えちこの旅ブログ

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【続100名城】No.164 洲本城

iPhone落としたら、液晶カバーは無傷でiPhoneの液晶がバキバキに割れました。

カバーの意味とは?

 

遡ること2か月ちょい前。

4月の後半に、続100名城に登録されている洲本城に行って来ました。

洲本城があるのは、兵庫県の淡路島。淡路島は最近観光地として色々開発もされていますが、今回はこのお城のみの訪問でした。(レンタカーとかあればもっと自由に行動できるんでしょうが。なんせペーパードライバーなもんで。)

洲本城へのアクセス

三宮駅から『洲本・津名港』方面高速バスで約1時間半。

洲本バスセンター下車徒歩40分。

 

www.awaji-kotsu.co.jp

大阪からも洲本バスセンター行きの路線はあるのですが、コロナの影響で2022年7月時点で運行しているのは西日本JRバスのみのようです。

 

timetable.nishinihonjrbus.co.jp

 

洲本城の歴史

洲本城があるのは、標高133mの三熊山。

はじまりは、16世紀初頭に紀州熊野水軍出身の安宅(あたぎ)氏が築城したと考えられています。安宅氏は三好氏の重臣でしたが、羽柴秀吉が淡路島に侵攻すると洲本城を開城し、織田信長に降伏しました。

1582年本能寺の変の後、秀吉配下の仙石秀久が城主となり、四国攻めに備えた水軍の城へと整備されました。続いで城主となった脇坂安治の時代に、現在の総石垣の城に改修されました。

安治ののちは、藤堂高虎を経て池田忠勝が淡路領主となった際は洲本城ではなく由良氏城を拠点としたため、洲本城は一度廃城となります。

しかし、1615年に淡路領主となった蜂須賀至鎮(よししげ)の家来稲田氏は、由良城が交通不便とし、再び洲本城へ城下町ごと移しました。この大移転は「由良引け」と呼ばれ、その後明治まで稲田氏が洲本城代を務めました。

城内の遺構

洲本城までのルート

天守があるのは、三熊山。お城まではちょっとした山登り。

木がモリモリしてる山の上に、ちょこんと小さい天守が見えます。

続100名城のスタンプは山の手前にある洲本市立淡路文化史料館にあります。

今回は、ハンコだけ押して史料館には入らず。

天守近くまで車で行くことも可能ですが、登山口から山上までは約20分。

登山口は夢海游 淡路島というホテルの脇にあります。

現在地から反時計周りにピンク色で示された遊歩道を歩いて行きます。

道は整備されてるので、普通のスニーカーでOK。

立派な木を見ると、何だかありがたい気分になる。

スタジイっていう木だそうです。

搦手口

登り始めて15分で搦手口に到着しました。

写真をご覧の通り、お天気は曇りで行ったのは4月下旬でしたがまぁまぁ汗だく。

こちらの搦手口は、洲本城の始めの頃、麓から登城する大手口(門)であったと考えられています。

本丸大石段・本丸虎口

 

 

関ケ原合戦以降の構築と考えられている本丸の大石垣。

こちらを登ると、本丸虎口があり本丸へと通じています。

虎口は、敵の直進をはばむために屈曲した形。

本丸

洲本城はこのように横にむにゅーっと広がった形をしています。

本丸はそのちょうど真ん中らへんにあたります。

現在の天守は、1928年に展望台として建造されたもので、日本最古のコンクリート製の模擬天守です。

「模擬天守」とは元々天守が存在しなかった。もしくは存在していたかどうか不明なお城に建てられたものを言うそうです。

なので、このちょこんと小さな天守は完全イメージ。

天守台からの景色

天守台へあがると、洲本八景と名付けられた眺望が。

その1「大浜を大観」

ご覧の通り曇天ゆえ、いまいち残念な感じですが、水軍の城として築かれたのがうなずける眺望。海と洲本市街地が一望できます。

淡路島は海が綺麗なので、晴れていたら青い空と海でより美しい景色だったでしょう。

しばらく海眺めて休憩。

展望台として建てられた天守ですが、現在中に入ることはできません。

本丸出入口は、先ほど登ってきた虎口のみなので、もう一度戻って下記地図上の右側部分へ。

馬屋(月見台)

先端部に自然石が数個一列に並んでいることから、祭祀的な場所であったと考えられている馬屋。

ここから紀州海峡の眺望がよい、ということで来てみました。

洲本八景2「マリーナを眺望」

う、う~ん・・・

海峡の左側が和歌山県友ヶ島。右側が由良だそうです。

ここ馬屋の隣に駐車場があります。

日月池

谷池の湧き水を池にし、近くに井戸もあるため水が枯れることはなく、日常用水と籠城戦に備えられました。

下山ルート途中の遺構

行きは左回りで天守へ向かい、天守からそのまま左回りで下山。

ぐるっと一周ルートです。

八王子神社

東二の門

本丸の大石段まで真っ直ぐ続く重要な入口

石垣の中からめっちゃ木生えてる。

武者だまり

最も東の曲輪で、兵を待機させるための場所だったそうです。

東一の門から下って、元の登山口へ戻りました。

洲本城周辺散策

バス乗り場まで戻りがてら、散策。

大浜海水浴場

もう少し天気のいい日にこればよかったな。今更やけど。

バスの時間まで、バスセンター周辺をうろついてみた。

S BRICK

かつて紡績工場だった場所がリニューアルされて、カフェやワークスペースがある施設になっています。

洲本市立図書館

レンガ造りで格好いい。

ドラゴンクエスト記念碑

何でここにスライム?と思ったら、ドラクエの生みの親である堀井雄二さんの故郷なんだそう。

ドラクエファンの聖地とネットに書かれてたんですが、その通りこれ目当てで来ました!みたいな男性が凄い立派な一眼レフでスライムを延々撮り続けてました。

私、全然ゲームしないので、正直ドラクエに対して熱い思いもなく、キャラもスライムしか知らんので1枚だけささっと写真撮って退散。

一応、友達がやってるのを見てたりはしてた。復活の予言?みたいなのメモに書き残して遊ぶやつよな。

 

今回バスの中から自転車で島を走ってる人を沢山見ました。

自転車専用道路とかなく、車道走ってるからバスとの距離近くて見てて結構怖かったけど。でも、自転車で淡路島観光しながら走るの楽しそう!とまた新しい旅リストの項目が増えたのでした。