えちこの旅ブログ

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【100名城】No.37 一乗谷城(2022/5 福井旅行)

2022年5月福井旅行。2日目。

前回の記事はこちら。

iechiko.hatenablog.com


本日2つ目のお城。一乗谷城へ行くために、丸岡城から一旦福井駅へ戻ってきました。

駅前の恐竜も見過ぎて最初の感動なくなったわ。ごめんやで、フクイサウルス

(もはや写真を撮ることもしなくなったので、1日目の写真使いまわし)

丸岡城からのバスの接続が割とよくて、(連携してるとかじゃなくて、多分たまたま)あまり駅で時間持て余すことなくバスに乗れました。

 

一乗谷城へのアクセス

・JR福井駅から京福バス一乗谷東郷線」で約30分。『復元町並』バス停下車すぐ

・JR福井駅から越美北線で約15分。「一乗谷」駅下車徒歩20分。

一乗谷城へバスで行くには、『朝倉氏遺跡フリー切符』を購入するのがお得です。

復元町並まで片道680円ですが、こちらのフリー切符は900円。

ただ、私たちこの切符の存在に気づいたのがバス到着したタイミングだったので、購入することができませんでした・・・

元々一乗谷城に行く予定なかったんで、調べが甘かったわ。

福井駅周辺のバスや電車を利用する際はお得なフリー切符が複数あるので、行かれる際は要チェックです。(ほぼ調べてなかったから、多分色々損してる人)

詳細は下記リンクをご参考ください。

福井駅~一乗谷 バス時刻表

福井県のフリーきっぷ・1日乗車券一覧

一乗谷城の歴史

一乗谷は、現在一乗谷朝倉氏遺跡』の構成資産の一つとなっています。戦国時代越前国を支配した朝倉氏の館と、城下町、山城(一乗谷城)からなる遺跡です。

1471年戦国大名初代当主の朝倉孝景が斯波氏を破って拠点としたことが始まりとされています。朝倉氏は以後5代に渡って越前を統治。応仁の乱を逃れてきた京の文化人などにより、越前の中心地として、京都に次ぐ大都市と呼ばれるほど栄えた町でした。

しかし、1573年織田信長によって朝倉氏は滅び、町も焼き払われてしまいました。

朝倉氏滅亡後は、信長が統治。北陸の拠点である北庄城を柴田勝家に守らせ、一乗谷の寺社や商工業者は北庄城下に移りました。

昭和42年から発掘調査が行われ、現在は、復元された町並や武家屋敷を見ることができます。

なお、一乗谷朝倉氏遺跡は日本遺産【400年の歴史を開ける旅】の構成資産の一つでもあります。

japan-heritage.bunka.go.jp

朝倉氏館跡

5代当主朝倉義景が住んだ館跡。拝観料は無料。門から自由に入れます。

唐門

元々の館にあった遺構ではなく、江戸時代に義景の菩提を弔うため建てられた松雲院(しょううんいん)の山門です。

この朝倉氏遺跡のシンボル的存在で、(というかこれ以外に館の中には遺構がない)100名城のスタンプもこの門のデザインです。

門前のお堀には、鯉が沢山。

こちら、昨日行った福井城のお堀の鯉。色鮮やかさは一乗谷城に軍配が上がりました。

館跡

館跡では、主殿や会所、台所などが平面で表示されています。

跡地の説明図。もうちょっと寄りで撮ればよかった。

朝倉義景公の墓所

朝倉義景は、2年前の大河ドラマ麒麟がくる』でユースケ・サンタマリアさんが演じていた武将です。その印象が強く、完全に朝倉義景ユースケ・サンタマリアのイメージになってしまってる。

館跡と復原町並の間に広がるただただ広い原っぱ。

復元町並

約200mに渡り、発掘調査で見つかった建物礎石や石垣を使い当時の町並が復元されています。

100名城のスタンプはこちらにあります。

この復元町並を使って、昔ソフトバンクのCM撮影が行われたらしく、その撮影の様子のパネルも展示されていました。

(お父さん犬が可愛いからソフトバンクCM好きだったんですが、こんなCM流れてたかな~と正直記憶になかったわ・・・)

着付け体験ができるようなので、当時の衣装を着てこういう場所でぜひお写真を、という意図で設置されてるのかもしれませんが、正直こういう「いかにも」お写真スポットは不要だなぁ・・・と思ってしまうタイプ。

(ちなみに、2022年5月当時コロナの関係でか衣装貸し出しは行われてませんでした)

中級武家屋敷(復元)

トイレ。ドアなく丸見えなのは、分かりやすくするためだよね?当時の再現じゃないよね?

主殿

あ、お邪魔しまーす

こういう復元所に置いてあるマネキン、一様にして顔色が悪い。

上級武家屋敷群(跡地)

上級武家屋敷群の方は、門のみがあり、それをくぐっても特に復元された建物などはありません。

こちらは、最も大規模な上級武士の屋敷跡で、朝倉家の重臣の住まいであったと考えられています。

上級武家の敷地に比べると、先ほどの中級武家の屋敷は非常にコンパクト。

それが道一本で向かい合わせで建っていたとしたら、レベルの差を間近でまざまざと見せつけられていたということでしょうか。

結構きつい気がするんだけど、ご近所トラブルなく仲良く暮らせてたのかしら。

町家群

町家は、武家屋敷に比べて建物面積も小さく、裏庭に井戸やトイレがあるだけの造りでした。

 

こちらの復元町並、受付で頂いたパンフによると総工費がなんと6億7千万とのことです。正直、そんなに???っていう驚き。そりゃ上級武家の屋敷再現なんてできひんわ。それするなら、その前に朝倉家屋敷跡復元するだろうし。

こちらの復元町並は拝観料330円なんですが、よく考えたら歴史保存や復元って凄くお金かかる訳ですし、それをたった数百円とかで見れるんだから安いもんだなと思います。(たまに1000円超えてる拝観料「たっけ」とか思うけど、冷静に考えたら相応の高さだわ。これから文句言うのやめよ。)

開館案内

・開場時間 9時~17時(入場は16時30分まで)

・入場料 大人330円 

 

朝倉氏遺跡エリアの見どころとしては、この他にも特別名勝に指定された4つの庭園があります。

一乗谷城は山城のため、城そのものに行くには約1時間程度の登山が必要。行きのバスや町並みなどでもトレッキングスタイルの方を結構見かけました。

また今年の10月には新しく博物館がオープンするとのこと。福井はじわじわと朝倉氏を推してる模様です。

本当は、この博物館完成した後に来ようと思ったんですけどね。時間的に余裕があったんで、丸岡城に次いで訪れることとなりました。

復元町並散策後、再びバスで福井駅に戻り、すぐさまサンダーバードに乗り込んで大阪へ帰ってきました。

福井旅行はこれにて終了。次回からこの翌週に訪れた広島旅を書いていこうと思います。