仙台市を馬上から眺めておられます。

その景色がこちら。

日没~23時までは政宗公像はライトアップされ、仙台の夜景と共に楽しむことができるそうです。

これのどれかが仙台駅。

馬のおけつ。

築城期の石垣モデル。

仙台城見聞館

入館料無料の小さな資料館。100名城のスタンプはこちらにあります。

城及び周辺の地形再現。

大広間の復元。実際の建物として復元されたら見ごたえありそうですが、相当費用かかりそうだし、そういう計画はないのかな~

最も重要な儀式や、藩主が家臣と対面するために使われた「上段の間」の復元。

宮城懸護国神社の隣に、青葉城資料展示館があり、そこでVRゴーグルを借りてVRタイムスリップなるものができるそうです。

行きはるーぷるバスでお城の近くまで来ましたが、帰りは城遺構を見ながら地下鉄「大町西公園」駅を目指します。

本丸北壁石垣

どうやら、本来のるーぷるバス停「仙台城跡」はこの石垣がある通りにあったぽいのですが、現在の臨時バス停ではわざわざ本丸跡から階段で下りてこないと見る事が出来ません。

説明書きによると、こちらの石垣は、1997年~2004年にかけて行われた石垣解体修理工事に伴う発掘調査により、伊達政宗による築城後、2度の改修が行われ、三時期の石垣が重複していることが明らかになったそうです。

かなり見ごたえのある石垣です。

地下鉄から歩いて仙台城に向かって来る方もいらっしゃったのですが、その場合、上り坂を上がってくることになるので結構大変そうでした。

ただ、上がって来てこの石垣がバーンと目に入った瞬間はテンションが上がると思います。

ルートとしては、バスで城跡まで来て、下りながら地下鉄駅を目指した方が楽ちんです。

この沢門跡の看板がある場所から、ルートが分かれます。

青いポチポチが写真に写っている「巽門・清水門を通る登城路」

私はこちらではなく、来た道を真っ直ぐ行く赤いポチポチの「大手門・中門を通る登城路」を選択。

中門跡

ブルーシートがかかっており、東日本大震災の影響でいまだ修繕中なのかと思いましたが、説明書きの最後に「伝統的な工法によって直しました」とありました。

なので、一旦は修善され、その後、バスが迂回ルートを通る原因となった2022年3月の地震の影響で、また崩れてしまった・・・ということなのでしょうか?

ちょっと詳細は分かりませんでした。

大手門(脇櫓・北側土塀)

大手門跡を発掘調査している関係か、フェンスに囲われていました。

囲われていない場所から撮影。

大手門は仙台空襲によって焼けてしまったとのこと。前回紹介した瑞鳳殿や仙台城を含む、この辺り一帯が空襲の被害にあってしまったということなんでしょう。

上記の北側土塀は空襲で焼け残り、仙台城内で唯一の現存建築物。

現在、復旧工事がなされているようです。

三ノ丸・堀跡

三の丸にあたる場所に仙台市博物館があるのですが、現在大規模改修工事中で休館。

来年の4月にオープン予定だそうです。行きたかった・・・博物館。

五色沼

福島で五色沼散策をしましたが、ここ宮城県は仙台市にも五色沼はありました。

こちら、何と日本フィギュアスケート発祥の地だそうです。
明治中期に外国人たちがこの場所でスケートをはじめ、明治42年頃、高等学校の生徒がドイツ人教師からフィギュアスケートの指導を受けたそう。

余談ですが、フィギュアスケートのジャンプの種類を瞬時に言えるアナウンサーの方って凄いなっていつも思います。

往復共にバスを利用した場合、帰りルートの石垣や櫓を見ることなく帰ることになるので、帰りは地下鉄の駅を目指して正解でした。

上記の五色沼から「大町西公園」駅までは徒歩で10分程度になります。(本丸からだと徒歩で30分弱かかります。)

利用案内(仙台城跡)

  • 観覧料:無料
  • 開館時間:入園自由
  • 休館日:無休

※仙台城見聞館

    • 観覧料:無料
    • 開館時間:9:00~17:00
    • 休館日:無休

おまけ

昼からは仙台うみの杜水族館へ。

f:id:iechiko:20231128185136j:image

国内で、2か所しか飼育されていないイロワケ(パンダ)イルカ。

f:id:iechiko:20231128185056j:image

イワシ、いっぱい。

f:id:iechiko:20231128185109j:image

鯉、いっぱい。
f:id:iechiko:20231128185133j:image

イシガキフグ、ドアップ。(さかなクンから提供されたお魚さんらしいです。)