※この記事は、2017年6月に行った際の旅行記です。情報などは当時のものなので、現在と変わっていることがあるかもしれません。ご了承ください。
奄美北部を自転車で散策
久しぶりのダイビングを体験し、部屋に戻ってシャワーを浴びて、昼からは島をちょっくら散策してみたいと思います。
散策と言っても、徒歩圏内のエリアには、見てまわれるようなものは何もなく、何度も言いますがペーパードライバーの私にはレンタカーもありません。
なので、周る術は一択。
自転車です。
2日連続で、この自転車にお世話になりました。
奄美大島は、北にある空港から南にある港まで、車でも約2時間ほどかかる大きな島なので、島をまわると言っても自転車の私にはせいぜいホテルから5キロ程度の距離をうろちょろするのが限界。
行ける範囲のお店などを事前にチェックし、いざ、出発!!
海を見ながらのサイクリング。
気温は暑いですが、景色がいいので楽しい。
6/27時点でまだ完全に梅雨明けはしていなかったため、空には割と分厚い雲がかかってることが多かったです。
ずっと平坦な訳ではなく、所々アップダウンもあります。
ノー変速のママチャリで、上り坂一生懸命こぐと大量の汗が噴き出します。
奄美FMは、ラッキーセブン。
奄美のドライブのお供にどうぞ。ぜーぜー(ここ、上り坂の途中)
メインロードをひたすら走る。
道端に沢山咲いてました。
ヒルガオ・・・?
奄美きょら海工房 笠利店でランチ
まずは、お腹が空きましたので、海が見えるオシャレなカフェでランチしたいと思います。
奄美きょら海工房 笠利店
ホテルから25分ほどかかりました。(距離にして大体4キロちょい)
レストランだけでなく、お土産やパンの販売コーナーもあります。
海が見えるテラス席もあります。
私は店内の席に座りました。
もうね、自転車降りた途端、大量の汗が止まらなくなりまして。
とてもじゃないけど、外なんかにいられない。
エアコン嫌いですが、こういう時は別です。電力万歳。
ちなみに、お店の横と道路挟んだ向かい側に駐車場があります。
車は沢山ありましたが、自転車止めてるの私だけでした。
誰も自転車なんかでウロウロしないんですね。そりゃそうか、暑いもん。
13時前に着くと、まだランチタイムで混んでました。
オーダーしてから出てくるまで40分ほどかかりましたので、時間に余裕を持って行くか、もっと早めor遅めに行った方がよさそうです。
私はのーんびり本読んで過ごしてました。
島にんにくのパスタ。パンは食べ放題でした。
オープンテラスから見える海はこんな感じ。解放感満点です。
ばしゃ山村でお土産購入
ランチ後は、隣にある ばしゃ山村へ。
ホテルやレストラン、お土産屋さんに加え、陶芸や島唄体験ができる施設、リラクゼーション施設なんかも併設されています。
目印は、ケンムンたちのイラスト。
ケンムンというのは、奄美大島や加計呂麻島、喜界島などに生息する妖怪。
ガジュマルやアコウの木に住んでるそうです。
この翌日に、マングローブカヤックツアーに申し込んだんですが、そのガイドさんいわく、島育ちの人の中には子供の頃、ケンムンを見た、という人も割といるそうです。
沖縄のキジムナーみたいなもんですかね。
(キジムナー自体ももちろん私は見たことないですが)
南の島には、こういう独自の妖怪伝説があります。
そして、実際、大きなガジュマルの木や原生林の山の中を見ると、こういう妖怪たちがいてもおかしくないと思わせる雰囲気があります。
人間に害があるのは嫌だけど、ケンムンは漁が好きで、ケンムンに気に入られると大漁になると言われてるそう。
釣り好きの方、ぜひケンムンと仲良くなって、二夜連続で放送できるほどマグロを釣ってみてください。
話しはそれましたが、ここのお土産屋さんで海ぶどうやお菓子を購入。
大好きなんです、海ぶどう。
もずく酢ぐらいの手軽さで、スーパーでも買えたらいいのにな。
好き過ぎて、家の水槽で飼育したいと思ってるんですができないもんですかね。
道路脇にパイナップルのような実がなってました。
太陽が照り付けると、海の青さがますます美しくなります。
その一方で、肌が焼け焦げます。
(自転車乗って飛ばされると嫌なので、帽子被ってません。紫外線ガンガン浴びてます。)
ばしゃ山村から空港方面へ向かえば、奄美の自然や歴史が学べる奄美パークという施設もあったんですが、その道が上り坂で、まだ距離も結構あるっぽかったのでさっさと諦め、海見ながらホテルへ戻りつつ、最近SNSなどで人気スポットとなっているハートロックという場所へ行ってみます。
干潮時のみに現れるパワースポット「ハートロック」
ハートロックは、恋に効くパワースポットなんだそう。
しかも、見れるのは干潮の時間だけ。
干潮の時間なんて全く調べてない上に、女一人でこういうとこ行くとむなしいヤツだと思われるかもしれないけど、とりあえず行ってみよう。(他に行くとこないし・・・)←これが最大の理由。
車の場合、近くの駐車場に止めてちょっと歩く必要があるんですが、自転車だったので入口付近までこいで行きました。
ハートロックへの目印になるのがこちらのヘルシーアイランドカフェ。
ご親切なことに、看板にその日の干潮時間を書いてくださっています。
この日は、2時40分頃と15時頃。
ここに着いたのが、14時40分。
おっと。何も調べてなかったくせに、いい感じじゃないですか?
このカフェの道路挟んで斜め前にハートロックへと続く道があります。
その入口がこちら。自転車はこの入口手前に置いていきました。
ハートロックはビーチにありますが、一旦草木生い茂る道を行きます。
舗装はされてませんが、きちんと道はできているので安心してください。
トトロ用の葉っぱもあります。
雨が降ったらこれをさしてネコバスを待ってください。
3分ほどで海に出ます。
ここに来て、初めてビーチにゴミが落ちているのを見かけました。
人が沢山集まれば、マナーのなってない方も増えてしまう訳で。
全くもってけしからん。
泳ぐのに適した場所ではないのか、海に入って遊んでる方は見かけませんでした。
こちらのハートロック、大きく案内表示などがある訳ではなく、正直浜辺にドンと出てきたものの、さて何処かしら・・・となります。
大きな岩の固まりがありまして、それの手前から二つ目。
人が集まって写真を撮ってる場所があるので、そちらへ向かってください。
もうね、それしか目印が無いんですよ。
干潮時には、このように岩の穴ぼこ部分だけに水が溜まっております。
件のハートロックというのは、この写真の一番大きな穴ぼこ。
左上部です。
ちょっと角度を変えてみましょう。
どうです?
一つをアップで撮ってみましょう。
ハートに見えましたでしょうか。
真横に立つよりも、斜め下ぐらいの目線で見るのがいいのかと。
ハートの形もさることながら、なんせ水の透明度が素晴らしい。
私が行った時、カップルが何度も角度を変えながら一生懸命写真を撮っておりまして。
私は二人がいなくなるのを少し離れた穴ぼこの水に何か魚がいやしないかと、探しながらひたすら写真スポットが空くのを待っておりました。
心の中で「あめふりくまのこ」歌いながら。
♪そうっと のぞいて みてました さかながいるかと みてました♪
これ、ハートロックじゃないんですけど、見ようによっちゃこれもハートに見えなくもない。
おひとり様で来てるのは私だけで、あとはカップルか女子2組や、数人のグループなどなど。
以前、恋愛神様系神社に行った時に書いた気もしますが、一人で恋愛パワースポットに行くと「あいつ、必死やん」みたいに思われるかもなー、と少々気まずい気持ちがあった時もありましたが、もうそんな事もどうでもよくなってます、昨今。
いかにきれいにハート型に見えるか、その角度を真剣に探し、キャッキャウフフの一言もなくハートロックと向き合っておりました。
そんな私の心、まさに岩のように固く動じない。
私こそ、ハートロックに相応しい。うん。(何の納得やねん。)
こちらは、干潮以外の時間に行くと全く姿形が見えないみたいなので、ぜひ見たい!という方は絶対に時間をチェックして行ってください。