えちこの旅ブログ

知的好奇心のおもむくままに

MENU

【女一人旅・奄美大島⑥】マングローブカヤック&原生林ツアー

※この記事は、2017年6月に行った際の旅行記です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。

 

奄美大島3日目。

 

 

本日の予定:現地ツアーで島の緑を満喫

 

今日もいい天気です。

完全に梅雨明けはしていませんが、何とか晴れ女パワーを発揮し雨に降られることのない旅ができています。(夜、部屋にいる時に毎晩降ってますが)

2日間海で遊んだので、3日目の今日は島の緑を満喫したいと思います。

 

奄美大島には、西表島に次いで日本で2番目の面積を誇るマングローブ原生林があります。

島の中部に位置し、私が宿泊している場所からは車で1時間半ほど。

 

このマングローブ原生林でのカヤックが、奄美の人気のアクティビティの一つ。

せっかくなので、来たからにはやっておきたい。そもそもカヤック自体今まで未経験なので、やってみたい。

 

直接現地に行って、カヤックに乗ることもできますし、いくつかのツアー会社が主催しているマングローブカヤックツアーなるものに参加するという方法もあります。

ご存知、車の無い私。

現地までバスで行けんこともないんですがどうも効率が悪い。

ホテルまでの送迎付き。加えてマングローブ以外の原生林も散策できるツアーを探しました。

上記に加え「お一人様参加OK」これが結構ネックでして。

2名様から申し込み。一人参加なら追加料金。なんてとこが結構あるんです。

これねー。一人旅の痛いとこですよ。

 

探した結果、ユニマーレさんというツアー会社が一人参加OK、ホテルまでの送迎有、と条件に合っていたのでこちらで今回は1日マングローブカヤック&原生林ツアーを申し込みさせて頂きました。

(ツアー内容は当時のものです。)

www.unimare.jp

 

ホテルに迎えてに来てくださったのは女性のガイドさん。

ツアー客も私一人で、完全に女子旅となりました。

 

1時間半ほど島をドライブし、(今まで狭い範囲のみの島散策だった私には、単なる移動も楽しかった)マングローブ原生林に到着!

 

マングローブ原生林でカヤックに初挑戦!

 

まずはライフベストと、クロックスを着用。

(足元濡れるので、ビーサンがベスト。私、この後の原生林散策に合わせ、スニーカーで行っちゃったのでその場にあったご自由にどうぞ的なクロックス(恐らくもどき)を借りました。誰が履いたか分からない代物なので、そういうの気になる方は濡れてもいい靴を必ず持って行ってください。)←私、そういうの別に気にならない方

 

簡単にカヤックの漕ぎ方をレクチャー受けます。

過去、友人と一緒にラフティング、なんてのはやったことありますが、あれほとんど自分たちで漕いでないし、自力で一人パドル漕いで進むの初体験です。

なんせ、超絶不器用。前職では先輩に「ウィッキーちゃん」と愛情込めて(?)呼ばれたこともある私。

果たして、この己の身長ぐらいある長い道具(パドル)を器用に使いこなすことができるのでしょうか・・・(全く使える気がしない)

 

とりあえず、レッツゴー。

 

しばらくは両側にマングローブが生い茂る広い川を進みます。

初カヤック。

体の重心のずれのせいか、力の入れ加減か、恐らく両方。

右へ右へと逸れていく・・・・

ぬ・・・・なんか映像とかで見てたらみんな軽やかに川面を滑っていくのに・・・

思ったように進まない・・・・思ってたんと違う。

 

正直、周りの景色を見るというより、進むのに必死の図。

あ、暑い・・・(汗だく)

そして、思った以上にカヤック内に水入る。(下手だから?)

ズボン、びちゃびちゃ。(すぐ乾く素材のパンツ履いてましたが)

これ・・・泳いだ方が楽だな。

 

何とか真っ直ぐ進めるようになったところで、川幅が細くなるエリアに入って行きます。

 

おー、これこれ。こういうの間近で見たかったんです。

 

そもそもマングローブというのは、固有の名称ではなく「海水と真水(川)が交わる場所に生息する植物」の総称。

固有名としては「メヒルギ」「オヒルギ」なんかがあるそうです。

 

ただ、こういう狭いとこだとパドルが枝に引っかかるぐらいの幅で、かなりカヤックの操縦に苦戦。

何をどう間違えたのか、このくそ狭い中、真反対を向いてしまい大汗かきながら何とかかんとか方向転換したり、だいぶ大変でした。

 

こういうのって、多分センスなんですよね。

別に初めてでも、すぐにコツを掴んでスッと乗りこなせる人も大勢いるんでしょうが、私にはそういうスッとこなせる系のセンスが全くありません。

 

ちゃんと練習して、努力したものしか身に着かない。ちゃんとやったことだけ、やった分反映される。

ただ、ある程度練習したのに、永遠に上手くならないものも多数。(スキーとかスノボとか、図画工作とか、手芸系とか、車の運転とか。その他手先と体の重心移動と道具を使うもの全般。)

まぁ、早い話し、生きてる上でたいていのことが苦手です。

それでも挫けずこの年まで生きてます。がんばれ、自分。

 

わー、ドーン。

(また突っ込んだ)

そんなこんなの繰り返しではありましたが、綺麗な川の中、マングローブ林をカヤックで進むのは楽しい体験でした。

もう今後やらなくていいですけど、カヤック。(まぁまぁ懲りた)

汗と水で全身しっとり。

そして、持ってきたタオルが激くさ。(海入った後の体を拭いて、そのまま乾かしただけで猛烈な生臭さを醸しだす。)←洗濯せーよ。

 

この後、地元の方がやられているお弁当屋さんでお昼ご飯用のお弁当を買って(ツアーに昼食代はついていないので、実費です)建設中の公園で食べ、次なる目的地へ。

 

原生林でマイナスイオンを浴びまくる

 

奄美大島には金作原(きんさくばる)原生林という有名な原生林があります。

なので、マングローブカヤック&金作原原生林散策をセットにしているツアーも多い。

 

私も、どうせならここ行きたいなーと思ってました。

「原生林」と書いてあったので今回申し込んだツアーで行くのも、この金作原原生林だと勝手に思ってたんですが、結果、違いました・・・

 

えーっと。私が悪いんです。

どこにも「金作原原生林トレッキング」とは書いてなかったですからね。

今回訪れた場所は、観光客には知られておらず、整備されていない山に入るため危険もあります。

ガイドさんにも、勝手に観光客に来られると困るので場所は書かないでね、と言われたので地名等は伏せます。(というか、4年前のことなので覚えてない)

 

ハブよけに、長めの木を持って山へ入って行きます。

緩やかな登りをトレッキング。

木を渡されたところで、ガチでハブに遭遇してもどうしていいか分かりません。

でも、いざという時、自分の身は自分で守らねばなりません。それが自然にお邪魔するということ。(知識皆無だが。)

 

10分ほど歩いて小ぶりな滝が。

 

This is 癒し

 

ここから、このヒョロヒョロのロープを頼りに、登ります。

これ、別にトレッキング客用に用意されたものではなく、上から水を引くかなんかで時折関係者の方が来るそうで。

その方たちが付けたロープ。らしい。

 

引っ張って登りましたが、全くもって安定感もなく、たよんない代物でした。

大柄の男性とか体重かけて引っ張ったら、切れるんちゃうやろか。

ここから更に、木々の間を歩いて辿り着いた場所。

 

 

大きな岩の間を流れ落ちる滝が美しい場所でした。

 

もちろん、流れる水はとてもきれい。

おててですくって飲めます。

【あめふりくまのこ】の歌詞そのままです。

 

私、度々【あめふりくまのこ】言うてますが、この歌伝わってるんだろうか。

そもそも、これいつどこで覚えた歌なのか記憶が定かではありません。

多分、幼稚園だったと思うんだけど・・・

 

私自身、♪おててですくって のみました♪ 

ここ以外はうろ覚え。この部分だけすっごい覚えてるんです。

そういう歌、ないですか?

 

靴を脱いで、この水に足を付けながら滝を眺めしばしぼーっとした時間を過ごしました。

 

厳しい日差しは、枝葉が遮ってくれるので非常に快適。

蚊と蜘蛛が多いので、そこはかまれないよう虫除け必須ですが。(蜘蛛は噛むやつかどうか知らんが)←そもそも蜘蛛って噛まないか。・・・刺す?

 

私は足を付けて過ごしただけですが、水着着て滝つぼに入ることも可能みたいでした。

ただ、川の水って海以上に冷たいのでそんなに長いこと川遊びすることもできない気はしますが。

 

光が差し込むとまた、一段ときれい。

 

カヤックで汗だくになった体もすっかり冷やされ、マイナスイオンたっぷり浴びて身も心もリフレッシュ!!

半年以上、まともに仕事してないんだからリフレッシュされるようなストレスも無いだろうって話ですが。

またまたほっそいヒョロヒョロロープを頼りに、山を下り、

(思いっきり滑って2回激しく尻餅つきました。しばらくおケツ、痛かった・・・・)

ホテルまで送ってもらいツアー終了。

 

奄美大島での最後の夜

 

部屋に戻ってシャワーを浴びてさっぱり。

昨日は面倒くさい病が発症し、夕飯をポテチで済ませるという体たらくぶりでしたが、今日はちゃんとご飯食べます。いっぱい動いたしね。

場所はホテルのレストランですけど。ここしか私には選択肢ないからね。

ってか、早くも最後の夜です、奄美。

奄美大島ならではのもの、そんな食べてないなーと思い注文したのがこちら。

 

鶏飯(けいはん)

 

奄美の伝統料理だそうです。

ご飯の上に、玉子や鶏肉などを乗せ、だしをかけて食べます。

写真を見ても出汁が油で光ってるのが分かるかと思いますが、お茶漬けに比べると濃厚なだし汁です。

 

お腹もいっぱいになりまして、もうやることがなくなった。

飲めない一人旅の夜は、とにかく早い。

 

そういや、一度も夕日というものを見てないなと思い、散歩がてら海へ。(ホテルから1分の激短散歩)

1日が終わっていく奄美の海。

 

 

眩しいほどの夕景ではなかったですが、静かに暮れていく奄美の海。

波の音が心地よく、素敵な光景でした。

 

いつものように誰もいないしね。

ホテルはほぼ満室のようでしたが(車もめっちゃ停まってたし)、夜ご飯をレストランで食べてる人もほぼおらず、皆さん車でどこかしら食べに出かけてるみたい。

そうやって過ごすのが、一般的な観光客の在り方か・・・


とか、思いながらまたまた部屋の和室でゴーロゴロ、テレビ見ながら最後の夜を過ごしたのでした。

奄美で過ごすのもあと半日。

・・・明日、何しよ。(完全ノープラン)