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旧県庁舎・旧県会議事堂「文翔館」|果樹王国さくらんぼマラソンの旅③

今回は、山形市内の代表的な観光スポットの一つ「文翔館」をご紹介します。

文翔館へのアクセス

・JR山形駅から徒歩30分

・JR山形駅から山交バス乗車 「市役所前」バス停下車徒歩1分

文翔館について

文翔館は、大正5年に建てられた山形県旧県庁舎及び県会議事堂です。

英国近世復興様式の建物で、昭和50年まで県庁舎として使用されていました。

昭和59年には国の重要文化財に指定され、10年にも及ぶ保存修理の後、現在は山形県郷土館「文翔館」として、無料で内部が一般公開されています。

ここも無料!山形市、お金使わずに観光めっちゃできる!!

と私が喜んだのは言うまでもありません。

こういう入館料や拝観料は、1か所あたり数百円~1000円程度と大して高くないですが、年間アホみたいに旅行に行っているので、チリも積もればで結構な金額になっている。と思う。

実際細かく計算したことないから分からないけど。

大正時代に建てられた美しい旧県庁舎

パンフレットに書かれていた「英国近世復興様式」が、どのような建築様式なのかは全くピンと来ていませんが、目にした途端に出た感想。

めっちゃオシャレ!これが県庁舎!?

でした。

ね?(同意を求める)

ね?(しつこく同意を求める。)

これが英国近世復興様式というものらしい。

建築にはちっとも見識がありませんが、昔のこういった洋風建築を見るのは凄く好き。

旧病院にしろ、旧県庁舎にしろ、山形市は公共の建物がやたらに美しい。

しかも、無料で見学できるんだから嬉しい。山形市、米どころでお金に余裕あるんかな・・・

正面玄関を入ると、中央に階段があります。

ステンドグラスは当時のものをクリーニングしたそうです。

窓ガラスも当時のもの。古い建物で使われている昔のガラスって、今の技術じゃ逆に作れないから凄く貴重って聞いたことある。

上ってまずは3階を見学。

正庁

現在の講堂にあたり、重要な会議などが行われていた場所。

県庁舎として、昭和50年まで使われていたということなので、割と最近(と言っても50年近く経ってますが)の県職員さんもこちらで会議をしていたのでしょうか。

ここで会議したら、自分がちょっと高尚な人物になった気持ちになれそう。

正庁にはバルコニーが付いています。

復元された市松模様のタイル。

バルコニーからの眺め。

バルコニーからの眺め その2。

貴賓室

知事室

文翔館は映画『るろうに剣心』の撮影場所にもなっています。

映画、見てないんですよねー

私が大ファンである福山雅治さんもご出演されているんですけどね。

ちなみに、絨毯は昭和35年に織られて、この部屋で使用されていたものをクリーニングし、敷き直したそうです。

60年以上使われ色は褪せていますが、生地はしっかりしている。いい絨毯は質が違いますね。

知事の視線、体感。

廊下の柄が、昭和のラーメン鉢を彷彿とさせる。

建物は中庭を囲うように部屋があるので、窓から中庭を眺めることができます。

当時の様子が再現された部屋の他、山形の歴史や郷土を紹介する展示コーナーなどもありました。

途中、隣で見学している方が

素敵な建物だから、無料で見させてもらうの申し訳なくなるわー

と仰っていました。

分かる。無料で見学できるのは嬉しいけど、ここはお金を取っていい場所だと思う。

続いて2階へ。

急に、再現人形登場。

昭和14年頃の職員をイメージしているそうです。

奥の課長っぽい人、芸人の岩井ジョニ男さんに似てる・・・

会計課の窓口。

窓口からのぞき見。

中庭

中庭も撮影現場となったそうです。

床のツヤが半端ない旧県会議事堂

旧県庁舎と旧県会議事堂は、渡り廊下で繋がっているのですが、それに気づかず私は外に出てしまいました。

こちらの建物も、国の重要文化財に指定されています。

はい、床ピッカピカ。感動覚えるピカピカ具合。

こちらの部屋は、県会の議場として使われていましたが、県会で使われていないときは講演会や演奏会などの会場としても使用されていたそうです。

床のリノリウムは、当時はイギリスから輸入したものが使われ、復元工事ではドイツから輸入したものが使われているそう。

昭和5年以降は、事務室として使用されていたそうですが、事務仕事より舞踏会が似合うお部屋。

ここ職場やったら、私なら毎日踊るわ。(ダンスの腕前は「踊りたくない芸人」レベルですが)

迎賓館や貴族のお屋敷などを見学したかのように、ちょっと優雅な気持ちになって文翔館見学終了。

ここが職場なら、数年前のクリスマスイブの残業中

どうせ家帰っても屁こいて寝るだけなんで、片付くまで残って仕事しますわー

なんて、下品な発言せずに済んだかもしれないなー。

(それは場所の問題ではなく、人間性の問題かと。)

利用案内

  • 開館時間:9:00~16:30
  • 入館料:無料
  • 休館日:第1・3月曜日(ただし、祝祭日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

www.gakushubunka.jp