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千葉随一のパワースポット「香取神宮」|2025年初春の千葉旅③

千葉旅2日目。

1日目は、JR佐原駅近くの「ホテルルートイン香取佐原駅前」に宿泊しました。

駅に隣接しており、アクセスは「佐原駅から徒歩1分」と書かれていましたが、実質30秒、走れば10秒ぐらいで行ける近さでめっちゃ便利でした。

ホテルルートイン香取佐原駅前

2日目は、佐原から銚子方面へ。

その前に、千葉の古刹香取神宮に参拝します。

香取神宮へのアクセス

香取神宮へは、JR佐原駅からコミュニティバスで行くことができます。

平日と土日祝でダイヤが異なっているので、詳細は香取神宮のHPのアクセス欄をご参照ください。

katori-jingu.or.jp

佐原駅から香取神宮までは15分。運賃は大人300円。ICカードは使用できませんでした。(2025年3月時点)

バス停は参道商店会の手前にあります。

香取神宮より目立つ「歓迎」の文字。

平日の9時半に到着しましたが、割とお店はオープンしていました。

めちゃくちゃ可愛い看板犬に遭遇。

この後の行程全部すっ飛ばして、1日中この子と遊んでいたい衝動にかられましたが、そっぽ向かれたので、思いとどまりました。(柴犬のこういう媚びないところ、好きよ。)

大鳥居に到着。

香取神宮について

香取神宮の創建は、初代神武天皇の御代・紀元前643年と伝わっています。

御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)

この神様は、古事記の出雲の国譲りの話に出て来る神様です。

経津主大神は、天照大御神の命の下、武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と共に出雲へ派遣され、国譲りの交渉を成功させました。

古くから国家鎮護の神様として皇室からの崇敬も高く「神宮」の称号を与えられています。(明治以前に「神宮」の称号を与えられていたのは、伊勢・香取・鹿島の3社のみ。ちなみに、鹿島神宮の御祭神が国譲りに派遣されたもう一柱の神・武甕槌大神です。)

奈良の春日大社や宮城の鹽竈神社など、経津主大神(香取大神)を祀る神社は全国に数多くあり、香取神宮は約400社ある香取神社の総本社でもあります。

iechiko.hatenablog.com

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境内のみどころ

境内の面積は、約12万3千平方メートル。正直、数字で言われても全然ピンと来ませんが、実際歩いてその広さを感じました。

実経験に勝るものなし。

鳥居をくぐると両側に石灯篭が並ぶ表参道。

何だか春日大社に似ています。

地図上の「現在地」となっている所で、道が二手に分かれています。

そのまま真っ直ぐ表参道を行くと楼門に繋がり、左手の分かれ道へ行くと「要石」があります。

まずは要石を見に行ってみることにしました。

香取護国神社

要石までの道中にある神社。

昭和21年9月創建。香取市および旧香取郡の戦没者が祀られています。

末社・押手神社

この押手神社の向かいに要石があります。

要石

「念(おも)いかなう かなめいし 「石」は「意志」に通じます」

だそうです。

こちらが要石。

昔からこの地には地震が多く、その原因はナマズが大暴れしている為と考えられていました。

その原因となるナマズを抑えるために、地中に差し込まれたのがこの要石。

鹿島神宮にもあり、香取は凸形石、鹿島は凹形石をしているそう。

いつか鹿島神宮に行った際には、忘れずに見に行こう。

要石から本殿方面への道。

木漏れ日が気持ちいいですが、両側に林立するのは大敵の杉。(スギ花粉持ち)

神社仏閣って、何でこう杉の木が多いんでしょう。

総門

要石から3分程度で総門に到着。

階段下には両側に狛犬の姿がありました。

楼門

総門をくぐると手水舎があり、その隣には立派な楼門。

1700年に本殿と共に建造されました。

楼上の額は東郷平八郎さんの筆によるものです。

偉人の方って、達筆な人多いですよね。

まぁ、達筆な人だけが書を残しているから、そう感じるだけな気もしますが。

本殿

1700年、徳川幕府によって造営された本殿。

・・・拝殿、絶賛修繕中。

外側が修善していても、神様がいらっしゃる事には変わりません。

経津主大神のご利益は、勝運・交通・災難除けなど。調べたら、多数のご利益が紹介されているページもあったので、もうほぼ何でもお願い事聞いてくれそうです。

拝殿および本殿周囲をぐるっとまわってみました。

修善していたのは拝殿の正面部分だけだったので、本殿は装飾などを見ることができました。

三本杉

神饌殿の隣にある三本杉

源頼義がこの杉に「天下太平、社頭御栄、子孫長久の3つの願い成就すれば、この杉自ら三岐に分かれん」と祈願したところ、1株の杉が3岐に分かれたそうです。

御神木

境内には立派な杉の木が多数ありますが、一際目を引くのがこちらの御神木。

樹齢は1000年を超えると言われています。

立派です。圧倒されます。

でも、特にこの季節は敵です。

(たまらず境内に入ってからマスク装着しました。)

でも、杉からしたら、我々人間が勝手にアレルギー反応起こしているだけなんだから、知ったこっちゃあるか、やと思います。その通りです。

神楽殿

現拝殿が造営される前の旧拝殿。

御朱印を頂いた後、初詣以来、今年2度目のおみくじを引いてみました。

初詣では「小吉」

今回は「末吉」でした。

一般的には小吉>末吉>凶の順とされるので、ワンランクダウンして吉の中のべったでした。

これから吉に向かって上がる伸びしろしかないわ。

奥宮

帰りは、JR香取駅まで歩く予定だったので、駅方面に向かいがてら最後に奥宮にも参拝しました。

楼門を出て、西へ旧参道を100メートルほど行った所に奥宮はあります。

こちらでは経津主大神の荒魂が祀られています。

開運厄除・心願成就のご加護を得られるとのこと。

全国の神社仏閣ごとにご利益あるけれど、結局「心願成就」が全てを網羅してるんじゃない?っていつも思います。

何にでもなれる、大富豪のジョーカーみたいな感じ。

社殿は、昭和48年伊勢神宮ご遷宮の際の古材によるもの。

奥宮でも御朱印を頂き、香取神宮参拝終了。

スギ花粉にはやられましたが、清々しく居心地の良い神社でした。

徒歩でJR香取駅へ

徒歩圏内の最寄り駅はJR佐原駅の一つお隣、JR香取駅です。

徒歩圏内と言っても、約2キロあります。

2キロを徒歩圏内と言えるかどうかは、人それぞれですが。(私は余裕で徒歩圏内。)

のどかな田園風景を眺めながらウォーキング。

昨日と打って変わって、この日は雲一つない晴天。

完全に真冬仕様のアウター着ていたので、若干暑かったですが、寒いよりは暑い方がまし。

この季節、日ごとに気温が大きく変わるので旅行の服にめっちゃ悩みます。

小春日和の中、お散歩気分で歩いてJR香取駅に到着。

市の名前を冠していますが、無人の小さな駅です。

そしてここから、今日も今日とて成田線・銚子行に乗車し、終点銚子を目指します。

香取神宮利用案内

  • 拝観料:無料
  • 授与所、御朱印受付の時間(通常):8:30~17:00

katori-jingu.or.jp