えちこの旅ブログ

知的好奇心のおもむくままに

MENU

扇形ねぷたが街を練り歩く「弘前ねぷたまつり」|2024年東北夏祭りめぐりの旅⑨

東北3県夏祭り巡りの旅 4日目。

4日目の夜は、青森県弘前市で行われる「弘前ねぷたまつり」を見学します。

お祭りの見学場所を求めて彷徨う

美術館や弘前城など、駅周辺の観光スポット巡りを終えたあとは、夜に行われるお祭り見学の場所探し。

途中、運行するねぷたの展示場所を通過。

君たち、さっき弘前駅前にいたよね?

うん、やっぱり。3時間前、駅前にいた子たちだ。

昨年見た青森ねぶた祭の山車は、立体タイプが多かったですが、弘前ねぷたまつりの山車は、扇型で平面部分に絵柄が描かれているものがメインです。

青森ねぶた祭の山車

あと、青森は「ねた」ですが、弘前は「ねた」です。

「ねぶた」より音の響きが可愛い。

ねぶた祭りは、青森県各地で行われていますが、中でも「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多(たちねぷた)」の3つは三大ねぶた祭りと呼ばれています。

ねぷたの運行コースは2パターンあり、8月1日~4日が土手町コース。8月5日~6日は駅町コース。私が行った5日は、駅前を運行する駅町コースでした。

ねぷたの運行は19時から。

1時間前の18時過ぎには、道路沿いに多くの人が場所取りを行っていました。

どの辺で見るのがいいのか、事前知識ゼロ。

大館に戻らないといけないので、結局弘前駅近くで見る事にしました。

弘前駅前の有料席エリア。

この有料席エリアの後ろのスペースに、席確保している人たちが沢山いました。ほぼ距離が変わらない位置で、無料で見れるんだ。賢いっすね。

弘前駅前には、大きなバスロータリーがあります。

バス停で、明らかにバスではなく、ねぷた運行を待つ人たち。

とりあえず、ロータリー内の縁石をベンチ代わりに待つことに。

(バスの運行は、この時間にはもう止まっていたようで、ロータリー内には入ってきませんでした。)

正面の大通りが運行ルートではあるのですが、ぼーっと座っている間に人が集まってきてしまったので、ちょっと移動・・・

f:id:iechiko:20240828233011j:image

そして、最終的に東横イン近くのロータリーの角を、本日の見学場所と定めました。

この先、ロータリー前では道が分かれているのですが、ねぷたも手前の道と奥の道に分かれて運行されていました。

なので、ロータリー側にいると、奥側の道を通るねぷたは目の前を通って行かないことになります。(とはいえ、ねぷたは大きいので、十分見えるっちゃ見えるんですけど。)

何も知らずに移動してきましたが、結果的に分岐点の手前だったので、全てのねぷたを目の前で見る事ができました。

「ヤーヤードー」の掛け声と共に、大小ねぷたが街を行く

駅前は、運行ルートのちょうど中間あたり。

19時にねぷた運行がスタートしましたが、実際に姿が見えたのは約10分後でした。

先陣を切って登場した大太鼓。

弘前ねぷたの特徴は、最初に小型のねぷたが運行し、その後に大型ねぷたが登場します。

この日は、31のねぷたが運行されました。

なお、この先登場するのはほぼ大型ねぷたです。写真見返したら、小型はあんまり撮影してなかった・・・

そして、それぞれのねぷたの後ろには、笛や太鼓を演奏する囃子方の方たちが続きます。

青森のねぶた祭りの掛け声は「ラッセーラ ラッセーラ ラッセラッセ ラッセーラ」でしたが、弘前のねぷたは「ヤーヤードー」と全く違う言葉。

囃子とこの「ヤーヤードー」の掛け声と共に、数々のねぷたが運行されていきます。

ねぷた運行が始まって30分。デジカメの電池が切れました・・・

ということで、ここから先はiphoneで撮影。

iphoneの方がズームも効くし、綺麗に撮れてる気がするけどね・・・(綺麗に撮れ過ぎるとも言えるけど。)

f:id:iechiko:20240831110247j:image

本日、3度目の猫型ねぷた。

やぁ、また会ったね、みたいな軽い友達気分になりました。
f:id:iechiko:20240831110709j:image

イトーヨーカドー弘前店が、9月29日をもって閉店してしまうそうです。

昨年、この中にあるLOFTでモバイルバッテリーを購入できたお陰で、スマホの充電切れを防ぐことができました。充電が切れたら、途方に暮れるところでした。

あの時は大変お世話になりました。
f:id:iechiko:20240831110245j:image
f:id:iechiko:20240831110225j:image
f:id:iechiko:20240831110316j:image
f:id:iechiko:20240831110643j:image

劇団・ワハハ本舗のねぷたも登場しました。

恐らく、メガホン持っていらっしゃるのが、ポカスカジャンのタマ伸也さんだったかと。
f:id:iechiko:20240831110222j:image
f:id:iechiko:20240831110236j:image

ねぷたは、真っ直ぐ運行するだけでなく、途中で止まってグルグルと回転したり、観客の方にグッと近づいて来たりしもします。

その度に、沿道の人たちは拍手と歓声で大盛り上がり。
f:id:iechiko:20240831110652j:image
f:id:iechiko:20240831110250j:image
f:id:iechiko:20240831110715j:image
f:id:iechiko:20240831110214j:image自衛官の方たちによる演武。
f:id:iechiko:20240831110220j:image
f:id:iechiko:20240831110712j:image

時折、小型ねぷたを運行している方などが観客に近づいて「ヤーヤードー」と声を掛け、それに観客が「ヤーヤードー」と答えるコール&レスポンスもあり、見ている側も祭りに参加している気分を味わえました。

f:id:iechiko:20240831110242j:image
f:id:iechiko:20240831110230j:image
f:id:iechiko:20240831110700j:image
f:id:iechiko:20240831110258j:image

青森のねぶたもそうでしたが、弘前のねぷたもコンテスト要素があり、毎年審査が行われています。

賞を受賞したねぷたには「〇〇賞」と書いた札が付けられていました。

f:id:iechiko:20240831110239j:imagef:id:iechiko:20240831110646j:image
f:id:iechiko:20240831110312j:image

こちらの茂森新町のねぷたが、今年の「青森県知事賞」を受賞したねぷた。

複数賞があるのですが、恐らくこの知事賞が一番トップなんだと思います。だって、知事だもん。
f:id:iechiko:20240831110718j:image
f:id:iechiko:20240831110657j:image
f:id:iechiko:20240831110233j:image
f:id:iechiko:20240831110706j:image
f:id:iechiko:20240831110703j:image
f:id:iechiko:20240831110654j:image

上の「弘前市役所ねぷた実行委員会」のねぷたが通りすぎたのが、20時40分過ぎ。

31団体の16番目のねぷたでした。

あと半分ほどまだ残っていますが、弘前駅20:55発の列車に乗車するため、ここらでお祭り会場を後にすることにしました。

この次の列車が大館までの最終で、それであれば最後までねぷた運行見れるのですが、大館駅に着くのが23時過ぎになってしまいます。

駅の周辺に人気がなくて、静かすぎる&暗いのであまり遅くなるのは避けようか、と。

いや、電灯はあるし、ホテルも駅から近かったし、別に治安の悪い場所でもないでしょうから、そんな危なくはないと思うのですが、夜中でも明るい大阪市内に住み慣れてしまうとちょっと怖く感じるんですよね。

ま、実際は都道府県別で見たら大阪が犯罪率一位なんですけど。こっわい街やで。

(幸い、今まで私は何の被害にもあったことはないですけどね。ただ、窓開けて寝てたら、夜中にどこからともなく叫び声とか聞こえることが度々あります。多分、どこぞの酔っ払いやと思うけど・・・これ、都会あるある?)

もっとスタート地点近くに場所取りしていたら、もっと多くのねぷたを見れたな・・・とは思いましたが、割といいポジションで見る事ができたし、何より去年の青森ねぶた祭りでは、夜の運行は見れなかったので、明かりが灯ったねぷたを見る事ができて満足です。

地元の方が多いのか、あるいは皆さん車なのか、大館方面行き列車はガラガラでした。お祭り帰りに、列車が混まないって何て快適。

おまけ

列車に乗ろうと駅舎に向かったら・・・

f:id:iechiko:20240831110217j:imageまた、君たちか。